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ホホホ座で購入。
娘と同じ歳の著者の、軽い語り口の小説のと言うよりも読書の楽しみ方。
読了済みの本の彼女の解釈を楽しみ、読みたいと思う作品もいくつか。
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最近読書法が気になるので読んでみた。
エッセイ的な感じでさらっと読める。
詳しく手取り足取り教える感じではないが、作品を解説しつつ、新しい視点やポイントになるところを教えてくれる。
読むのが苦手な人や、小説をより楽しみたい人におすすめ。上級読書家の人にはちょっと物足りないかも。
海外の文学作品は翻訳がたくさんあるので迷うが、光文社のものがわかりやすいとのことなので、これを機に海外文学にも手を伸ばしてみたい。
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よく分からない名作を面白く解説してくれる本かと思ったら、「面白い読み方」が書いてある本でした。(著者もはじめにで言及してたけどw)
紹介されてる本はぶっちゃけ?でもなく、面白そう!だと思ったことがなくて、手にとったこともないし、さらには私の知らない名作もあって。一生読むことはないだろうなーなんて思ってたけど、ちょっと手にとってみたくなりました!
読み方が分かったらから手にとってみたい!と感じたというよりは著者なりの解釈が面白かったってのがありました。
堅苦しくなく、ライトでフラットな感じで友達みたいな感覚の文章が親しみやすかったからだと思います。
著者の他の本も読んでみたいな。
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取り上げられている作品のラインナップがまさにタイトル通りの存在で、思わず手に取りました。まるで小説好きの友だちができて、一見小難しそうな作品たちについて熱く、けれど堅苦しくなく楽しそうに語ってくれている感覚です。
本書を読み終わった今はなんだか無性に小説が読みたくなって、学生時代に挫折した『カラマーゾフの兄弟』も久しぶりに再チャレンジしてみようと思っています。
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表紙の著者名の横に「目が離せない書評家」って、おいおい自分で言うか。いや本人じゃなくデザイナーとかが入れたのかもしれないけど。
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当時読んでいた本がなかなか読み進まないので、このタイトルが気になって読んでみた。
結論から言えば、これを読んだからといって難解な小説がするする読めるようになる訳ではない。当然ながら。
好んで孤独な読書をしている身としては、本好きな友達が明るく喋っているのを聞いている内に「この人って無邪気だなあ…」という感想を抱いたような印象。「現在26歳」と書いてあって納得。
別に悪い訳ではない。本を普段読まない人に、わかりやすく伝えようとしている。たまにはこういう本で息抜きしても良いと思う。
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一言でいうと小説を読むための攻略本といった体の本です。
小説はゲームと違い、攻略法を自分で考えるよりも攻略法を知った上で読んだほうが圧倒的に楽しめるジャンルなんだなぁという気づきを得られました。
自分はもういい歳なのでこの本に載っているような本の読み方を今から始めるのはちょっと難しいなぁと思いましたが、若い人は一回読んで欲しい。楽しく読む方法を先に知ってから読めるほうがずっとお得だと思うので。
特になるほどなぁと思ったのは翻訳小説の読み方。言われてみればそりゃそうだなと思うことなのですが、その前に苦手意識が付いちゃうんですよね。そういった意味でも読書経験の浅い人ほどお得になれる本だと思います。
余談ですが、本書に取り上げられている作品で私が読んだことのあるものは三作、読もうとして途中で断念した作品は三作でした。
カラマーゾフの兄弟は是非チャレンジしてみたいと思います。
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『ゴリオ爺さん』を読む技術は「青年漫画だと思って長い海外文学を読む」!
登場人物の名前が覚えられないというのは同じですね。相関図を書きたくなる。
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文章が面白く読みやすい。作者さんの人柄が出ている。自分をバカと書いているがとても文学についての見識が深い人だと思っていたら、なんと大学院で教わった内容とのこと。私もその授業受けてみたいと思った(笑)
紹介されている中で、カラマーゾフと三体が特に気になった。
内容としては、難解な本は先にあらすじを入れる。翻訳は好みの訳で。作者の経歴を知る。作者の思想やメタファーを考える。古典は解説書を色々読み比べる。などなど
一番はっとしたのは、文学的とは細かさ、分かりやすくないこと。という言葉になるほど!と思った。
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名作って言われてるけどどう良いのかわからない本の、どう良いのかがわかる本。
一番印象に残ったのは、
「文学作品の多くは、あらすじだけではない面白さに満ちているから、繰り返し読むに足りるのだと思う。」(p57)
というところ。
繰り返し読んでも楽しめるのがきっと「名作」。
あと、衝撃だったのは「文学的」というのは実は
「細部までこまかく描写すること」(p127)
だと言いきっちゃったところ!
