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名作はちょっと…と敬遠していましたが、読んでみると意外に面白かったです!
サマーキャンプのベッドで涙するロッテの姿にジーンとしました。
いつもそうやって一人で我慢してるのかなと思うと序盤から感動でした^^;
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小学生のころに読んだはずだけど、オチしか覚えてなかったので再読しました。
良い作品なんだけど、訳が古すぎますね。私が生まれる前の訳なので、大人の私でも分からない言葉が出てきます。(「菊倍判」など。調べたら「菊倍判」は紙などのサイズでしたが。)もっと新しい、わかりやすい訳で読んでみたかったです。
子供目線でもハラハラドキドキですが、大人目線で見ると結構深刻な状況だったりして、面白かったです。
ときたま子供向けの名作文学を、大人が手に取ってみるのも楽しいですね。
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離ればなれの双子
離婚した両親の仲直り
現実は、もっと厳しい
物語の中だけでも、ハッピーエンドを
夢見たい。
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面白かった!
ロッテってこんな話だったんだ。
こどもたちの話だけど、きちんと大人たちの話でもある。そしてぜんぜん古くさくない。
ほんとうの女の人はこわいのだ。
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10年ほど前に、ミュージカルで観た作品。小さいときから本には多く接してきたつもりどったけど、出会ったことのないお話だったので一度は読んでみたい作品でした。
とっても理想的なラストが心をなごませます。大人は子供から学ぶことが多い。受け入れられる柔軟性を持つ大人だけが成長できるんだと改めて気づく。
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子どものころからなぜかケストナーを敬遠してきたんだけど、ほんとにざんげしたくなった。ストーリーももちろんいいんだけど、ケストナーの地の文がほんとにいい。子どもに対しても大人に対しても、同じように人生の真実を説教くさくなく、でも甘ったるくもなく、ざっくばらんにユーモアを交えてかたるという。この本が、もう戦後4年の1949年にドイツで(ケストナーはナチスに目をつけられていて、いつひっぱられたり暗殺されたりしてもおかしくなかった)発表され、翌年には岩波少年文庫の第1回配本で邦訳された(当時は高橋健二訳)って考えるとほんとうに胸が熱くなる。
「この世には、離婚した親がたくさんいる、そういう親のもとでつらい思いをしている子どももたくさんいる、また逆に、親たちが離婚しないためにつらい思いをしている子どももたくさんいる」
という状況の親子を描いた物語。お父さんと、あの若い女の人の緊張感あふれるやりとりとか、セリフもぜんぜん子どもに対して手加減してなくてすてきだった。
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至極の名作。
引き裂かれた家族がまた一つになる、親子の愛の物語。
児童向け小説なのだが、大人が読んでも十分に読み応えがある。
世代や経験によって、同じ本を読んでも面白さが変わるものだが、ケストナーの児童文学は、子供から大人まで、それぞれの目線で面白い。
それは、物語の核が人間本質的な営みを書いているから。
物語の構造を、子どものために、優しくわかりやすくしてしまえ、などとはしていない。
本来難しい話、色々と込み入っているであろう大人の関係も背景にしっかり忍ばせて、立体的な物語に仕上げている。
ロッテとルイーゼは姿は瓜二つだが、中身はそれぞれの人格を持っている。
二人が入れ替わることで、自分とは何か、そして周りの人たちとの関係が、改めて考えなおされる。
少し過剰に表現すると、アイデンティティの問題に踏み込んでいるとも考えられる。
人から見えるもの(社会的な側面)と、自分の内面(プライベートな人格)との関係。名前をつけること(レッテル貼り)とはどういうことなのかetc
ふたごの子供たちは、自分の考えを持って、行動する。この描写がいきいきとしていて楽しい。
登場人物たちは皆キャラがたっている。
良いところ、悪いところどちらももって、魅力的に書かれている。大人のずるいところ、せこいところもしっかり。
そして語り口が、優しく、そして時に面白く、冷静で、テンポが良い。
大人向けの物語だったら、ちょっとベタになってしまいそうな比喩も子供向けだからこそ。大人が読むとそこが新鮮だったりする。
『ベルが鳴る。幕間がおわる。オペラは進む。人生も進む。』
働くお母さんとお父さんと子供たち、という設定も現代に通じる。
親たちの事情により、子供たちが犠牲になること、弱いものにしわ寄せがくることに対する、ケストナーの抗議が見える。
そして、訳者の池田香代子さんのあとがきのすばらしさ。
『おとなになってケストナーを読んでわかったことですが、子どものころ、悲しみと向き合わなければならなかったとき、わたしがほしかったのは同情でもはげましでもなく、この尊敬なのでした。(中略)困難な立場を力いっぱいひきうけているひとりの人間として、みとめてほしかったのでした。』
何度も読み返したい本。
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手に取る機会があって読んだ。(岩波少年文庫創刊40年記念特装版)
巻き毛のルイーゼはウィーン育ち。
お下げのロッテはミュンヘン育ち。
休暇中に子どもの家で出会ったふたりは、そっくりのふたごだった!
