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今回は特に作者の思想や社会情勢に対する考え方が色濃く出てるなと感じた。
『愚か者は死んでもいい国』
の中で国の独裁者についてキノとエルメスの間で話題に上るが、その際にエルメスが「自国の独裁者について愚痴が言えるような国は独裁国家では無い」という旨の発言をしている。
まだまだ自国の政治家について悪口が言えるだけいいじゃん!という矮小化とも取れる発言をしていたのが残念だった。
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メインストーリーというか作品の時系列に影響する「狙撃犯のいる国」が面白かった。
キノの戦闘シーンはワクワクするし、シリーズ20周年を迎えた著者の筆力にはスピード感がある。
ただ、やはり一年に一冊の刊行ペースだと期待が大きすぎてそれを大きく超えてこない。
キノの旅は自由度の高い設定の物語のはずなのに、どこかで見たような、過去のシリーズで読んだような作品が多かった。
そしてフォト編がいらない。
「ピンクの島」は別にキノの話でも問題ないからだ。
とりあえずすべてのキャラクターを登場させるためにさくっと書きました感が強い。
「赤い霧の湖で」もなんだか師匠たちの話っぽくなかった。
間延びして味の薄い作品が続くくらいなら、そろそろシリーズの終わりを見たい。
さすがにキノに関しては旅はまだまだ続くぜENDだろうけど、師匠たちが何をきっかけに旅を終えたのか、シズたちはどこの国に定住するのか知りたい。
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今年も楽しく読ませてもらった。今だと、世界観の不思議っぷりが少し足りないのかなという気もする。時代のせいか、それとも自分の見方が変わったせいなのか。
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祝!20周年。これからも予想を超える、斜め上をいく、肩透かしをくらう、想像にまかせられる等々の旅を期待しております。
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何年ぶりか分からないくらい久しぶりに読んだ。
22巻は持っていないはずなので、前回読んだのは一体いつなのか…
作者のTwitterを見ていなければ、もう永久に読むことはなかったかもしれない。いや、それも23巻が出たからじゃなくてベストエピソード集が出ると言うツイートがきっかけだったけれども…。
本屋に行ったときについ買ってしまった。
中身はいつものキノの旅で安心した!
何年もラノベから離れていたけれども、ハルヒの新刊も出たしことだし、また学生の頃のようにラノベを漁ってみようとか思ってしまった。
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どうやら二十周年記念らしい…。ということは最初に出会ったのが16歳の頃か。「この世界観好き!」ってなって読み続け、20年経っても変わらず好きな世界観だ。
今回も色んな国が登場。人が集まり国ができれば色んな考えや文化が生まれる。読者から見れば「変な国だなぁ」と感じるが、自分が今生きている国、時代も100年後の人類から見たら「変な時代ー、変な国ー」と思われるんだろうね。
信じていることや当たり前が不変であるとは限らない。時間が流れている限り”今”というのは過渡期、大きな変化の中の一時の状態でしかないんだろうね。
考えさせられる本です。
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相変わらず安定感がある文章と変わらず旅をするキノとエルメスをはじめとする旅人たち……。
今回は、いつもより風刺のきいた内容が多かった気がします。個人的には、「狙撃犯のいる国」と「赤い霧の湖で」が読み応えがありました。
狙撃犯~はキノの雪中でのアクションと洞察力が映えててかっこいい。結末は何とも言えない余韻があります。赤い霧~は切なさとお師匠からしたらちょっとぞっとするような内容で面白かったです。
「演技の国」はそれらの上映を観てみたいかも!
今回も美麗なイラストとセットで楽しめました。
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23巻! でも、かなり残念な巻でした。
文章も、価値観も かなり軽く書かれていて、1巻目のような 感動がなかった。
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いつも通りの世界観(⌒‐⌒)
これこそキノの旅って思いますね(⌒‐⌒)
わらしべキノの旅面白かったです笑
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【感想】
・うーん、ちょっとパワーダウンしてる感じはあるかな。以前より伝えたい感が出てきたかも? にやりとわらうような視点でおかしな国を報告する感じがよかったのだけど。
【内容】
・おまけ1はその人のキャラをそのまま映画にしようとする国。
・おまけ2は「ペンは剣よりも強し」なので伝えることを規制し審査している国。
・キノさんたちはロボットがいる国に行くがかつてこの国について師匠が懸念していたことの内容を忘れてしまった。
・フォトたちはなんでも「ピンク」に塗られた島に行くが。
・キノさんたちは巨大な箱が鎮座している国に入る。
・独裁者が愚か者を殺す国民投票を行った国。
・シズが訪れたのは優秀な兵士を作り出す国。
・狙撃犯と対決。
・終わった国。
・湖に出る有毒な赤い霧。
▼キノさんとエルメスさんについての簡単なメモ(ちゃんと書き始めたのは23巻から)
【相棒】師匠さんといっしょに自壊しそうなオンボロ車で旅してるちょっと背の低いハンサムな男。師匠さんの下僕と化しているふうもあるが、過去に殺し屋とかかなりヤバイことをやってたもよう。なぜ師匠さんについてきているのかは不明。
