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めちゃくちゃおもろい。苦労してきた作家さんやねんなってことが文章からめっちゃ伝わってきた。自分とバックボーンが似てて(大阪出身、浪人、京都大学、京都で一人暮らし)バチバチに自分に刺さった。大学にいる間に読めて良かった!
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第一印象は大事というが、まさにこの本はソレで表紙のイラストがめっちゃ可愛かった。
ついこないだ万城目さんの「バベル九朔」を読んだばかりだったので、「どんな人なんだろう?」と興味があった。
万城目さんが小説家デビューするまでのエッセイでとても面白かった。一度は小説家を目指し辞めたものの、次の応募がダメだったらと、ちゃんと経理(簿記)の勉強をして2級までとって、1級の勉強もすすめてとても真面目なところもあるんだなと感心した。人生の分岐点てどこにあるかわからないですね~。また他の作品も読んでみたくなりました。
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万城目さんのエッセイは、本当に面白い。
彼の感性は、とても魅力的。
今まで刊行されたエッセイの中でもよくご自身が影響を受けた作家さんや作品が描かれていることが多く、その作品への思いがとても心地良くて、いつか私も読んでみようという気持ちにさせてくれます。
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万城目さんの大学生時代から作家になられるまでのエピソード。
作家さんになるにはいろんな経験が活きるのがよく伝わった。作家になる大変さも本当に心折れそうになるんだろうなぁとも。経験談は面白く読めました。
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10年前にこの本に出会っていたら、間違いなく京都の大学に進学していたはずだ。
大学は地方に行くべき。
私も全く同意見。
まぁ、都会で暮らしたことないですけど。
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大学浪人から作家デビューまでのアレコレを綴ったエッセイだが、雑居ビル管理人時代のエピソードは、まんま『バベル九朔』のそれであった。
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万城目学が作家になるまでの物語、こういう時代もあったんだなと思うと万城目学さんの作品をもっと読みたくなるエッセイ
2024年直木賞受賞おめでとうございます!「八月の御所グラウンド」絶対読みます!
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万城目さんの大学時代から、鴨川ホルモーでデビューするまでの日々が綴られたエッセイ。
なるほど!あの生真面目な文体でありながら面白おかしい物語はこうやって生まれたのか!いろんな苦労があったんだなぁと思いながら読みました。
万城目さんの語り口が面白く、楽しく読了できました。万城目さんファン必読の1冊。
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万城目学さんの大学受験失敗から小説家デビューまでのエッセイ。
万城目ワールド全開で、クスクス笑ったり、うるっとしたり、心揺さぶられ読後の充実感たっぷり。
万城目学さん、好きだわ〜
京大3回生の時、大学の正門で風に吹かれて小説を書くことを決意した瞬間。
新人賞受賞のメールを受け取るまでの奮闘。
じわっと心にきました。
うまくいかないこと続きの10年以上の日々。
万城目学さんが作家になってくれてよかった。
おかげで作品を読んで楽しい気持ちになることができます。
それにしても、万城目さんが無職になっても見守り続けたご両親も本当に素晴らしいなと思いました。
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人がうまくいっていない様を読むのはどうしてもおもしろい。笑 けど、それにしても面白おかしく書かれた良本だった!歯切れ良い、短文多めの文章が小気味良く、言い回しもいちいちくすっと笑える。
万城目さん殆ど読んだことなくてまさかのエッセイから入ったので他の作品を早く読みたい。
人の不幸をみて自分はましだ、と安心するつもりは全くない(恐らく)けど、手元に置いておきたいお守りのような本だと思った。疲れ果てて本を読めない日々でも、この本なら開けそう。
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このエッセイを読んで、人生最短ルートじゃなくても全然オッケーやなって肯定してもらえた感じがした。まあもう浪人して、院まで行ってる時点で最短からは程遠いけど、どうしても一緒に入学した人たちと卒業する方がいいとかなんとか考えちゃってた自分もいたから、今思えばそんな1年、2年くらいどってことないよって言ってあげたい。留学でもなんでも行けば良かった。
