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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前首相の新型コロナ対応緊急宣言の演説文を添削して説明するくだりは納得できる。元々滑舌が余り良くない話し方で内容が良く聞き取れないことが多かったのだが、加えて演説文の棒読み感が抜けきらない。深刻なのは説明しようという気持ちが伝わってこない。なのでわかりにくい。だが、不思議なことに、ヤジを飛ばすときは滑舌もよく、当意即妙のヤジを発していた。
パワースピーチという用語は初めて耳にするが、心に響く、説得力のある話や演説を思いうかべればよいのかもしれない。講演や挨拶の類いでも同様だろう。本書の中で紹介している福沢諭吉と齊藤隆夫の指摘は普遍性をもつのではないか。
誰もが話す言葉を使って、皆に伝わる公共の言葉を話なさい。
誰もが納得できる論理で、問題を大きくつかまえ、真っ直ぐに話しなさい。
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パワースピーチというものは確かにある。
必要な場面も、必ずある。
それは分かる。
いくつか例も挙げられている。
コロナに関して言えば、NY市長とか、メルケル首相だったりとか。
が、その結果、どうなったのか、どう受け止めてどういう効果があったのかいまいちわからない。
日本にはパワースピーチが生まれにくい。それも分かる。
だが、日本にパワースピーチがなかったことでどうなのか、よくわからない。
ま、それを取り巻く整備文体とか、自然権などの概念の話の方が面白かったな。
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実例として安倍首相の緊急事態宣言の添削があり、面白い。
整備文体(=意味を分からなくするために使う文体)を用いる官僚がスピーチ原稿を用意することの問題点を指摘しているが、これは保守的な民間企業でも全く当てはまる現象と実感。
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時事ネタである、コロナという未曽有のできごとを中心に描かれているからこそ、分かりやすいし、安倍総理大臣の残念さが際立った。一字一句しっかり読めば理解できたかもしれないが、私には字面を読む以上の成果は得られなかった。
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言葉は人を表す。
必要な言葉のみを伝える。
そのために、読み、書き、伝える。
精選された言葉を使っていきたい。
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パワースピーチってものがあるぞ、と主張しているが、なにがパワーなのか定義がわからん。気に入ったと言っているだけな気がするが、そんなこと気にしないでも、良いスピーチは良い。タイトルで損をしている本。スピーチ分析も切れ味よい。あと、、、結局安部批判
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聞き手に魅力的なスピーチ(パワースピーチ)を考える本。NY州クオモ知事やメルケル独首相のリーダーのコロナ関連記者発表(スピーチ)はなぜ伝わるのか、日本の記者発表はなぜ伝わらないのか。各スピーチの構成や表現の分析があり、著者の添削例で改善すべき箇所が実感できる。日本語には官公庁言葉である整備文体や企業幹部が楽々挨拶できる定型があるとの解説も興味深い。スピーチが聞き手の心に入らず間延びを感じる場合、たいてい整備文体か楽々挨拶定型であることが気づかされる。
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書かれていることは、きわめて真っ当。
だから、意外性や発見感は少ない。
安倍晋三前首相のスピーチの
分析が一番面白い。
不要なことを捨てると半分以下になるし。
しかし、これで「平均点かそれ以上」という
評価になる日本の政界っていったい??
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第1部伝説の討論
あいまいな戦後日本
言葉を研ぎ澄ます
怪しい戦後知識人
自然を欠いた法学
やりとりの本質
言葉の確かさ
言葉を磨く方法
第2部これがパワースピーチだ
第1章クオモNY州知事の伝え方
第2章メルケル首相の言葉を紡ぐ力
人権をなぜ制限するのか
緊急権は交易を守る
誰もが当事者
パワーフレーズ
第3章チャーチルはなぜ歴史を動かせたか
第3部パワースピーチのつくり方
第4章添削でよくなるスピーチの実例
スピーチの組み立て
第5章日本の名スピーチの実践者たち
シェークスピアと聖書
三田演説会
スピーチの精神
いうべきことは与えられる
演説の組み立て
第4部スピーチ力を伸ばす
第6章スピーチ原稿を磨く
7%の法則
力みフレーズのできるわけ
させていただきます
第7章スピーチ力を育む
話すことの幸福
ショウ&テル
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酷い。
当たり前で簡単なことを長々と難しく説明する段落が多すぎる。題名に関係あると思われるテキストは1/3もない。
二度と橋爪大三郎の著作は買わん。