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岸政彦さんが監修ということで期待して、楽しく読んだ。まさか「海をあげる」の上間陽子さんの聞き書きまで載ってるなんて… 素晴らしい。
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とにかく分厚い。カバンには入らない。家で机の上に置いて読まなくてはいけない。それが難点。
でも、市井の人々のイキイキした話は興味深い。私が知らない東京もあるのだと改めて実感しました。
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図書館で借りた。タイトルに惹かれて、予約殺到していたが、その行列に並んだ形。
めっちゃ分厚くて重い本。辞書みたい。
いきなりインタビューが前触れ無くはじまり、それが1000ページを超える。インタビューの対象がどんな人の説明はなく、あくまで会話の中に情報がある。
読み応えはすごくある。監獄の中で読むならこんな本が楽しめるんだろうな、って思った。
あとがきまで読んで、ようやく理解したが、最近twitterで募って「みなさんの東京の生活を教えてください」というインタビュー集らしい。
タイトルから、私は「100年前明治時代の東京はどんな生活なんだろう」と思っていたが、上記背景なので、全く記載は無い。ギリギリ「戦争の記憶」があるくらいで、ほとんど現在のお話。"史"って要るかなぁ?
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少しずつ読んで、読み終わってしまった。
今年を生き抜くために買ったけど持ち運べないから部屋に爆弾抱えてる感覚だった
大学生のうちに読めてよかった
大阪の生活史も楽しみです 社会人になるからもっともっと時間はかかるだろうけど
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当たり前のことだけど、自分だけの人生を誰もが経験しているので、名前も知らない誰かの人生を垣間見れることは、とても面白い。
自分の価値観だけに縛られすぎないように、このことは忘れないでいたいなと思う。
悔やまれるのは図書館で借りたので2週間では30人分くらいしか読めなかったこと。
(3番目の方の話でヌジャベスが出てきたのはグッときた!)
じっくり全員分読みたいなと購入を検討しているけれど、本当に分厚いので悩むー!
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様々なバックグラウンドを持つ人々が、聞き手との会話から自身の歴史を振り返っていく。1人1人の回顧にかかるページは少ないものの、本当に多くの人々がインタビューされており、1200ページを超える大作となっている。自分と比較しても、ここまで多くの人が出てくると「良い/悪い」ではなく、「違う」ということが強く印象に残るが、ただ「違う」ということを感じられるのがこの本のよさなのかもしれない。
自分の人生や方向性に悩む人や、将来に悩む高校生・大学生には自分自身への安心感と刺激を同時に与えてくれる本だと思う。
個人的には、割腹や飛び降りなど自殺を図ってきた人が生きることをあきらめたくないと語ったことと、「大学はステータスではなくセーフティーネット」という言葉が印象に残った。また、自分が仮にインタビューを受けたら同じように話せるのだろうかとも心配に感じた。
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家、ついて行ってイイですか?みたいな本。
1,200ページあり、二段書きなので読み応え十分。
書き出しを読んで斜め読みで終わらせるストーリーと、じっくり読んじゃうストーリーと、色々あった。
太平洋戦争を挟んだ話や、在日、LGBT、風俗、生活保護、どら息子、男女雇用機会均等法、バブル、東日本大震災、、、
色々あって、今がある。
なんとなく道ですれ違った人にも、こんなストーリーがあるのかな??
自分の人生は幸せなんだろうか??
など、色々考えさせられる本。
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150人の人が、その人と何らかのかかわりのある人に、人生についてインタビューした記録集。2段組1,200ページのボリュームで、読むのに1年近くかかった。
聞き手、語り手の年齢やバックグラウンド、関係性もわからないので、いつのこと、何のことを語っているのかわかりにくいところもあるが、祖母の子どもの頃だったり、同僚の知り合う前の話しだったり、同級生の卒業してからの経験だったり、読み進めるうちに少しずつわかってくる。病気、犯罪、ビジネス的成功や失敗、離婚、貧困、戦争体験、政治、人との出会いや別れなど、話の内容は極めて雑多であり、普通に暮らしている一人一人の人生があまりにも異なること、どんな体験をしてきたにせよどれも大切なものであることに、いまさらながら気付かされた。
喫茶店かどこかで隣で話している2人の会話に思わず聞き耳を立てるような読書体験だった。
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おもしろ!
分厚っ!
鈍器!
(全部同じイントネーションで)
当たり前のことだが他人の人生は自分の人生ではないので、未経験。
自分にとっては取るに足らない普通だと思っている足跡の歪さは自分では気付けないものなのかもしれない。
他人の人生面白くて含蓄がある。もちろんそうでもないものもあるのもまた面白い。
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でかいし長いし高いしで躊躇してたけど、ようやく読む。
150人の語り手と150人の聞き手(書き手)による150の生活史。
個々の生活史は面白いものもあるけど、では、それらがひとつの書籍となって、「東京」の「生活史」としてどんなインプリケーションを提示できているかと言えばよくわからない。
編者である岸雅彦自身が、理論的な軸がないときちんとした生活史はできない、的なことをどこかで言っていたと記憶しているが、聞き手(書き手)にそのような軸があるようには見えないし、制作側の意図も定かでない。
本書の制作意図は何なのか。
どのような判断基準でプロジェクトが進められたのか。
聞き手(書き手)はいかにして選別されたのか。
個々の聞き手はプロジェクトの意図をどこまで理解し、どのようにして語り手を選んだのか。
聞き手から上がってきた原稿はどのようにしてクオリティコントロールされているのか。
まとめられたものはどれだけ当初の意図を実現したものとなったのか。
結果、「東京の生活史」という書名を体現したのものになった(と編者は判断している)のか。
そういった背景情報が知りたかったのだけど、残念ながら本書にはそうした記述はない。
それがないせいで、いかにもじんぶん的な意味でおしゃれな本、という立ち位置にとどまってしまっているんじゃないか、という気がしてならない。
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「150人が語り、150人が聞いた、東京の人生」。いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。(e-honより)