彼女たちの言葉が勇気に
2022/04/07 03:56
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
スクリーンの中で輝く女優さんから、大気圏を突破して夢を叶えたあの人まで。ジャンルと性別の壁を越えて活躍する女性たちの生き様を見習いたくなります。
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男尊女卑とすら言えない時代から、まだ時は大して経っていないことに驚く。女性が普通に活躍できる優しい世界になってほしいし、自分も男子とか女子とか関係なく人に優しくありたい。
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いろいろな分野で活躍する女性21人の、講演などの記録をまとめたもの。高校生とかが主なターゲットだろうと思いつつ、手にとり、ぐっときた。
特に印象に残った人:
田中優子元法政大学総長。大学でであった江戸文化研究への渇望にについて、「どんな生活をすることになっても、この道を手放したくない」と考えた、ということ。将来の不安はあったけど、将来のことを考えずに全力を尽くした。
安田菜津紀(フォトジャーナリスト):自分の経験から語る言葉は強いと思った。
上野千鶴子東大名誉教授:ネットでも話題になっていて読んだことがあったけど、改めて読んでよかった。
南場智子(株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役会長):自分のことをすっかり忘れて、仕事だけに集中すると、のびのび仕事ができる。あまり自分に意識がいかないほうがいい。とにかく事に向かう。
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1ヶ月ほどかけてゆっくりと読み進めていった。
海外の方のお話も多かったが、やはり日本の女性の話にはとても心を動かされた。特に印象に残ったのは、小室淑恵さんと、南場智子さんのお話だ。
長時間労働が日本の課題を解決する、という小室さんの話に私はとても驚いた。私は、ワークライフバランスというのは個人の幸福を追求するためのものだと思っていたが、実際は日本の介護や保育の問題の解決にも繋がるということに初めて気付かされた。何より、二児の母である小室さんの実績や働きぶりを見ると、私も将来に希望が持てた。
もう一人は、dnaの代表取締役の南場智子さんだ。彼女の、「とにかく『事』に向かう」という話がとても印象に残った。私は今までの人生でこれといって何かに一生懸命になったことがない。しかし、今何者でもなく、何かに熱中できていない私にとって、この言葉はとても響いた。何より、ここまで有名な大企業の代表取締役が女性であるというのは、日本社会においてもとても重要な事だと思うし、私自身とても嬉しく思った。
私は今、大学一年生だ。これまでの人生で女性である事で理不尽を感じたり、あるいは差別を受けたことはほぼない。しかしながら、これから社会に出る中で女性である事で壁にぶつかる場面が出てくるかもしれない。それでも、しっかりと自分の足で立ち、生きていきたいと強く思えた。目指せ!自立した女性!