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北海道警シリーズ第6弾。人質事件に偶然遭遇してしまった小島百合巡査部長が、事件の本当の狙いに気がつく。
読みやすく、面白く、ほとんど一気に読めた。
ただ、過去の道警シリーズ小説と比べると、複雑な事件を解き明かしていく過程のワクワク感や緊迫感(ハラハラ感)が薄く、少し物足りない気がした。
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佐々木譲さんの道警シリーズは
事件の現場や移動する場所が
手に取るようにわかるのも魅力
人質事件のおきるワインバーは
昔の地崎バラ園の下・・・って
お馴染みの場所すぎてリアル
今回も、事件がおこる前から解決するまで
小説の中は1日経っていないスピーディーさで
ついつい読み出したら止まらずでした
楽しませてもらいましたです
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佐々木譲の“北海道警察シリーズ”…佐伯、津久井、小島、新宮というようなお馴染みの面々が登場するあのシリーズである。文庫化されている作品は全部読んだが、本作は最もテンポが好い作品ということになるかもしれない。「或る一日の出来事」という体裁なのである…
午後6時頃に事件が発生してから事件が決着するまでの、長いようで短い時間、或いは短いようで長い時間の息詰まる展開が、テンポの好さを維持しながらも濃密に描かれる…巻き込まれてしまった小島の眼前での展開、事件の「真の事情」、ワインバーに居合わせた人達の行動、「真の事情」に絡まる動き…読む程に嵌って行く…
本作は「シリーズの中の一冊」だが、各作品を通じて登場する「御馴染みの面々」がなかなかに好い。度胸と機転で窮地を乗り切る女性刑事の小島…鋭い観察と読みを見せ、推理が冴える佐伯…先輩の、或いは上司の佐伯を助ける律儀な若者というイメージの新宮…真っ直ぐで、腕が立つ男の津久井…度量が大きな、現場向きな指揮官という感の長正寺…こうした面々の活躍が嬉しくなる…
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佐々木譲の「北海道警察シリーズ」第6弾。
このシリーズはいずれも秀作ぞろいだが、「人質」はその中でもトップレベルかもしれない。
冤罪事件の犯人が謝罪を求めて立てこもりをするが、実際には全く違う構図が用意されている。たまたま人質となった小島百合の冷静な分析が事件の本筋を徐々に明らかにしていく。
佐々木譲は、やっぱり面白い。
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道警シリーズでは、ちょっと異色な人質立てこもり事件を描いた本作。
人質事件の裏に、何が隠されている?
単線的ではない展開に、大いに楽しめた。
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道警シリーズの第6作。
皆さんの★もそれなりなのであまり期待せずに読んだけど、お馴染みのメンバーに、変わらずテンポ良く、本筋の事件に加えて政治家の裏金のお話が裏に横たわり、どういう収束をするのか期待を持たせながら読ませるのは流石。
余り大きな山が無く、予定調和的に終息するのが多少物足りないけれど、休みの日の手慰みに読むには最適でした。
解説読んで、第5作を読んでないのに初めて気づいた。その内、読むわ。
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北海道警シリーズ第6段。
ここまで続くシリーズになったんですね。
最初の3作は読みましたが、
ここ最近の作品はご無沙汰でした。
ぱっと見、映像化すると面白そうな感じもしますが、
最後の結末への道筋は、安易すぎないか?
それぞれのネタをもっと深く彫り込んだほうが、
より物語に深みがでたと思いますが、
ちょっとそれが薄かったですね。
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北海道警シリーズの6弾。
冤罪の謝罪を目的とした人質立てこもり。しかし目的はそれだけではなかった。
ただこれまでのシリーズと比べると物足りない。期待しすぎか?
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面白い。一気に読んでしまった。
北海道警シリーズ、いつもシリーズと意識せずに読んでしまったけど、いちから読み直したくなってきた。
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道警シリーズの文庫最新刊♪ということで、即買い。
お馴染みの面々が、今回は巻き込まれ型の人質事件に直面。しかし、サクサク読めるし、物語の中での時間経過がかなり短いので、短編か中篇のような味わいになっています。
そのため、どっしりした長編が読みたいという向きには少し物足りないかもw
さらには、津久井がほとんど顔見せ程度にしか出てきてくれないので、津久井ファンには悲しいかも(次作は逆に、津久井が出ずっぱりの主役扱いのようですがww)なんてことまで思ったりしてw
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ワイン・バーに男二人が入ってきて、武器も見せずにお客を監禁し立てこもる事件発生。いつもの佐伯宏一等が事件解決に乗り出す。
こんなトリッキーなシュチエーションをよく描いたなとの驚き。
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2014.8.13 〜 22 読了
冤罪事件など最近の実在トピックを絡めた、ちょっと変わり目の人質監禁事件に佐伯、小島、津久井、とこれまでの面々が関わってゆく。スト-リー展開が平板で緊迫感も無いような・・・前作までの切れ味に欠けてるかなぁ。
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道警シリーズ6作目。昨日の次をすぐ読みたくて、朝行くとあった!
冤罪で逮捕服役させられたことを、当時の県警本部長に人間として誠実な謝罪して欲しい。そんな願いを要求するため、百合が出かけた先のワインバーが偶然にも人質立てこもり現場と化す。
読み終わってみたら、三時間くらいのことだったんだ、と驚くくらいスピーディで目を離せない運び!面白かった。
一つ、Twitterがでてきて、お!新しいなと思ったんですが、譲さん、返信はリツイートじゃなくてリプライだと思います(^^;;
誰も指摘しなかったのかな。
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北海道警察シリーズ第6弾
今回は富山氷見事件をモチーフとした冤罪をテーマに進んでいくが裏では。。
いつも如く、複数の事件を絡ませてハラハラドキドキの展開
あっと言う間に完読!第7弾の文庫化が待ち遠しいです。
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警官もの、好きなんだけど、それだけでなく、舞台が札幌の街、ということで、場面を具体的に浮かべながら読めるところが楽しくて…。今回の舞台は、伏見の、もと地先バラ園を挟んで、N43と反対の位置にあるワインバー。これは架空なのかな。堪能し、新作がまだハードカバーなので、図書館に予約しました!お勧めの作品です。特に、札幌人に。