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文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他
作中で触れられている作品を自分なりにリストにしてノートにメモ。
どれも私にとってはハードル高い作品ばかり
リストを作りながら、スマホで検索したい衝動と戦いました。
「全てを網羅できているとは思えない。ネットで検索すれば一覧が出てくるだろうから、それをうつしちゃえ!その方が速いしね!!」
…っていうことを見直そう、と本作を読みながら思いました。
物事に利便性ばかり求めているから、対人間でも、利便性求めてささくれだっちゃうんだよ。
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ネコと本がメインのお話ってのはどうしても表紙の時点で惹かれちゃいますねぇ。登場するキャラクターはあまり好感度は高くありませんが(バスケ部の先輩は良い味出してたな)本の未来、というような問いかけが面白かったです。
私は紙の本が好きですが、正直収納に場所を取るし、湿気もすごいし、虫はつくし、重いし、崩れるしで手に余ることは多々あります。いつの間にか増殖してるし。家族でも趣味が違えば自分以外の人間が手に取ることもないし、いつか読み返そうと思いつつも本棚の奥の方に追いやられて行くのみ。そういう本ばかりなので、本にとっては色々な人に読まれた方が本懐なのでは…と思う事が多々あります。この頃はもっぱら図書館は自分の本棚!と思って活用しておりますが。
そう考えると、取っておきたい本や読み返したい本ほど、電子書籍の方が良いんだろうなとは思います。場所は取らないし、読みたい時にすぐ読めるし(どこに片したっけ?と悩むこともないし)、読みたい箇所も検索機能を使えばお手の物。とは言え、やっぱり紙の本が好きなんですけどねぇ。
たまには古典を読みましょう、みたいな話でしたが、個人的に、今流行の本はその時代に読んだ方が面白いというか、あぁワカル!という共感度が高い気がします。この頃、本屋大賞関連を読んでいてとみに感じるのですが、時事ネタというか、別に時世を反映するような作品ではないにせよ、どこかにその時代感が出てくると思うので。ああこういう事件あったよなぁというのがリアルタイムで記憶にあるうちに読んだ方が本に対する親近感が強くなる感じが自分はありました。
古典と言ってもおもしろい作品は面白いし、現代の本だって難解なものはあるので(大江健三郎とか)一概に古典は難しくて不可解というつもりはありませんが、時間があるときにゆっくり読みたいなぁとは思います。高校時代にペラーっと読んで、読み終えた気になっても大人になって改めて読むと「こんな作品だったんだ」って思う事が多いので。反対に子供の頃に読んでおけば良かったな〜と後悔する作品も多いです。
紙の本や、昔からある本どころか本屋も古本屋もどんどん消えていっておりますが、とは言え文章を読む時間というのは相対的に増えているのではないかな、と個人的には思います。本や新聞を読む人や手紙のやりとりは減りましたが、ネットニュース、ライン、メール、ツイッターなどで文章を読んでいる人は増えているのではないかな、と。携帯デバイスで本や漫画、無料の小説サイトなどで文章を読める時代に昔ながらの紙の本はどのように生き残っていくのか。本が好きな人が好きなのは百も承知なので、結局は普段本を読まない・購入しない層に訴求できるツールが無いと色々と難しいのではないかなぁなんて思いながら読み終えました。
本の今後を憂う青い鳥みたいな話だったなぁという感想です。
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本について考えさせられる本
はじめて自分の本との向き合い方はどうだったか、と考えました。
迷宮の世界の描写が豪華できらきらと想像しながら読み進めて、猫の声は低いけども可愛らしい声を充てて読んでみたり。
本題とはずれるんですが、林太郎が4つの迷宮で、本に対してのさまざまな向き合い方、付き合い方をしている人々にあって、本を解放するため説得するところで、今まで正しいと信じてきたやり方を諭されてこんなにあっさりは受け入れられないだろうと思った。
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猫と本が好きなのでタイトル買い。内容的にはところどころ深いことが書かれている。筆者自らが解説欄で語っているが、難読のため気が進まない古典的文学作品も手にとってみようと思う。
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芸術の価値は,受取手一人一人に委ねられる.そこに汎用的価値があるとすると,それは多様性のない画一化されたデジタルな世界である.本もまた然りではあるまいか.医師として作家として世に問うてきた作品に,もしかしたら画一的な正解を求めるような受取手が多かったのだとしたら,悲しい現実を感じてしまう.
