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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
浦賀さんが亡くなったこと、とても残念。独特の、読む程に混沌としてくる世界観、意外すぎる展開にぎょっとすることも、もうないと思うと、残念でならない。
本作は、「翔んで埼玉」の様な自虐満載から始まる。こんなにけなしていいのかしら、と思ってしまう。
主人公達の背景の違和感には気付いたが、ラストがあまりにも予想外で、浦賀和宏らしかった。続編が読みたかった。
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2月に急逝した浦賀和宏最後の作品。川崎市に現れた伝説の殺人鬼に追われる(を追う)2人の主人公の語りが交互に並ぶ物語。結末まで読むと,ちょっとやり過ぎちゃったんじゃないかと思わぬこともないが。本来はシリーズ化される予定であったという。41歳とは早すぎる。
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浦賀さんが急逝していたという事実に驚き。
「彼女は存在しない」で彼の本を知った。
失礼ながら稚拙な書き方だなと思っていたが、平易な言葉で書く人だと分かった。そして、最後に衝撃を受けたことを今でも覚えている。
今回のラストも浦賀さんらしくぶっ飛んだ感じで、やはり読み返しは必須だった。川崎に妙に詳しいと思ったら出身地だったのね。川崎を知ってる人は目の前に鮮やかに光景が浮かぶ。シリーズ化するつもりだったと知り、やはりまだ読みたかったと思う。41歳ださという若さで…残念で仕方ない。
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川崎市在住なので、タイトルと帯に釣られて買って、その日のうちに読み終えました。
パラレルで進む叙述の、随所に散りばめられた違和感から、基本トリックが分かりそうで分からず、最後に、「そう来ましたか。。」で、今から気持ちよく寝ます。
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うわっ!すごいラストで衝撃大!
いや、タイトルもインパクト大!
治安が悪い川崎で暮らす赤星はある日、目の前で彼女を殺される。最後に彼女から聞いたのは、伝説となった川崎の殺人鬼・奈良邦彦の話。実は学校の先生がその殺人鬼から逃れた一人だという。その後、赤星は奈良につきまとわれ何度も殺されそうに…。果たして奈良の正体は?そしてその理由とは?
いや~人がバタバタ殺されていく様子にちょっと笑った。なんだろう、このジェイソンぽい感じ。
で、ラストが…ええ!?
なかなかな衝撃を受けた1冊
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途中まで面白く読めましたけれども、ラストがなぁ…まあ、浦賀作品はいつもラストが微妙なんですよね! 腑に落ちた、という感じにはならなくていつもお茶を濁されている感じがして…まあ、中途までは面白く読めたし、イイかな…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
これが遺作となるわけですか…すごいタイトルだなぁ、と店頭で見かけた時には思いましたね。川崎は僕の住んでいるところから比較的近いんですけれども、そういえばあまり訪れることなく今日までやってきましたね。この本を読んで川崎と言う街に興味が沸いてきました! けれども、この小説にもあるように、実際悪いイメージ通りというわけでもなく、訪れてみれば普通の街なんでしょうけれど…どうにも日本には前評判やら、先入観、イメージが先行するような、そんな雰囲気がありますね! ちゃんと実物を見て判断しないと…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、浦賀さんの作品で好きだと思ったのは初期の安藤直樹シリーズと松浦純菜シリーズくらいですかね…松浦~はまだ文庫化されていないってか、もう文庫化の予定はないのか!?って感じですけれども、久々に著者の本を読んでみたら、不思議と過去に読んだシリーズとか再読したくなってきましたねぇ…さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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"叙述トリック"でも"どんでん返し"でも表現しきれないぶっ飛び感。ご当地小説としてもエンタメ度相当高くて笑える。川崎市民は読みましょう。
あまりにも早い死。御冥福をお祈りします。