確かにそうだ…。
何でもこまかく描写すればいいってもんじゃないから一概には言えないけど、だいたいそうだなと思った。
この本を読んでわかったのは、よくわからん名作は解説書を読めば良いってこと。
自分の知識とか経験とか感覚だけでも楽しめる部分は大きいけど、「なんだこれ?」っていう部分は専門家にしかわからない。
「自分で考えるのが快感」って書いてあったけど、私にはできない。誰にでもできることじゃない。専門家に頼ればいい。
解説書を読んで納得したり納得しなかったりすればいいと思う。
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2020/12/11
作品名だけは知っているようで、流し読みだったりあらすじを読むだけだったり。理解より読んだと言う実績欲しさに面白さを捨てている本が多い。
要点を抑えるだけでも、そこから面白い読書体験へと移ることができる。これはその指南書だ。しかしそれでもやや難しく思ってしまう。
ある程度の読書家でないと分かりづらいのが名作だろうが
この本はその窓口にすぎず、やはり、自分から「理解しよう」と言う気持ちがなければ読み通せないものだと感じた。
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Kindleで1568円。大学の頃、インチキ文学部生だった私は、足らぬ頭で小難しい文学論、哲学論の講義などに食らい付いていたものの、結局それらには興味が持てませんでした。サラリーマンになった今も私が折に触れて思い出すのは、作品や作家への好きな想いが溢れふすぎる先生の講義です。そして、この本はそんな講義を思い出させる、楽しい本です。
著者は大学院時代のご専門が日本古典文学だったとのことで、最後に登場する、源氏物語の説明などは、この本の性質上致し方ないのですが、少ない紙数で終わってしまうのが残念なくらい面白かったです。古典文学作品そのものだけでなく古典解釈も含めて楽しめるという姿勢は、おそらく他に紹介されている古今東西の作品についても、底通しているテーマで、源氏の紹介を敢えて最後に持ってきているのも、一つの謎解きになっているような読後感でした。
著者の文学への熱い想いだけでは終わらせず、文学に触れるのを諦めた私のような人間にも、たまにゃそういうのも楽しんでみるかなと思わせるような力を持つ本でありました。
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2021/02/10
テレビでカズレーザーがおすすめしてて、まあタイトル的にも、よくある本の読み方アドバイスー的な本かなと思って読んでみたら。めっちゃいいじゃん! わたしは小説読むのが好きだけど、純文学とか、正直どこをポイントで読むの…?って思って読んでること多々。大学の時みたくその本を研究するってなったらいろんな文献読んだりするかもだけど、そんなの普通しない。でも、この本は研究するまででなく作品をちゃんと理解して読むに必要な技術のポイントが実際作品と照らし合わせながら描いてくれててめっちゃわかりやすい。そして書き言葉も硬くなくて、わかりやすいように難しい解説は噛み砕いてくれてるし。読むのに技術がいるって確かにそうよな。そして読む技術が書いてあるけど、物書きをするにあたっても使えるとおもう。物書きさんはここに書いてある技術つかったらおもろい作品かけるんじゃない…? そして個人的に、外国文学の登場人物の多さに名前が覚えられない(それは私がアホだから) 的なことが書かれてあったんだけど、それ私だ…なのにこの人はこんなに作品を読んでて読む技術も知ってる…私も読んだふり卒業できるようになるんじゃね!? と親近感わき、好感度上がってた。笑
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以前夏目漱石の『三四郎』を読もうとして挫折したので、名作小説をどうやったら面白く読むことができるのか興味があって読んだ。
小説の読み方について「なるほど〜こう読めばいいのか」と思ったのと、作者の三宅さんがとても楽しそうに小説を紹介されているのが読んでいて伝わってきたので「私もこの本読みたい!」と思った。
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自分が知らなかった名作を知ることができ、かつ読んでみたくなりました。あとがきでも書いてあるように、作者が好きな作品を熱量込めて書いているので、紹介されている本に引き込まれていきます。面白く読むためのHowtoというよりは、読ませたくなる面白ポイントを紹介してるっていう感じです。個人的には、カラマーゾフの兄弟と三体を読んでみたくなりました。ただ、タイトルのように軽い口語で書かれていて、時々クドい言い回しをしていることがあるので(あえてそうしてると思いますが)、好みが分かれると思います。