怖いものから笑えるものまで
2020/09/26 03:40
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
「海の香り」「廃団地探検隊」「小さな生き物」「心配しないで」「わたしのお人形」「わたしのお人形後日譚」「インフェルノ~呪われた夜」の7本の怪奇短編集。
本格的に怖いのもありますが、表題作は途中まで怖いんですが、突き抜けて笑えるオチになってて、バラエティーに富んだ短編集です。
お人形の話の後に収録されてるインフェルノ、雑誌Cobaltで官能小説特集で掲載されたので、これだけエロスなホラーでギャップ凄いな…!って改めて思いました。
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笑えるホラーの第一人者でしょうね。今回も笑わせていただきました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
勿論、正統派ホラー作品もありますが、表題作に勝るものなし(爆笑)
今年もホラーは豊作です(^^)
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瀬川ことびさんのファンだったのですが、最近お見掛けしない……と思ってたら違う名前で活動されていたのか! しかも怪奇短編集、てので喜び勇んで買いました。そうそう、このテイストが好きなんですよ!
表題作「わたしのお人形」がもう大傑作。越したばかりの新居に残されていた古びた市松人形、徐々に起こる怪異……という定番の恐ろしい物語なのですが。途中から抱腹絶倒の展開になり、さらにはほっこりした後日譚まで。なんともキュートで癒される作品でした。読んだ後、表紙の人形たちがとても愛らしく思えてきます。
「廃団地探検隊」もお気に入りです。このほっこりテイストがいいんだよね~。なんともいえず楽しそうで。
逆にとんでもなく怖かったのは「心配しないで」。じわじわとした嫌さが後を引きます……。
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7作のホラーが収録されているが、全部作者が違うのかと思う程に雰囲気が違う作品で楽しめた。
ホラー作品として怖いものや、ホッコリするもの、官能的な表現を含む作品等、様々で飽きずに読み終える事ができた。
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先日 「シェアメイト」という、新津きよみ氏の本を読んで、ちょっとホラー小説も面白いと、思っていたら、この本を見つけてしまった。
初めて読む作者 瀬川貴次氏の本である。
沢山のホラー的小説書いている事に、あとで、気付いたのだけど・・・・(ごめんなさい、読んで無くて)
7話の短編 怪奇小説。
わたしは、この題名と同じ「わたしのお人形」が、気に入った。
市松人形とフランス人形、猫と犬のようなペットのような存在でありながら、持ち主を守っているような・・・
こんな人形が居たら、良いのになんて・・・・
居たら、又大変だろうけど・・・・
ホラーのようで、不思議な現代離れの話に、面白さを感じてしまった本であった。