投稿元:
レビューを見る
最初の方はテクニック的なことが多くて読み進めるのが遅かったが、後半くらいからスラスラと入ってくるようになった。人は放っておくと局所最適化に陥りがちだが、視座を高く、次の世代のことを考えて動くことで、本当に人生を賭けて解くべき問いに出会えるかもしれない。行動で試しながら問いや解決策の質を上げるというのも、あらためて大事と思い出させてくれた。
最近スランプ気味だったのでちょっといい薬になりました。
投稿元:
レビューを見る
社内の課題図書で推薦されて。積ん読していたのを引っ張り出して読んだ。
解像度という言葉はITやベンチャー業界で、解像度高い・低いってという形でよく使われている。
じゃあ低いところから高くするにはどうしたらいいの?をかなり具体的に細かく紹介している本です
多分1回読んだだけでは、大枠しか掴めないとおもうので、読みながら実践しながらを繰り返していくことが重要な本。
結構情報量も多いので、読むのに時間かかった。ただ、いろんなフレームワークや考え方を解像度を上げるためにミックスしているので読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
ビジネスだけではなく、人生のあらゆるシーンに応用できるフレームワークを提供してくれる1冊。基本的なことを、それがなぜ必要なのか?を、流さずに丁寧に説明してくれている。
投稿元:
レビューを見る
すぐ結果を求められる世知辛いビジネスの中で忘れがちな基本の書。 読んでいるとなるほどそうだよねと思うこと多数、なかなかこの基本を丁寧に実践していく事が難しい。それを丁寧に解説して順序立てて指南してくれるのはありがたい。
投稿元:
レビューを見る
何度も繰り返し読みたい。新規ビジネスを立ち上げるだけでなく、身近な課題・問題解決策を考えるときにもとても役に立つ考え方が散りばめられていると思った。
著者の引き出しの多さとわかりやすく伝える力がすごい、、
・p20-21
解像度は大きく分けて深さ、広さ、構造、時間
・p65-66
「行動することで解像度は間違いなく上がる」
仮に最初の事業はそれほど付加価値が高くはないものでも、行動して商流に入り込み、その領域で、実際に活動してみることで、学習が始まります。そうした学習の中で、商流を遮っている深い課題に気づくと、解像度が上がることがしばしばあるのです。
P67
情報を得たらすぐに思考し、思考したらすぐに行動し、行動をして情報を得たらまた深く思考する、これを短時間で繰り返すことが解像度を上げるコツです。
(行動せずにインターネットで情報を集めたり椅子に座って深く考えることに時間を使うよりも)
P72
Whatに加えて、進み方のhowについての信念もチームで共有しているほうが良い
P80
最終的にどのような問いに答えたいか、つまり目的によって異なります。解像度を不必要以上に上げようとして、時間を使いすぎない
P100
(深さの視点から課題の解像度をチェックする時のポイント)
顧客よりも顧客の課題を深く知っているカスタマーマニアになれているかどうか。
P108
より詳細に課題を検討するときには、(箇条書きで書くよりも)文章として長文で書くことをお勧めします。理論の飛躍や矛盾などに気づきづらいから。
P116
事例のサーベイが十分できているかどうかの基準
・関連事例(自分の事業領域の成功事例、失敗事例)を100程度知っているかどうか
・300-400以上知ると、ようやく頭の中に地図ができる
P156
(どこまで深さを掘ればいいか)
・why so を7-10回繰り返すまで
P186
(未来の視点に立つ方法としてのバックキャスティング)
・将来のあるべき姿を考えて、そこから逆算して現在やるべきことを考える
・プレモーテム(事前検死)と呼ばれる手法では、「半年後、このプロジェクトが大失敗に終わったとして、その原因は何か」を考える
