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読み物としておもしろかった。実話に基づいているとのことなので、小説より奇なり、との言い得て妙だと感じた。我が子のことと思うと胃が痛くもなるが。
某大手塾がカネの亡者のように描かれているのが気になった。我が家を見るとそんなに悪いとは思わない。
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試験というのは努力がそれなりに反映される競技のようで、大学でも高校でも中学でも更には小学校や幼稚園の入試でも家族の数だけのストーリーが生まれる。特に関東圏の中学受験は思春期にもならない子供と親たちが偏差値という数字で自分たちの社会(中学受験という狭い世界の)の中での位置付けを突きつけられて、世の中の厳しさを知ることになるし、その中での生き方を見出していく一大イベントになってしまっている。一つ一つの家族が主人公になる物語なのでそれを乗り越えた後も懐かしく振り返ることができるし、筆者の言うようにカルト化している部分も確かにあると思う。家庭崩壊だけはしないように。
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中学受験について知りたいが目的だったが、最初にこの本ではもしかしたらよくわからなかったかもしれない。
著者の本をいくつか読んだ後だったので、ストーリー仕立ての話がよく理解できた。
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中学受験の本番を迎える前にこの本を読んで本当によかった。文末の解説のために、様々なストーリーを読んでいく。
どのストーリーも親目線で進んでいくので、心に響くものがある。
読み終えて、我が子が誇らしげに思えた。
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何度も涙しながら読み終えた。
学校名も塾名も実名なので、すごく臨場感を持って読み進めることができた。
受験生である子供も親も、本当によく頑張っていて
登場人物それぞれにお疲れさまでした!と言いたい気分。
はたから見ていたら異様にも思える世界だけど、
一度足を踏み入れたらどんどんのまれていってしまうのが中学受験なんだと思う。
途中で『やめても良いよ』って、自分にも言えるだろうか。
登場人物の親子の選択を読むたびに考えさせられた。
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中学受験の経験はないけれど、中学受験というシステムにはすごく興味がある。周囲でもその手の話題に溢れているからだ。子どものための受験のはずなのに少なからず子どもを傷つけるものになってしまっているのはかなしい。
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私自身は地方出身で受験は高校が初めて。ですがうちの地域の子は中学受験する人が半分くらいいると聞き、将来的にまだ幼い我が子の小学校受験、中学受験を見据えて読んでみました。
小説のようですが全部リアルな話を元にしているとのこと。読んでいると出てくる親子のエピソードに自分や家族を重ねて妙な興奮と疲労感に襲われました。
読む前は小学生の時からこんなに勉強付けにさせるのは本当にかわいそう、そして親も精神的、肉体的、経済的にもだいぶ搾取されるなぁとだけ思っていましたが、状況次第では子どもも親も成長できる機会にもなり得るとわかりました。一方でそうなれずに壊れてしまう家族もいることも…。
筆者も書いていましたが、合格だけをゴールにしないことが大事でどんな結果であっても子どもを否定せず一番の見方でいて居続けることが大事だということにつきます。きっと全ての家族がこう思っていてもどうしても追い詰めたり追い込まれたりして我を失ってしまうのが中学受験なんでしょうが。親が我が子にできるのは応援すること、愛情を注ぐこと、これしかないですね。
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中学受験は親の受験と言われるが、様々なパターンがあることがわかる。そして、本当に子供にとって良い受験にするために、塾の思惑に乗らず、総合的に良い受験にするため、さまざまなものを使いこなすことが大切なのだとわかった。あと、早稲アカはイメージ通り。
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今まで読んだどの中学受験本や合格体験記よりリアルだった。自分の娘と性別もレベルも受験校も全然違うけど共感できる気持ちや状況がたくさんあり、どこの中学受験家族も似たような思いがあることがわかったし、中学受験に期待していたものを改めようと思わせてくれる本だった。
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あんまり面白い本でもない。
自身も中学受験をしたし、子供二人の中学受験も親として経験した。
ひとり中学受験だけに限ったことではなく、何か依存するものに狂う人っていうのは、一定数存在するんだろうし、そうした変わった、というか極端な人にフォーカスを当てられても、共感することなどはなかなかできるものではない、のでは。
イマイチかな。
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リアルで怖かった。
誰の為の中学入試なのかわからなくなるくらい、大人に振り回されている子供たち。
トロフィー入試には前々から疑問。田舎住みですが、こちらでもバスツアーあるとか。学校休んで塾に入り浸る子もいたけどそれでいいのか?
色々考えさせられる一冊。
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中学受験を検討する家庭は両親ともに読むべき本。3件の実際の受験例(塾名や学校名も実名)を読んだ上での最後の後書きが秀逸。中学受験をどう捉えるか、評価するか。受験で家族が壊れる例も、子どもが成長できる例もあるということ。「落ちても、してよかったと思えるのが成功した中学受験」というけれどその境地に達せる家庭がどれだけあるのか。筆者は中学受験はカルトというが、本当にそうだなと思うなど。
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大切なのは、プロセス。わかってはいても、実際はどうだろう。そのプロセスに成長を感じ、過程に満足できる家族はそう多くはないような気がしてならない。
子どもがこの世に誕生したあの瞬間を思えば、生まれてきてくれただけで、丸儲けなんだけど。。。
どこかで聞いたことがあるこのフレーズが、再び頭を過ぎる。
”子供は親の所有物ではありません。”
そうそう、まさにこれだわ。
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中学受験塾のビジネス戦略やその塾に自身の子供を預けている親御さんの心境にリアリティがあり惹きつけられた。自我が家では子供の中学受験予定は無いですが、子供の進路を考えるうえで大事にすべきことが整理できたように思います。
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中学受験にいどむ親子の心情がよく伝わってきた。やっぱり偏差値によるランキングが、社会をむしばんでいることを実感した。
学校の難易度などではなく、教育の中身そのものや生徒の雰囲気によって学校を選ぶような世の中にしていくには、どうしたらいいのか、考えさせられた。