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投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
オメガバースの常識を超えたお話に、さすがだと唸ってしまいました。そうか、こういうパターンもあるのだ。ドキドキさせられる場面もすてきですし、明るい明日が見えるエンディングでしたのでとても読後感が良かったです。
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投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
オメガとアルファは本能にあらがえないで、くっつけば上手くいくという話が多い中で、これはタイトル通りベータを恋人に選んだオメガと、その相手のベータ、アルファたちの葛藤のお話。
身体と心が求めるものが違うのはつらいと思う。でも、なんとか本能にあらがって心の求めるベータのもとへ帰るところがとても感動した。ベータの道隆も、アルファにはかなわない、とあきらめるのではなく、やはり運命にあらがったからこそつかめた二人の勝利だと思う。
アルファの方も、実は誠実な人なので、後半で救済っぽい流れになって良かった。そして実は鈍感なのがクスッと笑える。
すごく良いお話だった。
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アルファとオメガの本能。これには抗えないものなのかな?に対しての、安西先生の真っ向からの答え。ベータの道隆と、オメガの有のお話。
ドラマチックな運命もあるけど、普通に出会い、普通に惹かれあい、普通に信頼を築いてきたふたりの愛は、それを凌駕できる!
アルファの嘉納さんは、身体の相性も抜群によくて、運命の番?ってくらい。
経済的にも地位的にも恵まれてる。多少言い方が高圧的で鈍いところがあるから、あまり人からカジュアルに接してもらえなさそうだけど、率直で相手のことをきちんと尊重してるいい人。
それでも。ベータでは発情を収められなくても。
助けて欲しいのは道隆だし、発情「させない」道隆の匂いが好きだし、共に歩いていきたいのは道隆と。
オメガバース好きだし(そういう設定のファンタジーだからね)読むけど、本能には理性が打ち勝てない……なんてことはない!
って言ってもらえたこの作品が大好き。
後半の書き下ろしで、ちゃんと嘉納さん救済に続きそうなエピソードがあって良かった。
道隆視点なのも嬉しいし、道隆視点の、主役は嘉納さん&伊吹さんなのが新鮮。
とことん鈍くて、ひとりだけ状況についてけてない嘉納さんがかわいいよね~( *´艸`)
情緒置きっぱなしで大人になっちゃって、周りには中々分かってもらえなさそうだけど、色眼鏡取っ払ってみると、すごい素直で一途なところがねー、ほんとかわいいよね~( *´艸`)
道隆の武骨だけど優しいところも、今回は攻である道隆が「相手がアルファで、アルファと一緒になった方が有のためだとしても、絶対黙って引いてやらないぞ!ふるんならちゃんと振ってからいけ!」って姿勢も好き。
(なんか、安西先生のキャラは、いつもは受の方が「分かれようなんて言わないよ!」って男らしく言うイメージでして)
有の、人見知りしなくて人生に前向きなところも好き。大学の仲間と起業して、困難だけどチームワークすごくいいところとか、読んでてニコニコしちゃった。小宮さん出産したら、今度はみんなで育児本とか読んで、小宮さん以上に赤ちゃん心配したりしてそう(*^^*)
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メインカプの2人より、完全に後半攻め視点になってからの、前半の当て馬である嘉納さんと伊吹くんに全て持って行かれた感!嘉納さんが好きすぎました、恋に不器用なアルファかわいい。
どうしても惹かれてしまう肉体を遥かに凌駕する、有と道隆の深い愛情がすごくよかった。
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ベータ攻めオメガ受けの変則オメガバース。
そこに身体の相性抜群のアルファの男が現れて
…。心は長年付き合ってるベータの恋人を愛しているのに、身体は無意識にアルファに惹かれるという切なさ。
ちょっとしたすれ違いで喧嘩もしたけど、ちゃんと仲直りしてよかった。メインカプのお話は半分程で、後半は当て馬アルファの救済ストーリーでした。こっちはティーンのようなピュアラブ。
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【道隆が言うことは、ぜんぶ信じられる。ずっと一緒に生きてきたから、信じられる(有)】
エロス度★★★
①オメガバース作品。
βの道隆とΩの有が紡ぐ恋物語。
②学生時代から付き合い始め同棲中の2人。番にはなれないけれど、それでも幸せな日々を送る穏やかさが尊い。
③一度関係を持ったα・嘉納と再会したことで体は嘉納を求め、心は道隆から離れたくない有のΩとしての苦悩が切なく、βだけど有をαに渡したくない道隆の強い想いに心打たれました。
④嘉納も早く伊吹とくっ付けばいいのに恋愛ではヘタレるのが面白い。
⑤道隆と有が一緒に歩んできた年月が運命に打ち勝つのが胸熱でした♡