P190
理論もレンズです。理論を持っていれば、課題を深掘りするうえで調べるべき数字や現象も定まります
P232
複雑なシステムには、一つの変化に対して大きな時間的な遅れがある場合もよくある。
(例えば地球環境における人間の影響が生態系に重大な気候変化を起こしている可能性がある、ということ)
私たちはシステムの複雑さから目を背けて、因果関係や法則を単純化して見たがる傾向にあります。
P224
いい問いを立てられるかどうかは、現在の解像度を映す鏡でもある
P248
顧客の課題を知りたいのであれば、人間の行動パターンを知りましょう。社会の構造を知りたいのであれば、社会構造の分析アプローチを何種類も知っておくことで分析が進むでしょう。ビジネスであれば業界構造を知ることで、課題の把握の一歩先を行くことができるかもしれません。
P238
・ミスが多い職場ほどパフォーマンスと心理的安全性が高く、ミスが少ない職場ほどパフォーマンスと心理的安元性が高い
P274
(pptのメリデメ)
・スライドはコンセプトをシンプルに伝えるときや、口頭発表を助ける道具としては有効でも、深めるときには不向きです。解決策の解像度の現在地を確認するときや、内容を詳細に検討するときの言語化は、プレスリリースのような、詳細さと論理が求められる文章形式のものをお勧めします。
P278
作る中で気づくことは、想像以上に多くあります。頭で考えることには限界があるのです。もし物が作れないのであれば、スケッチをしたり、模型を作ったりするのも一つの手です。
P304
・官公庁が出す情報量の多い「ポンチ絵」と呼ばれる図が分かりづらいと話題になることがあります。上司のレビューを経るごとに「あれも大事」「これも大事」と情報が加わっていくため、どんどんと図としてややこしくなる傾向にあるそうです。物事を正しく伝えることが求められるだけに、「何かを捨てる」ということを避けてしまいがち官公庁の組織文化が反映された図でもあるのでしょう。
P324
・難しい課題を1年で何とかしたいのか、それとも10年かえても良いのかによって、取れる解決策は大きく異なります。
長いスパンで物事を考えることで、他の人たちとは異なる道を選べるようになる
P325
・短期の予想をしなくても良くなる方法は、「アジャイル」に対応できるようにすること
・アジリティが高い組織であれば、変化の兆しが見えたときにすぐに対応できます。
・ミッションやビジョンといった大きな方向性を決めて、未来の解像度をある程度上げたうえで、その方向性に沿う範囲内でアジリティを高めて探索していく、というバランスが大切です。
P350
・ネイティブアメリカンは7世代先の子どものことも考えたうえで意思決定をする(私たちは未来を子どもから託されているのであり、それを適切に運用する責任があると考えることで、新しい視点を獲得することができる)
投稿元:
レビューを見る
馬田さんの前著「未来を実装する」に感銘を受けた勢いで本書も購入。
馬田さんは、以前に日本マイクロソフトでプロダクトマネジャーを務めた経験を持ち、現在は東京大学Foud Xでスタートアップ支援をされている。本書では「ビジネス(特にスタートアップ)で成功するための解像度の上げ方48型」の行動マニュアルが(抽象度は高いが)丁寧に解説されている。
印象的だったのは、”解像度を上げるには、何より行動を重ねることが重要で、解像度も筋肉のように上がっていく”という主張。特別なメガネをかけたら解像度があがるという代物ではないのだ。もし起業して成功したいなら、迷ったり、怖がってたりしている時間がもったいない。本書を手にとって行動しよう。
投稿元:
レビューを見る
普段何気なく使っている解像度、という言葉を深く理解することができた。
日々の意識、行動を変えていくことで、解像度高く=世の中を美しく捉えることができると学びました!