【エルメス】キノさんとともに旅をしているモトラドで、しゃべる。お気楽なタイプの彼がしゃべるのでこの作品は基本的に漫才となっている。自分だけでは動けないわけなので無理やり旅に引っ張りまわされているかたちだがその暮らしについて特に不満はないようだ。本質的に旅が(走り回ることが)好きみたいだ。エルメスは旅そのものなのだ。タンクの色は銀色。お寝坊さん。Wikipediaによるとモデルとなった単車は「ブラフ・シューペリア SS100」っていうやつらしい。
【カノン】キノの銃。リボルバー。右腿に吊っている。
【キノ】主人公。モトラドのエルメスさんとともに旅している短髪の美少女。だいたい誰にも負けない腕を持つガンマンだがとてもがめついらしい。ひとつの街に三日だけ滞在すると決めている。もらえるものはなんでももらうしもらえないものももらえそうならもらう。
【師匠】自壊しそうなオンボロな黄色い車で旅をしている男女二人づれの偉い方。長い黒髪。銃器の名手。いまだキノさんたちと出会っていないのでこの人の旅の話は過去編で、のちにキノさんの師匠になった可能性が高いかも。その場合「相棒」くんがどうなってるのかは不明。
【シズ】バギーで旅している緑のセーターを着ている真面目な青年。旅の目的は安住の地を見つけること。飛んでくる銃弾をたたき落とせるほどの剣の達人だがキノさんには勝てない。旅の仲間は陸とティー。元王族らしい。傭兵をしていたことがある。キノたちや師匠たちが行った国を別の側面から見せてくれることもある。逆の場合もある。主要メンバーの中では地味キャラだが『学園キノ』では立派な変態として目立っている。
【ソウ】小さなモトラド。フォトの相棒。彼女の足りない部分を補う役目を余儀無くされている。気分的には保護者。Wikipediaによるとモデルは「ホンダ・モトコンポ」らしい。
【タダ】キノさんはタダのものが好きだ。でもこの作品では���いたいみんなそうだ。誰かが言った「タダで物をもらった時は心の底から礼を言え!」
【旅人にとって必要なもの】キノさんいわく「自分への愛情」。
【ティー】本名ティファナ。シズさまが「船の国」で出会ったおそろしく無口で無愛想な少女。その後レギュラー入り。真っ白な肌に髪、透明感のあるエメラルドグリーンの瞳。記憶力がすごい。みたところ六~七歳くらいの感じだがとても賢くものがわかっている。最近はなぜか手榴弾がお気に入り。
【パースエイダー】銃器。ハンドパースエイダーはピストルみたいなもん。
【必殺板金】エルメスの言い間違い。一攫千金。
【船の国】シズさまがティーと出会った国。はっきり覚えてないけどそのときキノさんもいたような、国が崩壊したような気もする。
【フォト】17歳の写真家。「ポプラ通りの写真屋」をやってる。元奴隷だったが、主たちが食中毒で全員死亡し自由になった。ひょんなことから大金持ち。あまりものを知らなくて、純粋で天然ボケなところがある。相棒はモトラドのソウ。
【フルート】キノの銃。ライフル。どこかの国でもらった。
【モトラド】単車みたいなもん。空は飛ばない。すべてのモトラドが話をするのかどうかは不明。しゃべるタイプとしゃべらないタイプがいるようだ。しゃべるタイプも自分が自分のどこでものを見て聞いて声を出しているのかはわからないようだ。
【森の人】キノの銃。細身で弾倉着脱式で連写性能が高い。ある人物がくれたが、もしかしたらかつての「相棒」さんなのかもしれない。
【陸】シズさまとともに旅する白くてフワフワの犬。『学園キノ』でシズさまが「サモエド仮面」を名乗っているしたぶんサモエドという犬種だと思われる。いつも笑っているような顔をしている。最近ティーにバギーの定位置を奪われた。あるいはティーのクッションと化している。『学園キノ』では性格が悪い少年。
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「演技の国」
魅力を十分に伝えるために。
全ての作品がオリジナリティに溢れ面白そうだが、自伝を自ら演じている気分かもな。
「ペンの国」
思いを伝えるためには時間が。
一通り国が審査してから報道すべき事もあるだろうが、今この瞬間に伝えるべき事もあるのでは。
「赤い霧の湖で・b」
これは一体何の光なのだろうか。
不思議な感じもするが、美しい光景なのだろうな。
「ロボットがいる国」
予想外の考えが生き抜く術に。
仲間という意識が無く便利な物と考えていたら、訪れた頃には師匠の言う通りになっていたかもな。
「ピンクの島」
大好きな色に全てを染めた。
何がどうなって現在の状況になったのか不明だが、色の概念がおかしくなっているのは確かだな。
「眠る国」
永遠の命を得るために。
本当にできるか分からない技術を待っている間、これだけ酷使された身体は持つのだろうか。
「愚かな者は死んでいい国」
投票の本当の意味を理解する者は。
全て独りの責任で行うのは心身共に疲労困憊だろうが、腹を括って決めた道ならば最後までしっかりやり遂げるべきでは。
「戦える国」
感情を無にしなければ。
戦場において一番不必要なものではあるかもしれないが、人間としてではなく物と同等の扱いになってしまいそうだな。
「狙撃犯のいる国」
持ち物検査は厳重に行われるが。
しっかりと模写までして管理しているというのに、国にない物の構造を知らないだけで簡単に騙されてしまうのだな。
「始まりと終わりの国」
誰もいない廃墟と化した町並み。
観光地として成立したら、国ごと引っ越すとでもいうのだろうか。
「赤い湖の国・a」
生きて通れるかは運次第。
詳しく調査せず生き延びる可能性の高い者を労働者にし、旅人に生死に関する書類まで書かせて運行するのはどうなのだろう。
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「ロボットがいる国」が好きだった。
仲間として迎えていた勤勉な人たちは生活が便利でうまくやれているというのが昔話の教訓めいていて良い。
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いつものキノの旅、皮肉めいてて面白い。何気にあの人が主役の話は初めてでは?このシリーズも長くなったなー