ふたりは入れかわることにして……?
学生の頃に読んで以来の再読。
なぜか源氏物語の講義で男性講師が『ふたりのロッテ』の「男って何も気がつかないものです!」のところの魅力を嬉々として話していたのが印象に残っている。
そして私が使っている岩波少年文庫に挟まっているしおりが、たまたますみれ色の「ふたりのロッテ」のものなのだ。(結局しおりは、薄い紙が使いやすいと思うのです)
話が逸れたけれど、とにかく、再読にもかかわらず、とてもおもしろかったです。
ふたごの人たちは、こんな入れかわりの想像をしてみるものなのでしょうか?
入れかわることで、自分にはないものを得て成長して家族をもかえるなんて、すばらしいですね。
個人的にはペペールが登場する場面が毎回おもしろかったです。
育児ノイローゼ、離婚や再婚、いま読んでも古くない社会派童話です。
男性作者の描く男性(おとうさん)が、精神的にどこか弱いのにリアリティーがあります。
子どもだけでなく大人の読者にも話しかけるような地の文も嬉しく思いました。
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すごく昔の作品だったのですね!
こんな昔の時代から、オトナの恋愛・結婚に関する事情って対して変わらないんだなーと思います。
子供の感受性の豊かさ。
オトナの子供っぽさ。
いろんなものが、とてもシンプルで、子供の世界観で描かれていてすごく素敵です。
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文章がお芝居のト書きのようだと思いながら読んでいくと、そのわけは訳者のあとがきにちゃんと書かれてありました。
女の子が夏休みを過ごす宿泊施設で、ふたりは出会います。
まだほんの9歳、だけど女の子は早熟で大人びているから、ふたりの活躍がいきいきと描かれていて、こちらもわくわくと楽しく読めました。
小さい頃にこの本に出会っていたら、何度も何度も読み返していたかもしれません。
そして夢のような結末に、心おどるばかりでした。
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り。1121
5y8m
じ。483
3y
難しくったって、面白い本なら読めるんじゃないか、と、借りてみたシリーズ
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特装版30冊セットで買い、最初に読んだのがこれ。
懐かしい。
内容はかなりルイーゼ寄りなかんじもする。
お母さんとのピクニックの場面、とてもいい。
ああいう気質のお父さんだと、今後もまたトラブルがあるのでは、と思わなくもない。
ラスト、大団円だけど、お母さんの仕事やミュンヘンでの人間関係はどうなるんだ?
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林間学校・サマーキャンプに参加しているルイーゼと、そこへ後からやってきたロッテ、二人の女の子の数奇な運命の物語です。
ルイーゼとロッテは住んでいる場所や性格が全く違う二人ですが、信じられないほど外見がそっくりなのです。
段々と明るみになる真実、そしてそれを知った二人の驚きの行動。
そのドキドキなお話が一風変わった調子で語られ、読者を飽きさせない一冊。
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2020.7
子どものため息。自分の子どもの頃のため息も思い出す。大人はしっかりしないとダメだね。子どもの方がよっぽど大事なことをわかってるんじゃないかと思う。大人は忙しすぎてどんどん鈍くなる。それじゃあダメなんだ。
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親が離婚して離れ離れになった姉妹のお話
面白かっです。
2人の計画すごい(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)
でもよくバレないでできたね。まあ似てるからね。
でも寂しくなかったのかな。