投稿元:
レビューを見る
目からウロコという内容ではないが、自分の視野を広げるための再現性の高い方法がまとまっている良書だと思った。
投稿元:
レビューを見る
まず圧倒的な文量と比例した相当の情報量に驚くが、それでも読みやすく納得する内容が多い。
どんなビジネスマンだろうと趣味人だろうと思考派だろうと、どこかには学びが間違いなくある本と言えます。
ここまで詳細に書けるのは分析力すごいな、と思う。著者はまさかの『逆説のスタートアップ思考』の人だった。10年ほど起業家支援してるとのこと。
解像度をテーマに、解像度が高い状態を定義していて、そして深めるやり方が書かれている。定義は4つの視点【深さ、広さ、構造、時間】で分析し、深め方(解像度の上げ方)は多岐にわたる。解像度の上げ方は豊富すぎる手段と仔細に書かれている。
なんとなく書いてある対象が起業やコンサルに囚われがちになりそうだが、対象分野はこれらだけに留まらない。新しい分野を趣味にしたい時、知らないコミュニティや文化に触れる時、時にはスポーツをする時、特にそれらを行動に移す準備と心構えにも適用できるのではないだろうか。広義で、知らないことを知る場合のすべてに当てはまるともいえる。
無駄にフレームワークを固定化せず、最終的な考え方や行動は読者に委ねているように感じる。そのため、本書のどこからどう感じ、どう学び、どう行動するか、は人によってまちまちだろう。
一つだけざっくりした結論づけをするなら、失敗した理由や行動できない理由の多くは、行動数や量が足りない、もしくは情報量が足りない(深掘りができてない、情報の構造化や点と点を線にできてない)ことが理由の大部分に尽きる。ここをいかに鮮明にするか(解像度を上げるか)の手助けをこの本から学びたい。
『百聞百見は一験にしかず』
投稿元:
レビューを見る
感想
スッキリと言いたいことを伝える。言葉の選択も重要だがその前の情報のインプットが何より大事。同じ情報でも処理の仕方で価値は変化する。
投稿元:
レビューを見る
1.自分の言葉の粗さが気になっていたので読みました。
2.ビジネスで成果を出している人ほど解像度が高いです。解像度が高いとは、相手の持つ課題を時間軸を考慮しながら深く、広く、構造的に捉え、最も効果的な解決策を提示できることを言います。
本書では、48の型を紹介しながら、解像度を上げていくための方法を述べています。解像度をあげるにあたり、「情報・行動・思考」の3つの量と質を上げることが必須です。
本書では、読むだけでなく、行動することが前提として書かれております。
3.新しい発見はなかったのですが「わからないことがわからない、つまり質問がない・できないのは解像度が低い時の証拠」という箇所が刺さりました。最近、行動量を増やすことがメインだったので、ついつい流し読みしてしまうことがあります。ちょっと難しい記事に出会った時には「こんな感じか」とスルーしてしまうことがありました。この時に解像度が低いことを自覚し、あえて解像度をあげる訓練が必要だなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
抽象度が高くても解像度が高い説明って可能だし、抽象・具象とは別軸で解像度ってあると思う。とか思っていたら書店でこの本を見つけた。(まだ中身は読んでない)
投稿元:
レビューを見る
学びがありすぎてまとまらない
解像度=深さ×広さ×構造×時間
深めることが1番大事。深めるためには行動することが大事。
投稿元:
レビューを見る
解像度を上げるために必要なことは「深さ・広さ・構造・時間」で課題を捉えること。そしておよその場合、圧倒的に深さが足りない。また課題/解決策いずれを見出すにも行動が必要。まず調べてみる、アウトプットしてみる、だけどこれも足りてないことがほとんど。
自分自身サービス検討を行う仕事だけど、圧倒的に深さが足りてないは本当にそのとおり。調べられてない。自分の口で事象と課題を語れるほどになってないし、著者の言う「本棚の端から端まで買って読んでみる」くらいしないとだめなのでしょうけど、全然そのレベルじゃない。行動がとにかく足りてない。読んでてうっすら感じてたことをそのものズバリと言われて身につまされました。
課題のところでつまずいてる今の自分を発見してしまったので後半の解決策はきちんとお腹に落ちるまで至らず。まずはこの本通り課題に取り組むところから始めたいと思いました。
どうやったらできるよ、の型が記載されてるので、自分の目の前の物事にも活かせると思います。読み返しながら実践したいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
〇解像度が高いと…
→何がわからないかがわかっている
〇解像度が高い人がもっている4つの視点
・深さの視点(トヨタの「なぜを複数回」)
・広さの視点(マッキンゼーの「ヌケナクモレナクダブリナク」)
・構造の視点
・時間の視点
〇まずは「深さ」の視点から
・知識を身に着ける
・現場の視点を身に着ける