このエッセイ読んで自分の浪人時代を思い出した。私は大学の授業料は自分で払うことになってたから、高い買物やしできるだけコスパのいい国立大学に行きたいと思い、現役時代に私立大学は受験しなかった。今思えば阿保である。
一緒に国公立目指してたと思ってた同級生のほとんどは、国公立に入れなくても浪人はせず、手のひらを返したかのようにみな現役で私立に行った。私の高校では浪人する人が圧倒的少数派だった。周りの人たちがキラキラとした薔薇色キャンパスライフの切符を手に入れるなか、私が手にしたのはおかんから渡された駿台予備学校のパンフ。絶望した。体験授業で登場した生物の先生のシャツの柄が変すぎて、こんなとこで1年間授業受けんのか、、とほんまに先が思いやられた。
圧倒的少数派の一員になり、自分の通ってた予備校は寮もあったからか福井の進学校からきた奴や、京都の進学校からきた奴ばかりで、もうすでに顔見知りコミュニティができあがっていた。圧倒的少数派だったから、同じ出身校の人が自分のクラスにはいなくて、浪人時代は今にも増してかなり孤独だった。
昼休憩にはラウンジにいってご飯を食べるのだが、すでに形成されているコミュニティでワイワイ仲良くお昼食べたり、勉強しあったりしてるのを横目に、「私はコイツらよりはやく昼ご飯食べて自習に取り組んでて偉い、模試の結果の傷の舐め合いなんて時間の無駄」というマインドでいた。今思えばそういうのが羨ましかったのかもしれん、笑
毎日9時から21時まで予備校で過ごし、人生の中であんなに机に向かってたのは後にも先にももうないだろうなぁと思える。お腹が空いているのも気にならず、というか気にしてる余裕もなく、血糖値が足りてなくて顎が無性に痛くなることしばしば(なぜか顎)。私は空腹をしのぐためにルーティンを敢行していた。15時のタイミングでブースの自習室には換気が実施される。そのときに紙パックの野菜生活を開けて、チビチビと21時までやり過ごす。それでも17時頃にはどうしても集中力が切れるから、ポケットに忍ばせておいた小袋のバウムクーヘンを持って、ウォークマンでFMラジオを聞きながら食べ、二条城の堀周辺を一周して帰り、再び机に向かう。今これをやれと言われたら発狂する。模擬試験のときもルーティンがあって、昼休憩に食べすぎると眠くなるからという理由で、プリッツロースト一袋を一心不乱にボリボリ食べるのを決まりとしていた。
元々物理選択だったが、てんで成績が伸びないため、浪人してから初めて生物を学習するというハンデを自ら課し、仲間を作らず摂食ルーティンを敢行しながら勉学に励んだからか、成績はかなり良くなった。第一志望はゆずってしまったけど(笑)、入試では学科3位の得点で、ああこの監獄のような自習室での1年も無駄じゃなかったことが証明されたときは嬉しかった。合格発表の日、夕方17時まで焦らされて、PC画面に番号が表示され自分の番号があったとき、家族にキモいと言われるほど「おひょーおひょひょ、ひょひょ」って走り回って喜んだ、笑
万城目学のエッセイ読んで、俗世との縁を断ち切った最も陰鬱な1年間を思い出して、懐かしくなった、笑。あの万城目学氏にもそんな時代があったんやなと少し身近に感じられたり…。
感想というか懐古になってしまった、まあええか。
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面白かった〜ヾ(〃^∇^)ノ♪
万城目学さんの大学受験失敗から、三十歳で『鴨川ホルモー』で小説家デビューするまでを描いた思春記
タイムリーなことに、今週TV番組『あの本、読みました?』に出演されるので楽しみである(❃´◡`❃)
週刊誌にエッセイを依頼されたが、そこそこ上手くいっている日々を聞かされても楽しくないだろうからと断ったらしい
しかし、人が上手くいっていない話なら楽しいだろうから?何やっても上手くいかなかった頃を思春記として連載したらどうかと提案されて、そうすることにしたらしい
就職氷河期にも関わらず、安定した職を捨て、わざわざ小説家を目指すべく無職を選択するマキメ君
どうみても無謀な、勝ち目なき人生だと思われる時代を、連載としてスタートさせたのだ
無職になったその日々がこの作品の醍醐味*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)!
京大生だったマキメ君は、いつもお気に入りの鴨川デルタで、一人体育座りして考え事をしていたそうだ
考えても考えても何にも答えが出ない
うん、うん、あるよ、あるよ〜そういう時(*ᴗˬᴗ)
川の流れる音に癒されて…
学生に優しい京都に鴨川に助けられたあの頃…
この作品を読むと、彼の京都愛をバシバシ感じる
そして他の作品を読んでいると、今作の彼のこんな経験やあんな考えから生まれたのものなのかなあ、と勝手に想像してみたりする
最後に、作中のエピソードで気に入ったもの二つ
TV番組『ごきげんよう』のサイコロトークの話の謎は目から鱗だった
もう一つは、夏休みに一ヶ月海外に旅した時に置き引きにあった話
人生なんとかやり直せるって悟った感じ、良かったな(((^-^)))
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筆者にもこんな時代があったんだ。笑えて、ちょっとほろり。是非、若い人に読んでほしいエッセイ。小説がおもろい人はエッセイもおもろい。