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☆3.5
いつものシャロン・ケンドリック。
ただ、ヒロインはシークと同国人。西洋人でない庶民のヒロインはハーレとしても珍しいかも。
途中まではセクシー過ぎてちょっと変態チックで傲慢なヒーローと、性格的にも無垢なヒロインとのやり取りがおもしろく☆4の気分だったけど、ラストがあっけなさすぎたので☆0.5マイナス。
言葉づかいのメリハリや叙情的な情景描写など訳の雰囲気がすごく良かった。
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ヒーローは傲慢・嫌なヤツでワーストランク入りかと思ったけど、実は子供の時の出来事で心に傷を持ち、自ら幸せを遠ざけようしていたせい…ヒロインの愛でトラウマ克服。
ヒロインはひたすら優しく善良、こんな健気なヒロインもHarleでは珍しいのでは?
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砂漠の国カリスタで、エレニは夕日が沈む地平線を眺めていた。いつもは横暴な父親も、今日はひどく上機嫌だった。これから高貴な身分の客人が来て、夜を過ごすからだ。エレニが酔った父親のたわごとだろうと思っていると、美しい馬を駆って、たくましい男性が突如彼女の前に現れた。プリンス・カリクは、みすぼらしいあばら家を見まわした。ぜひとも欲しいものがなければ、こんな場所には来なかったのに。だが彼は、飲み物を差し出すエレニの目を見てひどく驚いた。カリスタの伝説にうたわれる緑の目を持つ女が実在しているとは。プレイボーイとして名高い彼の心は、いつかになく揺さぶられた。