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<目次>
第1章 日本美術とは何か
第2章 日本美術の妙なる仕掛け
第3章 私が選ぶ10人のアーティスト
第4章 日本美術の死角、過小評価の作品たち
第5章 死ぬまでに見ておきたい日本美術100選
<内容>
世界的なオークションの会社、クリスティーズジャパンの代表取締役による、日本美術の指南書。美術史家や学者とは違う視点から、日本美術が紹介される。それは、外国人の見る日本美術への視点、外国文化を和様化すること、写実を超えるリアリティやアシンメトリーの美、道具などとして使用した経年変化など。さらに明治期の「超絶技巧」なども評価されているところがうれしかった。
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2023.03.05 こんなに素晴らしい日本美術があることを改めて確認できた。ただ、最後の100選は、一つ一つネットで調べながら読むのはなかなかの労力である。やはりモノクロで良いので写真は入れて欲しい。
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現代美術と日本美術について
あんまり詳しくないので
ちょっと知っておこうかと手を出した。
うん…興味がわかないと
知識も入らないという、身も蓋も無い結論。
でも明治・大正期の
洋画の技術との模索期の版画・日本画や
工芸に分類される日本の技巧は好きなんだよなぁ。
それはそれで良しとしますか。
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通勤でちょこちょこ読むのに丁度良い新書。行きたい美術館がたくさん増えた。旅先の美術館に行くの、その土地の歴史や文化に触れられて楽しいよなあ。
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日本礼賛の匂いはするが、西洋美術偏重(特に若い頃は)の現状からはしかたがない。
わかりやすいし軽く読める。ただ1点、作品の写真が25パーセント位しか載ってない。しかも白黒。
資料集かネットで調べならでないと、が、➖⭐️。
同筆者の美意識の値段も読んでみたい。
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日本美術の定義について、つくった人の国籍にかかわらず、つくられた場所で判断される視点がある
外国人がつくったものでも、日本的な技法や感性を受け継いだ作品は日本美術
和の美の中には味という要素がある
柳宗悦は、用と美をつなげた人
物理的には目の前に見えていないものを見る
いかなる古美術も、制作されたときは現代美術
直前に読んだ松岡正剛の『日本文化の核心』とつながるところが多数。
解説も真摯で審美眼を感じる。
でもやはり、自分の目で見て肌で感じないといけないと強く感じた。