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他の人の本の引用が多過ぎ。途中で誰の本なのかわからなくなるくらいだ。しかもその元の本を読んでいたから尚更だ。途中で誰の本を買ったんだ?と思った。話の内容がタイトルとページを進む毎にずれていく。面白かったのは初めの方だけかな。もう二度と買わない作者がまた増えた。「見抜く力」がなかった私がいけない。それにしてもちょっとひど過ぎた。
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見抜く力 結果を出す人はどこを見ているか (KAWADE夢新書)
少し難しい言業だが「へんかいかつてかくさず」という言業がある。中国の禅語である。空も悔
も太陽も月も、世界のすべてはあるがままに存在し、何も隠してはいない。真実はそもそも隠れてなどいないという意味だ。
受信力は発信力の源である。そして、「受信と発信のキャッチボール」こそがコミュニケーションである。
このような「見抜く力」はどうしたら手に入るのだろうか。端的に言えば、受信→発信を何度も繰り返す中で鍛えられるのだと思う。五感を使って
さまざまな情報を受け取り、自分なりに発信してみる。間違っていてもかまわない。
すし職人やフランス料理のシェフになろうと思えば、最低でも10年の修業が必要である。そこまで面倒なことはしたくない人がラーメンを選ぶ。
舌の肥えている人はほんの一握りで、ほとんどの客は、なんとなく有名だからという理由で来て
いる。店主は「どうせ味はわからないのだから」と、どんどん手を抜いてしまう
「おいしいものをお客に食べてもらいたい」より「利澗追求、コスト・カット」が大事な目標になってくる。
うまいラーメンを、こっこっと作り続けているラーメン店は本当にわずかだ。そういう店主は、自分を売ろうという気持ちは少ない。だから、あまり店頭に自分の写真は置かないものだ。
温かくないおかずを食べていると元気がなくなる。それで静かなんです。食事は温かくないと駄目なんだな、レストランというのは食べてる人がしゃべっていないと駄目なんだなと思いました
長生きの秘訣は、知力でも体力でもなく、「変化に順応する心構えだ」
人の値打ちは、いい時と悪い時の両方を見て判断するとよい。この場合の人の値打ちは、社会的に栄達したか否かは大きな問題ではない。
出会ってすぐに懐に入ってくるのが上手い人は、要注意である。出会って10年、20年と付き合いが続く人は、最初から懐に入ることの上手い人ではないように思う。
麻雀の神様・阿佐田哲也こと色川武大は、人生
をマラソンに例える。
「マラソンを見てごらん。あれは、他の選手を追い抜いて一造油になる競走じゃないよ。(中略)自分より前を走っていた人たちが落伍していって、自分の着順が上がっていくんだ。問題は、
自分のペースで完走できるかどうか、だ」
日々の生活に追われていると、日々はスプリントレースの連続に見える。しかし、俯瞰して見るならば、人の一生はマラソンでもある。
自分のフォームを自分のペースで守ると、生き方に無理がなくなってくる。また若い頃に、功を焦って、後でしっぺ返しを食うようなことも減ってくる。
達人たちの仕事の特徴とはすべて、『大きくゆっくりと動くこと』なのだ。
自分に枷をはめない。「好き」を基準にする
絶対をもつことは、執着につながる。執着すると苦しい。好きだという以外に余計な感情が入るから(羽生善治・直感力)
「適度に力を抜きリラックスして自然体になる。執蒲による負のサイクルは起こりやすいものなので、意図的に修正を続けていく必要があると感じている。そして、一番いいのは、夢中になって追ううちに『結果的にそうなった』ということだ。集中しようと思って集中しているのではなく、気がつけば、集中していた、結果的に打ち込んでいたーという状態にもっていけるのが理想だと思う
大事なことは、今、目の前にある仕事にとって有用な情報であるかどうかを吟味するカだ。不要な惰報を見切って、さっさと捨てていかないと前に進めない。
羽生は、9割以上の可能性を捨てる時には、「直感」が働いているという。
「情報を捨てる」には、多様な価値観を持つこと、そして幅広い選択肢があることが前提条件になってくるのだ
世渡りは「信ずべし、信ずべからず」のスタンスが大事である。
坂田さんは、一週間のうち一日だけは、好きな物を腹いっぱい食べる。あとの六日問は、腹八分にするのが体に一番いい養生法だというのである
長期間タイトルを取り続けている棋士は、やはり人柄が良い。人間関係がきちんとしており、彼らの悪い略を聞いたことがない。
この現象は、フレームの違いによって人間の意思決定が影響を受けてしまう例である。心理学では「フレーミング効果」と呼ばれている。
こういう心理的特性は「省略バイアス」と呼ばれる。人間は自分が選択したことで後悔したくないのである。
5色のうち、1色だけセンスの悪いものがあれば、残りの4色がよく見える。4色から選んだ客は、得した気になれる(同じ値段で駄目な商品もあるのだから)。4色をよく見せるために、1色を捨てるのである
私たち住人も「関東大震災クラスの地震」が来るという覚悟を持って備えをしている人はごくわずかだろう。これなども楽観主義ハイアスである。だが、「南海トラフ地震」に関しては、「将来のことは誰にもわからない」では済まされないはずである。
好ましい情報より、好ましくない梢報のほうが影響が大きいことを、「ネガテイビティバイアス」と呼ぶ。好感度の高い芸人も、スキャンダルを起こしてワイドショーのタネにされると、なんとなくスキャンダルのほうが記憶に残ってしまう。
自分が行為をする立場である時と、観察する立場である時は、原因をどこに求めるかが違ってくる。これは「行為者ー観察者バイアス」と呼ばれるものである。
パニックが起こる可能性がないわけではないが、実際にそうなる可能性は非常に低い。心理学者の邑本俊亮によると、次の四つの心理が働くからだとしている。
