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考える姿勢、考え方、考える意味を身に付けることは一生目減りしないクリエイティブ資産を蓄えること、「クリエイティブ資産づくり」のための本です。
仕事とは考えること、問題解決をすること、創造的に考えること。
気になるキーワード へそ、根っこ、軸足、汗
■創造とは
・考えるとは、創造的に考えること、相手への悩み解決の提案性が求められています。
・創造には、答えがない。有能な人ほど、試行錯誤します。頭の中の情報をばらす、ちらす、とばす、そして集約する。それを繰り返しては、違う組み合わせを考えています。唯一ではないが、最善の答えを求めます。
・創造とは破壊だ。時代は常に動き、いっときもおなじ状況はありません。人間の集団だから価値観や習慣は変化していく。
・天の声は考え続けている人におりてくる。
・思想、感情、想い、イメージを含めて、しっかり言いたいことを視覚化、言葉化する意識を持つことです。
・コンセプトはへそ。企画のもっとも大事な核を指していました。コンセプトがないということはそこに新しい提案も主張もないということです。
・事実から真実を探す。事実にねざした発想が前提です。だから、当然データや情報が必要です。
・どれだけ、真実を深堀できるか。事実⇒認識⇒洞察=真実
・人間の行動欲望の基準は、損得と、好き嫌い。損得は理性で、好き嫌いは感性です。
・創造的な人ほど、現場主義です。
■発想する
・ビジネスは人間でできている。作り手も売り手も買い手もみんな人間です。
・ボーダを超えよ。考える人はつねにボーダーを超えることが求められている
・YTT Yesterday , tomorrow , today 過去を見て、明日を読み、今を語る
・小林一三 10年先を見て、5年の設計をし、1年先を歩く
・根っこがないぞ、根っこが。
・人間の満足は、最終的に心の満足へ。デジタル化できなアナログ的なものの価値は増し、高い満足度を提供するものだけが勝者となる。
・知る⇒想う⇒創る⇒動く
・全体を描き、個々に対応する全体発想が欠かせない。
・今、何が難しいか、何がやっかいかというと、何が一番問題なのか、という悩みの本質を見つけることです。だからつねに、「Why?」の連発から始まります。
・人間は合理性20%、非合理性80%で生きる動物だ。
・一番重要な情報は人が運んでくる。「客観的事実」「主観的事実」
・合理的に損得のみで判断していると人間を思いやる感性がうすれてくる。だから①相手の立場に立つこと、②自分らしさを持つこと
・今企業が求めている創造性は、「暗黙知」です。
・課題解決には3つの発見、オファーの本質の発見、コンセプトの発見、解決策のアイデアの発見
・プラニングサイクル 現状認識⇒問題点把握⇒新しい目標設定⇒解決策⇒想定⇒現状認識
・相手あってのビジネス社会 「考えること」は自分の中で組み立て何を言うではなく、相手に向かって考え、創り、動かすこと
・正しいけれどおもしろくない。わかった!ではなく好きだ!。頭でなくて、汗をかけ。
・人間観察 現場で感じ��現場で発見し、現場で創る
・持続的発展とは、成長し続けること
■独自性をだす
・ビジョンを描こう。絶対的価値 オンリーワンか、相対的価値 ナンバーワンか。
・勝ち負けではなく、相手への思いの熱さ、高い志をもてば、時代にもぶれず、とても魅力的。
・安藤忠雄 持論は、机の上ではなく現場で考えろ
・絵を書け。絵をかくことは仮説を立てること、仕上がりのイメージを書くこと。まずは想いのままに、紙の上に書きなぐるように絵を書こう
・言葉化しろ。絵を描くとともに、ストーリーを言葉化。
・現場はビジネスの教科書だ。現場で真実の発見を。
・観・感・勘 のトレーニングを。
・知る発想から、感じる発想へ
・脳がいちばん成長するとき。全力でやってギリギリできるぐらいの難しさの仕事に取り組む場合。自分をらくさせようとすると成長しない。
・強い説得力とはこだわりだ。
・想いを入れるから、私の仕事になる。
・ビジネスの軸足を、稼ぐから、愛し、愛され続けるへ
・複合才能の人をめざそう。複雑にからみあった課題の中で的確に問題の中心を見つけ出し、仮説を立てて、実施できる人。
目次
はじめに
PART1 創造とは
PART2 発想する
PART3 独自性を出す
PART4 発想のヒントを集める
おわりに
参考文献
ISBN:9784534049674
出版社:日本実業出版社
判型:4-6
ページ数:165ページ
定価:1500円(本体)
発売日:2012年07月29日 第2刷