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姉の死の真相と真意を求めて後宮の宮女となった水鏡の物語
前巻からの佳境を迎え、綺麗に納まっていました
お気に入り黄宮調の来歴に度肝を抜かれ、更に惚れました(笑)
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大河の水面に煌めく蒼の宮城。その後宮で皇太弟・文青の密偵を務める宮女・水鏡は、姉の死の真相を追っている。
ある日、皇帝が寵愛する貴妃の懐妊の噂が舞い込む。だが対立する皇太后はその妊娠を認めなかった。さらに「懐胎は偽りなり」という扇動で宮中は大きく揺らいでいく。
王家にうごめく闇に迫る中、互いの距離を近づけていく文青と水鏡。しかし全ての黒幕の目論見が明らかになった時、二人は再び分かたれて――。
水に浮かぶ後宮の美しきミステリー第二弾。
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前巻で回収されなかった謎が明らかに。
二転三転する真相、まさかまさかの展開に驚かされること多数。
菫貴妃の件もそう。
彼女の懐妊に関わる騒動も意外だったし、そこから連座するように彼女含めて罰せられるべき人間が悉く罪を暴かれる終盤の展開にもびっくり。
広げるだけ広げた風呂敷をたたみきった!
黒幕の件も驚き。
実際に指示を出していた黒幕は予想できる人物だったが、政治的な意味での黒幕は更にいたという。
その本人が望んでいなかったにも関わらず。
ゆえに、あるキャラとは悲しい別れとなってしまった。
望んでいないことを勝手にやった人に対して、何と言葉をかけたらいいのか。
そんな中でも主役二人は一度は結ばれ(突然だったので驚いた)途中色々あって別れそうになったけど、諸々乗り越えて無事決着。
本当に紆余曲折あったけれども。
美味しいものを頼れる仲間たちと食べて、愛しい人と語り合えるラストで本当によかった。
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令和4年7月15日 読了
本屋さんで表紙に惹かれ読み始めました。1巻を読み終わりすぐに2巻を購入しました。
水鏡の機転の良さには毎回驚かされます。文青との密会もドキドキしながら読みました。
まさかの黒幕に驚きながらもこれからは水鏡が文青をしっかりと支えてくれるのでしょうね。
3巻が出たら即購入です!
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姉の死の真相を暴くことができた1巻。2巻ではその死や宮中で渦巻く陰謀の黒幕を暴く流れなんだけど、あまりにも黒幕の正体がしんどい……。
表紙のイラストの印象と同じく、淡々とした筆致ながら、美しい水の後宮の情景が目に浮かぶようでした。