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お金を増やすためには…と、考える時に、その主語(観点)を変えてくる本。
だからどうするかは当然の事ながら自分たちに委ねられる。
人を幸せにするためにお金を使うというのは良い考えだとは思った。
けれど、この本を読んで何をするか、という所までには至りそうにない。
考えることを放棄しているし、誰かの幸せを考えたりしないから、金持ちにはなれないということは分かった。
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経済の肝はお金ではなく、人である。という内容。
これまでに読んだことのない、人中心の経済学で学びが多かった反面自分の中で整理して腹落ちさせるために少し時間がかかりそう。
財布の中と外の関係のこと、社会にあるお金の量は変わらないこと、少子化に対する考え方のこと、どれも初めて考える視点で勉強になった。
もう一回読んでしっかりと知識にしたい。
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お金の概念を変える本が読みたいなと思って手に取りました。スルスル読めて目から鱗が何枚も剥げ落ちました。
これを読んだからってお金を増やすノウハウを得られるわけではないけど、良い気づきがたくさんありました。
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お金論の本。
投資の勉強として読んだが、これを読んだから何かに役立ちそうかと言ったらそうではない本だった。(むしろ個別株トレードには批判的)
主旨は、お金の価値が、『将来、誰かに働いてもらえること』かな。
大事なのは労働力、となると、未来を考えていくと『子は宝』となるなと思っていたら最後の方にそれも書いてあった。
経済のためにも、子どもを社会で育てる仕組みや、教育力を高めることが大切だと感じた。
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名著だと思う。
経済=お金という感覚を見直すいい機会になった。
借金しても潰れる国と潰れない国があるのは何故かなど、長年疑問に思っていたこともスパッと解説。
人間は社会性の生き物。お金だけに囚われず、みんなのために働くってことが大事だと改めて認識させられた。
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価値を保管交換できるモノがお金。
お金自体は効用は生まない。
個人でできるのはお金からの効用を最大化すること。
社会にできるのは、価値そのものの総量を増やすこと。少ない椅子を取り合う社会は閉塞感しかない。
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面白かった
お金に価値を与えているのは究極的には税金の存在
価格と価値は違う、価値を決めるのは自分自身
日本は借金が大量にあるけど、日本からの借金なので大丈夫、日本は貿易黒字だし外国への借金はない
高齢者は年金たくさんもらってズルいと思いがちだが、その分たくさん子ども産んで子育て頑張った
失われた20年とはいうけど実はちゃんと豊かになってる、1年のGDPが表す豊かさはごく一部、僕たちの暮らしは過去の労働の上に成り立ってるので
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最近読んだ本の中でいちばん良かった。JGBはギリシャのようにデフォルトするのか?というのを考えたのが発端らしい。
以下、ばらばらと感想。
元GSの方が経済の話は難しくない、誰が誰の幸せのために働くのか?というシンプルな問い、と言ってるのが面白い。
自分が幸せになるためには何が必要なのか?それを経済の専門家に任せてはいけない、自分で考えよう、そして、自分の範囲はどこなのか?どうしたら広がるのか?目的を共有したらいいのではないか?という展開も面白かった。
緒方貞子さんが、国際社会への貢献とかではなくて、相互依存の世界の責任分担だ、みたいなことを言ってた気がする。自分の範囲を広く考えないと、お金が増えても社会の問題は解決しない。
何があれば幸せなのか?高級な肉なのか?価格に惑わされてはいけない。価格で価値を決めると振り回される。自分への効用は?厚切りジェイソンのFIREの本にも書いてあったかも。(結局、FIREには支出を減らすことが必要みたいなくだり)
つきつめて本質を考えている。参考文献の幅の広がりからも、問題の本質を、さまざまな問題と関連づけて俯瞰的に考えたんだろうな、と思った。
社会が大きくなって、嗜好が、目的が、バラバラになると、働く人が見えなくなる。だから働く人よりお金の方が偉い、お金があればなんでもできる、と錯覚してしまう。君たちはどう生きるか、でもそのような話があったような。
考えるべきは、女性が一生に産む子供の数、ではなくて、何人で子供を育てているか、というのは、そうだそうだ!と思ってしまった。子育てについても自分事の意識はなくなっている。他人の子供を叱る近所の人もいなくなった。