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海外の児童書のファンタジーっぽい感じ。古典や名作と言われる作品はほとんど読んでいないので、この機会にちょっと読んでみようかなと少しだけ思った。
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自分は何で本を読むのかな?と考えさせられる本だった。私の場合はほぼ現実逃避かな笑。物語の世界に没入している感覚がとても好き。エッセイも好きな作家さんの考え方やこんな事考えながらあの本書いたのかな?とか、オススメな○○を実践してみたり楽しい。これはやっぱり本作で言うところの本当の意味で本を愛してないって事にになってしまうのかな…。
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☆4
本好きな人に読んで頂きたい!そんな1冊だと思いました。
本を大切にしたくなる素敵な言葉や心に響く言葉がたくさん詰まっております❁⃘*.゚
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面白かった。
私は犬派なので、食指が動かない本だったのだが、ブクログで紹介されて読んでみた。面白い。引きこもり気味の主人公に、どっぷりハマった。本の世界から帰って来られなくなるくらい。
福知山の古本屋『モジカ』さんのラインナップを思い出した。最近の読み捨てにするタイプの本はなく、たぶん私には「難しい本」ばかり。今の売れ筋しか置いてない新刊書本屋とは一味違う並び。こういう本屋がなくなる時代にならないことを願う。
でも私は、ラノベもコミックも読むけどね。難しい本も、癒しや爽快感を味わう本も、私には必要不可欠なものだから。
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唯一の家族であった祖父が、高校生の林太郎に『夏木書店』という古書店を残して、突然亡くなってしまった。
「閉店」の札がかけられた店の奥に、翡翠の目をした一匹のトラネコが突然現れ、本を助け出すために力を貸してほしいと言う。
人間の言葉を話すトラネコのトラと林太郎が迷宮を乗り越えていく、壮大なファンタジー。
本を愛する人たちへの、熱いメッセージが込められていて、たくさんの哲学的な言葉にも触れることができます。
書棚の奥に開かれる扉は、静かで奥行きのある本の世界を象徴しているかのようで、作者の本に対する強い愛情が感じられます。
そして、無気力で引きこもりがちだった林太郎が見事に成長していく、清々しい物語でした。
「本には心がある」
その心を見失わないように、自分自身を養い続けたいと思う。
本の世界には果てがないのだとつくづく思います。
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夏川さん作品で医療ものではない作品を
初めて読みました。
いいですね〜青春✨
私も難しい本は手にしないタイプなので、
耳にイタい部分もありましたが
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小さな古書店を営む祖父と二人暮らしをしていた高校生の夏木林太郎は、祖父の急死によって叔母のところに引き取られることとなり、引っ越しまでの間一人古書店の整理をしていた。そんな林太郎のもとに店の奥から突然言葉を話すトラネコが現れ、本を助け出すため力を貸してくれと語りかけてきた。そしてトラネコのトラに導かれるまま迷宮に入り込む。本を危機に陥れる者達からの難題に林太郎は立ち向かえるのか?本を無事に救い出せるのか?
ファンタジー形式ではあるけれど、なぜ人は本を読むのか?本が持つ力とは何か?という問いに対する答えを導こうとしている哲学書のようで、とても考えさせられました。
早く読めなくても、たくさん読めなくても、一冊一冊の本と対話するように丁寧に読んで行きたいと思いました。
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本を愛する林太郎が本の本質を忘れて本を傷つける人たちに、本が好きだということを教える。同じ本を二度読んだり本をゆっくりと読んだりと、本の読み方を変えるのも本の良さをもう一度確かめるのだと思った。
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神様のカルテがずーっと今も気になってて、それより先に手をつけてみたってことで 不思議な猫に気になる同級生にグイグイ距離を詰める泰然自若の先輩 あと謎のおばさんですか。最後へやっぱり夏木書店を引き継ぐ展開だし、猫の正体も分からず仕舞い、本当に4回で消えたんだから 本が正体なのかな、今世の中の本屋が閉店していて 相対的な本を擁護する事なんだろうかと 登場する4人のあちらの世界のが自分には入って来ないけど、どうなんだろかな 夏木が成長したというか元々が優秀なのでは。ファンタジー感が充実した分かる人には分かる本
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ひとりぼっちになった青年が、亡き祖父の古書店で人間の言葉を話すトラネコと出会う。そしてトラネコと本を守るための冒険が始まる。
著者の本への大きな愛情が伝わってくる。本を読む行為の意味。本が好きとはどういうことか。
本を取り巻く厳しい現状とファンタジーの世界を融合させ、わかりやすく読者へ訴えかける。
本を売る者、買う者、読む者。すべての者へ、本との向き合い方を改めて考えさせてくれる。
やっぱり私も本が大好きだ。