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光線には色がついていない
網膜の3種の錐体からの情報で波長を認識する
暗い色の静脈の血液で赤い光が吸収されるので、血管が青黒く見える
視覚で重さの感覚が変わる。視覚を遮ると他の感覚が鋭くなる
人の視野は水平200度、垂直100度だが、色の識別範囲は狭い
青が最も広く、上下30度、水平60度
外科医の手術服の色
血=赤の補色は青緑。青緑の服では「補色残像」が見えにくい
血液がついても赤が「減法混色」で黒く見える
明るさは昼と夜で1憶倍の差 瞳孔では10倍のみの対応
明るいところでは網膜の感度の低い錐体 暗いところでは高い桿体
ブルーライトは太陽光のほうが100倍多い
集中力アップ、睡眠ホルモンを抑制 目に悪い科学的根拠はない
鳥の雄 派手で美しい=敵に目立つ
生き残る→強い メスに惹かれる 繁殖後、羽が抜け落ちる
うぐいす=茶色に近い色、うぐいす色ではない
警戒心が強く人目につかない
明るい黄緑色=メジロ ウグイスと間違えた?
スイカのシマシマ
他の果実と同様、高く飛ぶ鳥に見つけてもらうため
水分が多いのも食べてもらうため
シロクマの毛とダイコン
白いのは中に空気があるため
ダイコンは煮ると組織が壊れ水分が入り、透明になる
コバルトブルー、エメラルドグリーンの海
青や緑の光は水を浸透し、浅い海底の白い砂で反射して戻って青や緑に見える
退色しやすい赤い塗料
赤い光を反射し、高いエネルギーの青や紫外線を吸収し退色する
青は紫外線に強いのでブルーシートの色になった
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ものの表面には色はついていない。よく反射する波長の光とあまり反射しない波長の光があるだけで、反射してくる光をもとに、あたかもものに色がついているように見える仕組みを目と脳が備えているのだ。
そのような色にかかわる不思議を、科学的な根拠に基づき説明する。
たとえば私が『赤』と思っている色とほかの人が思っている色は違うかもしれない。確かめるすべはないけれど…なんてことは昔っから考えてはいたけれど、ものに色はない、なんて。自然界の色はなんとなくわかるけど、人工物も?塗料とか染物とかもなの?ちょっと理解の範疇にないな。
味覚も色に左右されるというのはよくわかる。
体の色を変えるタコは色がわからないというのは不思議である。
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色について色んな観点から物事を知れてとても面白かった。説明も分かりやすく、この本読むと世界を見る目が少し変わる。