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クローズドサークルもの。
思わずくすっと嗤ってしまうような、著者のちょっとした言葉遣いがいい。
言葉選びといい、タイミングといい、短い言葉なのに、ホントに心地いい。事件自体はちょっと地味な印象があったけれど、間違いなく本格。
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珍しくNOVELS版買ったこと忘れて文庫買ってしまった…。
「2007年の本格ミステリベスト10、第1位」とNOVELS版の帯にあるけど、驚愕の真実…というほどの真実が明かされる訳ではなかった。個人的に。
でも買っちゃったし、もう一度読む。
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◆あらすじ◆
犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。
人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。
彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。
島を覆う死の気配。
不可思議な連続殺人。
孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。
本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。
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掴みはOKでした。
途中までは一気読みだったんですが、クライマックスの謎解きが
くどいというか・・・なんか、イラッとしちゃいました。
いや、有栖川さんはこういうとこが売りなんだと思うんで
私に合わなかっただけでしょう。
ストーリーは面白かったです。
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探偵、その助手、外界から隔絶された孤島、崇高な詩を書いたりSFを書いたりする孤高の作家、その作家に心酔し崇拝している怪しげな訪問者たち、招かれざる客…。これぞミステリーの醍醐味といえよう。どんどんと人が殺されていく血なまぐさいものではない。探偵役がだんだんとロジックを組み立てていく様を読ませる小説だ。「これぞ」という感じ。
ただし、犯人の動機や、訪問者たちの共通の秘密に関しては、さほど大きな驚きやどんでん返しがある訳ではない、これはそういう「そうだったのか!」という目からウロコ的な楽しみかたではなく、ジワジワと謎と向かい合うのを楽しむほうがいい。
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ちょっと前に、10年位昔に発行された火村・有栖シリーズを読んでいたので、素で携帯とES細胞の存在に吃驚しましたw
科学が発達すると、孤島ものをやるのも難しくなってくるなぁ。
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何度でも言います。火村英生が好きです。
は、置いといて…
有栖川アリスの小説には悲哀の2文字がつきまとう。
今回もやっぱりそれで、やり場のない切なさに襲われた。
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孤島もの。せっかっくの孤島ものなのに。
話を無理やり奇怪な方へ
持っていこうとする努力が透けすぎて鼻につく。
作者に対してアンタがわざわざ島にその名前つけたんでしょ!
ムチャな容姿設定したんだろ!
と
突っ込んでしまう。
それでも
するすると読めるのは作者の力量のおかげ。
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絶好の舞台とモチーフがあるのに、犯人と動機といったら…。皮肉な対比は狙いのうちかもしれないけど、何かしっくりこないまま地味〜に終わってしまった。
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2月17日~2月23日
犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。
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せっかく火村とアリス以外は信用ならない人たちばっかりだったんだから、もっと不気味な感じにすれば面白かったのに
あの死体の描写は今までの火村シリーズの中で群を抜いてエグくてトラウマになりそう><
やっぱり火村とアリスの掛け合いは面白いよね!
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火村シリーズで初めて長編を読んだ。
長編だった割には……印象に薄いというか……
クローンとか、鴉の舞う島とか、秘密を共有している集まりとか、怪しさを感じられるポイントは結構あると思うんだけど、その答えとかがどうも。共感しづらく、かといってびっくりするほど突飛なわけでもなく……
でも相変わらず読みやすい文体だし、アリスと火村のペアは好き。
火村の、どうもクサい言動がいつもより多い気がしたのは長編だったからかな? でもやっぱり火村好きだ。好きだ。
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犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。
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「孤島」「烏」「崇拝」。子供とのキャッチボールが微笑ましい。途中から、とある人物にいらいらとさせられたのであまり愉しめなかったのが残念。
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火村&アリスシリーズ。
間違った島にたどり着き、人のいる別荘が一つあるのみ。隠遁した老詩人と彼を慕う数人は、あきらかに他者を歓迎しない訳ありそうな雰囲気。
と好きな要素が満載してるミステリなのに、何か物足りなかった。ポーの詩を知らないせいで、詩的な雰囲気が味わえなくて<単に自分が無学>その辺が惜しい感じなのかも。★3.5ぐらいかな。
猫がちらっと出てくるけれど、猫本ミステリとするには、ちょっと無理ー。