「これくらいは普通だ」の心理
「自分だけは大丈夫」の心理
「前回大丈夫だったから」の心理
「みんなと一緒に」の心理
日本語には「和して同ぜず」という、よい言業
がある。ほかの人と協調(協力)はするが、だからと言ってむやみに同調するわけではない、という意味である。
節単な問題は能力の低い人にバイアスが大きくなり(自分を過大評価する)、難しい問題は優秀な人にバイアスが大きくなる(自分を過小評価する) 傾向があるということだ。
超常現象に分類されていることは、ほとんどが「無知に訴える論証」という誤りの結果である。
論理的に負けた時に、どうやって相手をやっつけようとするのか。「ワラ人形論法」という方法がある。議論において、相手の主張を歪めて引用し、��の歪められた主張に対して反論するという誤った論法である
誰にでも当てはまりそうな曖味なことを言われると、それを信じてしまう傾向のことを「フォアラー効果」という
ゲーテにしても、エッカーマンのおかげで、自分の頭の中が整理されたはずである。対話は自分の考え方を整理するのに、とても役立つ。良い対話の相手を持つことは、自分の考えを整理するためにも、必要なものだと心がけたい。
河合隼雄には人と話をする時に構えがない。相手がどんなポールを投げてきても、そのボールに合った受け方をし、相手が、心地よく話し出せるようなポールを投げ返す。だから相手の自発的な動きを邪腐しないのである。話すほうは心地よく話せる
黒柳徹子さんは、毎日50回ヒンズースクワットを続けているそうだ。彼女にそうすることを勧めたのは、ジャイアント馬場さんである。「世界の馬場」に勧められて、それが習慣になり、黒柳さんの若さの秘訣の―つになっている。
簡単なことでよいから、得意分野を持ち、それを習恨のレベルまで高めることが、発信に底力を与えてくれるものだ
演劇やコンサートと同じように「一回性」には、人を魅了する特別な力が潜んでいる。
CAはもちろん乗客すべてに、好意を抱いて、笑顔になっているのではない。心の中では、私生活上のイライラを抱えていることもあるだろう。それでも、笑顔に見えるのは、眼輪筋を使って「一見笑顔」に見せているだけである
私たちは笑頻を作るプロではないのだから、まず内面を作って、それが表情に表れるというプロセスを踏むといい
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結果を出す人はどこを見ているか、読み終わってもよくわからなかったのだが、質問するときは、たとえば営業で売れたのはなぜだろう?と聞くよりも、売れた時ってどんな気持ちになるんでしょう?と聞くと話の核心は「売れた事実」ではなく「人が嬉しいこと」に変容する、つまり人に何かを話すときは、自分が見たものを、自分が嬉しかったことにへんかんしてみると、心がほっこりする話になることが多いよだとか、心理的な小さいことを積み重ねる的な内容になっているように思う。
読む前は、タイトルから見て、どういうところを見ているからこういう結果を出せるという話を想像していたが、いや、結局のところ何か即興で結果が出るわけではないがこの本に書いてあることをいくつかでも積み重ねていけば、見方が変わり、理解の仕方が変わるよ、という話だったのかな。少し拍子抜けしたようにも思うけど、ここに書いてあることならそんなに難しくなさそうだから、一つでもまず実行できれば、何かこれまでの人生では考えなかった、思いつかなかった経験ができるようになるかもしれないな、ということが分かっただけでも読んだ価値はあったように思う。
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この本の途中らへんから
少し話がそれ始めた気がするが…
こういう本は自分の中のデータを更新するためのような物なので
新聞のように、自分に必要なものを拾い上げるため
多少内容に【ん?】と思っても気にしない…
中古本でも、出版日を見て新しめでも110円のを探して読んでるので
面白くても、そうでなくても関係ない
と思う
この【見抜く力】ってのはそういう観察眼の事を言ってると思う
人間は自分の意識していることにしか
関心を持たない
なるべく無意識でいないで、物事を憶測などない状態で意識して見る事が大事
それで色々見えてくる
ニュースもそう
仕事も人間関係も
趣味も、ギャンブルもだ
ゲーセン行けば、どのUFOキャッチャーがお金を回収する台か、どの台が在庫処理でとりやすくしてるか…配置、爪の角度、アームの向き、などから見極められるし
数字選択宝くじも三桁くらいならなんとなく法則も読める
猫の餌もこの餌は何で安いのか、何で高いのか…材料が肉メインか、穀物かの違いや、国産か輸入か…でも分かってくる
全て意識して見ると何でも楽しい。
※だから結局話が変わるけど、俺が何を言いたいかって言うと…
【コンビニでもらえるケチャップとマスタードが同時に出るやつ、この不景気のせいか、明らかにマスタードだけ減ってる気がするよ!】って事!!
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人は見た目が9割の著者とは知らず、渡辺先生おすすめの書籍ということで手に取り読破。
時折心理学のことも交えながら、自身の経験に基づく「見抜く力」に関する話がたくさん書かれており、とても読みやすかった。
達人は大きくゆっくり動くという点は、私自身が最近意識している「ゆっくり話す」というところにも繋がる。
特に印象的だったのは、サービスの達人について書かれていた箇所。
「ゴルフのキャディーは決して直接指示はせず、傾向や選択肢を与えて、うまくいけば本人の手柄になるようにする」という旨の内容があり、これは学級経営の教師の理想の立ち位置と通じるものがあると強く感じた。
見抜く力が高まったというか、なるほどたしかにこういう人はすごいと思えるなと感じさせる内容であった。
おまけ
100万回に1回の奇跡は、1ヶ月に1回起こっているという話も面白かった。