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「川崎区は治安が悪い」「武蔵小杉はセレブの町」みたいな噂(先入観?)を現実化したような設定。実際はそんなことない(と思う)けど、そんな風評を壮大に誇張したようなセリフやスプラッター映画みたいな場面が展開されます。
最初は登場人物たちが本気で川崎をディスる様が可笑しく映り、ちょっぴり笑いさえこみあげてきましたが、後藤家殺人事件の真相や、美咲と奈良邦彦の関係など謎めいた点が浮上してくるあたりからそれらの真相が気になってきました。
最終的なオチ(Z国とか、仮想都市川崎(笑)とか)は、個人的には斜め下感のある内容で拍子抜けしてしまいました。けれど、赤星編と愛編の“ズレ”には驚かされましたし、結末に至るまではかなり引き付けられるように読んでました。
これが作者の遺作というのが残念でなりません。
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川崎区をひたすら悪しざまにいうところに爽快感を感じつつも,だんだん怖くなってきたわ川崎市民。
「愛」はたぶん,「恵」なのね。
(追記)
ああ,時間軸がずれているの?。赤星がいう「先生」と,愛がいう「先生」。
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描写や会話文の日本語が理解し辛く、話が入ってこないので読み進めるのが難しかった。最後に「なんだそれ!?」という説明があり、その情報を元に再読すると、読み難い前半も少し解けるという次第。
川崎の本屋で購入。店員のPOPにもあったが、ここまでディスられているとは。武蔵小杉や鴨居も登場。
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神奈川県川崎市を舞台に繰り広げられるサスペンスホラー小説、浦賀和宏氏の遺作です。
川崎は仕事の関係で縁があり、凄まじい書名ですが手に取りました。
川崎市川崎区が他区と比べて極めて治安の悪い底辺の地域として描かれ、実際の川崎区民は読んでどう感じるのだろうかと少々不安になる内容です。
川崎市幸区の一家殺人事件の容疑者でありブギーマン伝説のような殺人鬼“奈良邦彦”が、川崎区に再び現れるところから物語が始まります。
激し過ぎる描写が多いために現実味が薄いのですが、それは読み進めると感じてくる違和感に通じるものでした。
著者による壮大なカラクリが用意されているのです。
地名が多く出てくるので住民か否かで感じ方が異なると思いますが、後者である私でも楽しめる作品でした。
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川崎での一家惨殺事件に絡むお話でした
川崎にいる男子と武蔵小杉へ越した女子の視点でのストーリー展開
終盤、ん?あれ?
ってなるところから徐々に真相があきらかになる流れ
まぁでもなんか設定が・・・って部分もあるような気がしてますがおそらくは回収はできてるんだろうなとは思います
でも納得いかない部分もありました
これのシリーズ化の構想もあったみたいですが実現できずとても残念です。それ以前にこの著者の新作がもう読めないと思うとそれが残念です
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川崎市民です。駅のどの本屋でもルポ川崎(帯にでかでかと「ここは地獄か」と書かれてます)と一緒に平積みされて煽られてます笑。本書でのチネチッタの言われようや武蔵小杉の別世界感は最高でした。
十数年ぶりに浦賀さんの作品読みましたが、やはり作風も変わったのか、細かい内容はうーん、、
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翔んで埼玉ならぬ翔んで川崎じゃないかと半笑いで読み終わったら、最後の解説でまさにそのように言われていてふふっ笑となりました。
完全にギャグです。
叙述トリックもオチも含めてギャグです。
ギャグですけど川崎は本当に地獄のような街ですから、面白半分で遊びに来てはいけませんよ。
私達はこの地獄で地べたを這いずって暮らしています。
うちは川崎区じゃなくて幸区なのでギリ大丈夫ですけど。
九龍城のゲーセンはちょっと前に無くなったんですよね確か。
一度行ってみたかった。あ、でも川崎区は危ないからだめか。
おもしろかったです。
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初っ端から武蔵小杉への憎悪や羨ましさが表現されてて笑った。チネチッタやウェアハウスも出てくるから行ったことある人は楽しめる。
終盤は想定外。賛否分かれそう。自分はこれも好き。