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▼あらすじ
落ちこぼれ魔道士のティーノは、王妃のトーリの悩みを聞き唯一の得意魔法である遠見を使い、『タカツカサ』を探しに『ニホン』へいく決意をした。だが、ティーノの面倒をみてくれた先輩魔道士・ダンテからは大反対をくらうものの、ティーノの頑なさに最終的には手伝ってもらえることになった。しかしとあるミスでニホンにたどり着いたティーノは記憶喪失になってしまい……!?
***
ストーリーの完全度:やや高い
トーン:ほのぼの・シリアス
エロ度:普通〜やや低い
萌え度:普通
総合評価:★4.0
スピン元未読のままこちらを読みましたが、特に問題はなかったです。土台がしっかりしているので、ファンタジーものとしては面白い方だと思います。ストーリーも丁寧に描かれていますし、脇キャラの使い方も上手でした。
ただ、やはりスピン元である『救世主は異世界の王に求婚される』の方から先に読んだ方が世界観に馴染みやすかったかなーとは思いました。
あと、思っていたよりも大人しめのストーリーだったので、後半は少し退屈に感じてしまったんですよね…(^^;)
それこそ異世界で何か大きな事件やトラブルでも起きてくれれば良かったのですが、ひたすら平凡で(笑)
ハラハラドキドキするような展開を求めていた自分としては少々物足りなかったのですが、読み終わってから調べてみたところ、スピン元がどうやらそういう系の話らしいので、スピンオフはあえて大人しめにしたのかもしれませんね。
まぁ、ゆっくり時間をかけて恋愛に発展するのは良かったですし、ダンテとティーノの関係も意外性があって面白かったです。(ダンテ、てっきり当て馬かと…笑)
とりあえずスピン元が気になるので、次は『救世主は異世界の王に求婚される』の方を読んでみたいと思います。日本と異世界、もっと簡単に行き来出来るようになれば良いのにねぇ〜( ´-ω-)