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図書館で借りた。
著者が何となく書いてきた作文が溜まっていて、
それを本にしたものらしい。
各季節のこと、正月のことなど色々なことが
綴られていた。
料理の初歩で教えられたことが2つある。
正しい味を知ること、腐敗・毒の味を知ること。
という部分が印象に残った。最近中毒事件が多い、
ということにかけての話だった。
文章がとてもきれいで、試験の合間に読むと
すっきりした気分で次の試験に臨めた。
巻末に著書目録が付いている。
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私が好きな幸田文^∞^
古本屋で初版を見つけてうっはうはだった
初版はレトロな雰囲気でかわいいんです
何故これかというと、あたしが虫歯で悩んでいるときに、この本に歯医者にまつわる話があったからです
ただそれだけです笑
ただ初版は旧字体で読みにくい!
それだけが難点かな・・・
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▼POPを書くために読み返している本第一弾。▼やっぱり幸田文のエッセイが好き! 心に秋風、と勝手に呼んでるんだけど、軽くて着心地がいいんです。▼更に、この最中みたいな表紙もかわいくて好き。書棚に入れておきたい一冊。(10/2/10 読了)
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「番茶菓子」は、○○の小品という章立てに分かれて、短いエッセイがつまっています。花、夏、きもの、・・・など。
この中で、強烈に記憶に残ったのが梅のエッセイ。
その決め台詞は、「奥さん。どこへ逃げたって、あなたのからだからは梅の花の匂いがするんですよ」ちょっとどきっとしますね。
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短編エッセイ集
ひとつひとつの情景があざやかで目に残る。重めの本を読んでいるときの息抜きに良いかも。
ふとした時にある一瞬がよみがえりそうで、いつまでもささやかに記憶に残りそう。あとがきを読んで長編を読んでみたくなった。
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戦前、戦後あたりの日常のエッセイ。
上品で綺麗な日本語。
きものについてが特に良い。
ただの衣服を越えたもの。
おしゃれの考察は深い。
ただ小奇麗にセンス良く装うだけでない。
その人に似合わしい装い方、振る舞い、気遣いすべてが
合わさって印象に残る「おしゃれな人」と呼ばれる。
現在、文さんのいうようなおしゃれな人は皆無でしょう。
父である露伴の云うおしゃれや機転にも唸らされる。
今の住まいにきものはそぐわないけど、
きものを着なくなってから、日本女性の立ち居振る舞いの
美しさ、心遣いは確実に無くなったと思う。
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印象に残ったのは、料理で大事なことは、正しい味を知ること、腐ったものの味が分かること、ということ。最近はインターネットですぐにレシピが調べられるけど、野菜やお肉はものによって味や固さが違うのは当たり前。その食材に合わせた作り方ができるようになりたい。あと、賞味期限だけで判断するのではなく、自分で食べられるものと食べられないものを分かるようにならなくては。自分の五感で生活できるようになろう。
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清少納言は、学生時代に古文で習った程度なのだけれど。
読みながら、この人は、現代の清少納言みたいだな、と感じてしまった。
凛としていて、才気あふれていて、孤高で、皮肉もビシバシ口にする、強気な人。
日常のことを書いているのだけれど、どこかはっとさせられる。
同じ時代に生まれていたら、気が合ったんじゃないか、と思うと、しんと面白い。
できることなら、この人が生きている時に、読んでみたかった。
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四季折々の暮らしのなかで著者が感じたことや心掛けていることをつづったエッセイ集です。
父露伴から日々の生活の知恵について厳しく教えられた著者のものの見方が示されており、興味深く読みました。現代とは生活のリズムをはじめあらゆるものが異なる時代のことも多く、実感としてはわからないこともあるのですが、著者の感性のこまやかさは、その文章を通して伝わってくるように感じられました。