いつかCFPとしてパーソナルファイナンスをやってみたいと思っている。こういう話を子供にできたらいいなと思った。
経済学の専門家が若干ディスられているが、経済学は経済学で必要だと思う。
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読んでから日が経つのでざっくりとした感想。
お金の向こう側には必ず人がいる。考えればそうだよなあとすぐ納得できる。それを一冊に渡って解説してる本。
それぞれ違う角度から解説しているが、読む前からお金の向こう側には人がいることは分かっていたのでそこまで新たな驚きは無い。
きっとお金を数字としか捉えられなくなった状態の人には新鮮に映るんだろうと感じた一冊だった。
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経済やお金の見え方が変わった。
一度読んだだけでは人に説明できるレベルでは理解しきれてないが、それでも着目ポイントが変わったこと大きな収穫。
本来一つのコミュニティで協力し合える人々がお金によって分断されてしまっている感覚や、お金を使うことが労働を消費する事実を強く感じた。
スケールの大きな話を難しい経済用語を使わずに一般人でも分かりやすい例を用いて説明されているので経済やお金のテーマに苦手意識がある方でも手に取りやすい一冊。
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お金に関する知識や経済の予備知識が無くても読める経済の入門本。「なんで紙幣をコピーしてはいけないの?」「投資って何?」などをクイズ形式で説明している。
専門用語がなく、表現や説明が分かりやすいので学生から大人まで誰にでもお勧めできる1冊。
経済において重要なことは、お金を貯金または消費することは、自分または誰かが労働する・させられる約束を交わすことを認識することだと思う。昔は、社会活動は、人々のただ働き(思いやり)によって行われていた。一方、お金による社会活動を行っているのが現代である。お金が労働している人の姿を見えにくくしまっているのだ。
その例の1つとして、お店で店員に偉そうな態度を取るお客さんの姿が挙げられる。お客さんは、「お金を払っているのだから、自分が偉い」と言い張っている。しかし、それは間違っていると考える。ただ働きがお金による交渉に変わっただけで、社会活動をお互いに支え合うという点では、店員もお客さんも対等な関係である。
上記のようにはお金に関する認識を誤っている人やはっきり意識したことがない人は少なくないのではないと思う。本書を読むことで、お金の流れや経済の発展について学ぶことができ、より良いお金の使い方について考えるきっかけになった。
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お金の役割についての理解を、一段深く掘り下げて説明されている本。なかなか理解ができているのかおぼつかないが、人の働くことがあり、経済活動があって、お金はそれを進めるための手段だ、と理解しました。
子育てへの社会の負担は減っている、というところを労働人口と20歳以下の人口の比が、1980年で2.0, 2020年で3.3である、という話は是非押さえておきたいポイントだった。
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お金に目が眩む毎日。
どうやって増やそう、どうやって稼ごう。
そんな私にハッと気づかせてくれる本でした。
レジのスタッフさん以外にも、働く人のおかげでコンビニでおにぎりを買え食べれる。
当たり前のことだけど、いつから軽んじてしまっていただろう。
神去なあなあ日常を読んだあとだから、お金の意味、働く人がいる本質的なこと、についてじーんと来ました。
ゆくゆくは私も役に立つ人になりたい。
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経済・お金に関する今までの考え方が大きく変わった。経済に関する本を何冊か読んできたが、この本は他の本とは明らかに一線を画している。新しい経済の考え方を手にできる1冊。
お金は増えないのではないか?という疑問を元より有していたが、そこに対する明確な答えもあった。豊かになるとはどういう事かも自分が探してした答えがそこにあったように感じる。
経済に抵抗のある人にほど読んでほしい。
勿論、一般知識程度に経済を勉強した方にも大きな影響力がある本だと思う。
日本に住む人一人一人が考えるようになる事で社会が変わっていくのだと思わされた。
微力ながらそれに貢献したい思いも感じた。
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お金の向こうに人がいることは考えてみれば当たり前なのに忘れてしまっていた。
経済を考えるときはお金の存在を取り払って、その向こう側にいる人のことを考える。
お金を受け取るとき、誰かが幸せになっている。
お金を払うとき、誰かが働いてくれている。
誰が働いて幸せになっているのかを考えるだけで経済をシンプルかつ直感的に捉えることができる。