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作家アリスと火村シリーズ。孤島モノ。
んーーーーーーなんかなーーーーー。割としっかりした材料が揃ってる割にそれを生かしきれず「ごちそうさまでした」。いまいちこれ助教授活躍してないような。もっと舞台を恐ろしく描いて欲しかった。
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作家アリスシリーズの孤島モノは初めてかな?
トリック云々はともかく、殺人事件を解決するためにそこに集まった人々のもつ共通の秘密を暴きだす必要ってあったのかな。お話としてはもちろんあった方がいいんだろうけど。
ミダス王、クローン、ポーの詩と内容盛りだくさんで楽しくはありました。アリスの相変わらずの妄想暴走っぷりもよし。
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クローズドサークルに謎の集会、連続殺人という派手な設定ですが、悪く言えば地味、よく言えば手堅い。
この堅実さが作者の持ち味だとも思います。
孤島に集まった謎の集団の目的に焦点が当てられており、事件そのものはあっさりしていました。
ラストは切ない余韻を残します。
ところで、「鳥島」を「烏島」と読み間違えるとは。
汚い字でこの形を見たら、わたしならまず「鳥」と読むけどなぁ。
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初めて読んだ、はずの有栖川作品。この時点では馴染めなかった。地の文と会話文に温度差がある気がしたのよ。大阪弁との差とでもいえるかもしれない。
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面白かった。
いかにもな孤島ものがこの作者にかかるとこうなるのかあ、って感じ。
動機とかはちょっと納得しかねるけど、海老原先生の気持ちは少しわかるかも。
有栖川有栖の恋愛小説読んでみたいなぁ。
幽霊刑事とかもよかったけど、ミステリ要素なしの恋愛小説を読んでみたい。
ロマンチストっぽいから、すごく甘ったるいの書きそうだけど、でもきっと充実した読書になる
20101214
20190924再読
面白かった。再読にあたり昔の記憶があまりなく、ブクログの記録もみなかったので、なぜあまり印象に残ってないのだろうと思いながら読んだ。
解説の「"名探偵への敵意"が醸成されていく流れなど、なかなかにスリリングなので。」の一文が私の心情にぴったりだった。
スリラー、サスペンスが苦手なので、この雰囲気にビビって入り込めなかったんだと思う。
子供達2人と火村とアリスの交流はほっと一息つけるもので、小心者の私にはとても安心できるシーンだった。
いかにもな孤島ものだけど、なるほどこう調理するんだ、外連味がなく、あっさり味わい深く、上品。
この上品な筆致こそが私が著者のファンたる所以。
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火村&有栖川シリーズの孤島ミステリ
乱読から久しぶりに有栖川氏に「帰ってきた」(笑)
火村の一挙手一投足にドキドキする、この感覚が懐かしい。
孤島や密室ミステリというと次々に起こる殺人に追い詰められていく
閉塞感というか、息苦しさがたまらないのだけれど
それを思うと、この作品はあまりに地味だ。
地味だけれど、ゆっくりと流れる時間の中に
瞬間と永遠が詰め込まれている。
命とは、肉体とは、精神とは、それらを宿した一個の人間とは…
世の中の激しい流行り廃れと進化に翻弄される希望と侘しさ。
哲学的にもなりがちな考えにも及びそうな深い作品といえる。
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有栖川といえば江神二朗シリーズしか読んでなかったから火村ものは初めて。個人的にタイトルと舞台設定にかなりハマった。そして久しぶりの孤島クローズドサークルものだった。内容はなんだか綾辻さんの暗黒館を彷彿させた。面白いと思ったところは、推理小説を書く時の考察みたいなのを作中でしているところ。ミステリーとしては普通だったのでちょっと残念。冒頭の有栖の独白もラストにリンクしてる感が薄くてそこらへんもちょっと残念。
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なんとも不思議な小説でした。
アリスと火村が迷い込んだのは、謎を孕んだ孤島。そこで突如として起きる連続殺人。
これだけ聞くとスリリングで、ドキドキしながら読み進められそうな感じだけど・・・実際はまさに不思議の国に迷い込んで、足元も覚束ない気持ちにさせられるような内容でした。
至る所に謎が見え隠れして、モヤモヤモヤモヤ。
早く解決してよ火村先生!!と何度思ったことか。
あとをひくこの感覚がすっきりしないけど、本格ミステリとしてはまた素晴らしいものでした。
論理と謎のアンバランスさが今までにない感じかも。
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江戸川乱歩や横溝正史の時代と異なり、現代において孤島ミステリを成立させるのはなかなかに困難ではあるけども、ギリギリうそくさくならない範囲の設定に苦慮がうかがえる。
ただし鴉乱れ飛ぶ孤島にあっても、往時のミステリのおどろおどろしさはなく、比較的ドライなストーリー進行。どちらかといえばクリスティの味わいに近いかも。でも、(ネタバレになるのであまり触れられないけど)数十年後には、かなりの解説を付けないと未来の読者がちんぷんかんぷんとなるリスクあり。
平均点くらいかな。「女王国の城」も文庫化されたようなので、そちらの方が楽しみかも。
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初っ端からバカやるアリスかわええ。手袋の中指を噛んで脱ぐ火村かっこい。
動機は、納得できるできないおいといて、切ない。
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何やら大きな秘密を抱えて烏島に集まった男女のグループ。そこに「鳥島」と「烏島」を間違えて来てしまった火村・有栖川のコンビが参入する。この島に滞在するグループの抱える秘密がなかなか解明されず、ヤキモキさせられつつ、一方で、なかなか事件も起こらずに、じりじりとした感じで物語は進んで行く。そしてようやく殺人事件が起こった時にはなんだかホッとした。現実世界ではとんでもない心持ちではあるが、そこはミステリの世界に許されたカタルシス。殺人事件は被害者が2人で終わってしまったのが意外であった。もっと続くかと(これまた不遜な感想)…。今回は奇抜なトリックというものもなく、個々人のアリバイを重ねて行って、真実に至るという非常にオーソドックスなストーリー展開だった。といっても、真犯人がわかったわけではないのだが…。
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いろんな意味で作家はオタクマニアだったということを確認してくれた。犯人の動機と手段、そして話の中心になるある計画を含め設定事態に色々突っ込みたいが読みやすくてシリーズ独特さが活かされていて面白かった。だから星四つ♪
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火村先生が、屍鬼の尾崎先生と、かぶって仕方なかった。今回は孤島という私が好きな設定で、火村先生も好きだから面白かった。ほかのも機会あったら読む。
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時代の寵児が離れ島であることを始めようと企む。殺人が起こり、その島にいたのは火村英生。
着眼点と広げ方のリアルさに感心。解決も論理的。
斬新さではなく安定感。
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ん~
孤島で閉じ込められて、というシチュエーション的には良かったのですが、殺人事件の外にある設定があまりにも微妙でした。
最後の最後まで引っ張ってそういう人たちの集まり・・・
ん~
正直微妙でした。
ただ展開が気になるから先へとどんどん読み進めていってしまったので、そう考えると面白かったのだろうか?と。
相変わらず友人同士の会話の駆け引きは面白かったです。