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周りのせいにばかりして,いつも苛立っているアラサーのあまり好きになれない女性の話と思っていたら,さにあらず.
なかなか面白かった.
で,結局店長は切れ者なの?
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再読。
コメディタッチでありながらも、一介の書店員である谷原京子の先の人生への不安や焦燥が描かれていて面白い。
私も書店でアルバイトをしているので、契約社員の方たちの待遇は知っているつもりだ。
それを知っているからこそ、この作品をただのコメディであると思わず、ノンフィクションの色味も帯びた作品であると感じている。
ただ、私のお店の店長はここまでバカではない。笑 従業員に対する思いが強すぎて行動が少し(いや、かなり)ズレている山本店長は、可愛いし憎めない人だなあと思いながら作品を堪能した。
コメディだけどコメディじゃない、そんな二律背反な要素を孕んでいるこの作品を、私はこれからも読み返すだろう。
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笑えるけど笑えない書店員事情と谷原京子の苦悩を通して、仕事との向き合い方について考えた。
辞めてやると言いながらそれでも続けているのは。
悶々とした日々のたった一瞬、心が躍るような胸が熱くなるような瞬間があるからなのか。
店長のバカさ加減には呆れてしまうけど許せる。
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★3.5
愛のあるバカな店長と書店員さんのエッセイ的な小説です。
店長のバカ具合に時々笑いながら…『かわいい』とも思ってしまった。
この本がスゴイのは、途中までは確実にコメディなのに、終盤からミステリーが入ってくると言う。
その意外さに驚きです。
楽しく読めました。
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私は書店、本が大好きなのでよく行く書店を思い浮かべながら読んで色々想像してみたりと楽しかったです。読み進めるにつれて私もこの店長の存在がなぜか気になり始め(笑)最後はわくわくしながら一気に読み進めてしまいました。
最後の最後にどんでん返しがあり読みごたえあったなと思えた作品でした。いやー小説家の頭の中ってやっぱり凄い。
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店長も小説家も弊社社長も営業も神様まで
みんなバカwwwそして谷原京子もバカww
書店員の仕事の苦悩を時に笑いも入れつつ
描かれていて、他業種で働くわたしもとても
共感する話でした。だって若かりし頃の
わたしも毎日「辞めてやる!」って
思ってましたもんw今は作中にもあるように
色んなものに抗い、そして絶妙なタイミングで
周りに助けられ今があるんだと・・・
作品を読んで確信したことが序盤の一節に
出てくる。「自分じゃない誰かの人生」を
追体験できること。と谷原京子の先輩が
言うのですが、ほんとに本を読んでて
思うことがそれだと!本を読むだけで
行った事のない世界観や誰かの人生を
体験したり共感したりそれが楽しくて本を
読んでいるんだと改めて本を読む楽しさを
思い出しました。
作品の内容もバカと言いつつも憎めない人々、
そしてラストに用意されていた驚きの事実!
覆面作家の件は読んでいてなんとなく
わかったけど、竹丸トモヤ・・・マジかっ!
久しぶりに読みふけりあっという間に
読んでしまうくらい面白かった。
そしてなるべく書店に足を運び、無理のない
程度に本を買おうとも思いました。
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面白くて一気に読めましたが、ずっと店長さんにイライラしてしまいました(笑)
最後まで店長さんの人物像が謎のままで、不思議な人だなぁと思いました。敏腕なのか、バカなのか?どこまでが計算で、どこまでが素なのか、??
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いわゆる呆然という感情をこれだけ多彩に表現できるというのがわかる。ストーリーについては、ミステリーというのかなんというか。
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かなり面白かった。本好きでミステリー好きで笑いが好きな人は面白いと思う。
やっとKindle版が発売されて読めた、2020年本屋大賞ノミネート作品。9位ってのがちょっと信じられない。少なくとも流浪の月よりは何倍か面白い。1〜3位には入る。
・本の事何も分かってないどころか空気も読めず、意味もわからない店長など、契約社員29歳女性書店員の主人公を取り巻く物語。
・唯一の憧れの先輩は、本社の部長と不倫して辞めてしまうし、辞めようと思ったら、何故か堅物な後輩から好かれてる事がわかり、辞めれなくなったり。
・本好きのおばちゃんと父親の料亭で出会って色々話を聞いたり、結局その人が大物作家という大オチがあったり
・昔は好きで人生を変えた作家が、最近微妙な作品ばっかりなのに店長が空気読めずサイン会開いてボッコボッコにしたら惚れられたり。
あらすじを書いておかないと忘れるから書いたけど、書くと陳腐化する。テンポも良いのか、めっちゃ面白かった。
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非常に面白かった。
エンタメ性に溢れていて、書店の裏側を面白く描いている。どこか憎めない店長に愛情まで芽生えてしまう。ちょっとしたミステリー要素も入っていて読む方としては、ドキドキしました。早く続編が気になります。
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まず 本がもっと好きになる!!
登場人物 皆 良いキャラ(・∀・)人(・∀・)
ずっと笑いっぱなし!!♪ヽ(´▽`)/
いゃぁ…楽しかったぁぁ…
息抜きしたい本好きの人は絶対オススメです!!
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店長にはイライラさせられっばなし。最後のどんでん返しもイラっとさせられた。
テンポよく進み、文章も平易なので、スラスラよめる。読み応えなし。
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「決してキラキラしていないけれど、なんとか幸せになりたいと毎日を必死にもがいて生きている私たちの物語」。
店長が何者なのかが気になって、こちらも一気読み。
ゲラゲラ笑わせてもらったけれど、結局、店長は、何者なのか?敏腕なのか、ボンクラなのか、能ある鷹なのか、そうではないのか…。谷原さんが言うように、これからも店長に注目!ということは間違いなさそう(笑)
でも、個人的には、同じ吉祥寺周辺の本屋さんが舞台なら『書店ガール』のほうが好き。
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"バカすぎる"店長はさいごまでイミフな人物に思えて・・・いやこんな人フツーにイヤだし擁護したくもない。かわいくも思えないけど・・・。京子も朝礼のたびに腹を立てているし、それがどうして"気になる"相手になりうるのか、読んでいて分からなかったな・・・。恋愛になれとは思わないけど、もうすこし気持ちの通う瞬間がないとなぁ、と思った。
本が好きだから辞めるのを思いとどまる、踏み切れない、っていうのも、まぁ他の何でもそうだしちょっと当たり前すぎるかなと。
いやいかん、経験のある職だからちょっと斜に構えて読んじゃうな。
いろいろと書店員、作家の話が出てくる中で印象に残ったのは、サイン会に来た作家さんに、文芸担当者が新作の感想を求められるシーン。担当の磯田さんと京子は面白くなかったと言い合っていた。それを本人に伝えるわけにはいかないが、白々しくウソをつくことも難しい――
「ある意味では、これは私たちへのバチだと思う。富田先生のいないところで、仲間同士であるのをいいことに、私たちは作品を貶した。書店員として、あれはきっと胸の内に留めておくべきだったのだろう」
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ラストまで、ダダダ〜と流れていった。ストーリーがよくできている感じでした。
細かい面白さは好みがあるので、ハマればずっと楽しい物語。