投稿元:
レビューを見る
9枚の絵に隠された秘密。最後にすべての謎が解け、つながる。真犯人の狂った行動には戦慄したが、ラストは希望が残ったと思った。
投稿元:
レビューを見る
雨穴さんの作品って基本的に「著者(雨穴さん)が奇妙な依頼を持ち込まれ、知り合いの栗原さんと一緒に解決していく人怖系ホラーミステリーモキュメンタリー」ってイメージだったので、読み終えて「雨穴さんが…出ていない…だと…?」ってなった。
栗原さんは出てたけど多分だいぶ若い頃の栗原さんみたい。
この方ほんと叙述トリックがめちゃくちゃうまくて、たとえばこれは別作品の引用なんだけど「あの家は兄妹が夫婦で暮らしている」みたいなのが上手い。これは「お互いに結婚している兄夫婦と妹夫婦が同居してる」に読み手が勝手に受け取って読んでたら実は「兄が夫で妹が妻の兄妹であり夫婦の家」だったみたいな…
この兄妹夫婦は例えで「変な絵」では全然関係ないんだけど、そういう情報開示の巧みさというか「嘘は言ってないですけど本当の事もまだ言ってないです」みたいな叙述がまーじで上手いからほんと面白い。変な絵はホラーっていうより薄気味悪い系ミステリーって色が強いかも 割とがっつり謎解きあるし
投稿元:
レビューを見る
最初から最後まで次が気になって、平日にめっちゃ夜更かししてしまった…
章ごとに全然違う話かと思いきや全部繋がっていくし、各章にゾワっとする雰囲気が堪らない!
一章めはYouTubeでもみたけれど、文章も読みやすくてあっという間に読めてしまう!
普段本を読まない人もお勧め。変な家より結末も納得できて本当に面白かった!
投稿元:
レビューを見る
始まりは雨穴氏のYouTubeで公開されている導入部分。
5枚の変な絵とブログから浮かび上がる、ある夫婦を取り巻く第三者の影。
点と点が繋がって線になり、推理とどんでん返しの連続で物語は影の正体へと迫っていく。
影のベールが一枚剥がされた鏡のシーンでは背筋がゾ──────ッとした。
後半は追う者と追われる者のスリリングな展開で手に汗握る。
本能の暴走が起こすヒューマンサスペンス。最後に胸糞感が無いのは著者の優しさだろうか。
Audibleでは残虐シーンが音になっているため、思わずぎゃあ!と叫びそうになった。本を読了した方はAudibleもお勧め。
読み終えた後、画用紙を用意して冒頭に出てくる絵を描いてみたくなった。身近な家族や恋人、友達に描いてもらうと……その人の本当の心理(人格)が見えてしまうかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
変な家が面白かったのでこちらも。
最初短編集か?と思ったら違ったのがゾワっとした。最初から最後まで全ての人物たちが絡まってくる感じ、何回か戻ったり?でも最後、ちょっともやっと。学生出す必要あったかなぁ。手術までさせて養子縁組? ちょっとやりすぎじゃない? その一歩手前で止めててだ方が充分ゾワゾワして面白かった気がする。それともあの野次馬学生なにかあり? でもそこまで種明かししてくれないとわからんしないから違うか。
投稿元:
レビューを見る
全部読むと最初の印象と全然違ってくるのがすごかった
大切な存在のために最大限できることをするっていう犯人の心理、普通にわかるから怖いな〜ってなっちゃう
発想が突飛なのと行動力がありすぎたのが問題だった気がする
犯人はもっと公共機関とか頼れたらよかったのに
文鳥が無事だったのは良かった
投稿元:
レビューを見る
ずっと楽しみにしてました!さすが雨穴さんって感じの今回も一気読みしました。考察しながら読むけど、どうしたって当たらない展開。絶対そうだろうと思っていても、想像を超えた展開をしてくるので、また次作も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
何というか、本当にすごかった。
やはり、一気読みしてもうた。
時系列・登場人物とかで、頭がこんがらがるけど、最後ですべてを回収していく。雨穴さんはほんとにすごい!
なかなかもやもや感があるのは、自分だけ?て思うほどブラックですごい作品だった。
面白い……という表現で合っているのかわからないです
今も頭はこんがらがってます……wwww
ああ、人って、ある誰かの人のためだけに生きてるんだな。って思いました。思い返すと、虚しいです。
本当にすべての絵が繋がっていて、それでいて回収するも、何処かモヤモヤがあるような気がして、まだ伏線的なものがあるのではないか?と思う。そう思わせる雨穴さんが面白い!!!
今までの雨穴さんの作風とちょっと違う感じの、ブラックで淡々と人生と事件と謎を追っていく感じのミステリー。大好きです……。
他の方も仰ってましたが、東野圭吾風を感じされました。
何かイケないものを覗いてしまったような、そんな雰囲気がありました。ハラハラしっぱなしの不安が漂う感じが、雨穴さんらしい作品だなと感じました。
読んでよかった!
色々考えされられる部分もありましたし、
本当に面白かったです。
とにかくホラー味があるから、とにかく終始怖い感じなのも、好みでした!
投稿元:
レビューを見る
前作よりも更にクオリティ上げてきた感じで面白い。前作は後付け感があったけど、今回は本のために作った感があるっていうのかな、って思った。
絵の秘密もなかなかに凝ってて分かったらスッキリって感じ。
あくまでフィクションとして楽しむのがいいと思う作品ですっ
投稿元:
レビューを見る
「変な家」と比べたらこっちのが好き。
スラスラ読めたし、途中は手に汗握る展開もあって面白かった。
でも人がバタバタ死にすぎ。簡単に殺しすぎ。だからこそハラハラする展開なのかもしれないけど。
投稿元:
レビューを見る
一気に読んだ
定価で買わずいつか中古が出たら購入しようと思ってたけど
変な家は一目惚れでジャケ買いしたのにやっぱり奮発して買おうかな
買う買わないの悶々とした日々がしばらく続き過ぎて、これで面白くなかったら、とめちゃくちゃハードル上がってたわけだけど
それでもやっぱり定価で買って正解!って思えたほど面白かったんだから
雨穴さんホントすごいわー
とにかく、誰でも理解できるような図解までありわかりやすい
最後にはひとつも疑問点が残らず回収できていてスッキリする
個人的には1番最後に不穏な1行あればもっと燃えた
ちょっとまた変な家再読だわ
投稿元:
レビューを見る
こういう、短編だが実は全ての話が繋がっていて、最後の章で全てが明らかになるというパターン……好きだ!
スッキリした。
冒頭の家と自分と木を書いた少女の絵が、本筋と関係のないものではないことにも驚いた。
絵からその人の精神状態が分かるというのは、確立された手法だと改めて納得。
もちろん、分析者が誤ったり、被験者がわざと自分の意思にそぐわない絵を描いたりすることもあるかもしれないが。
それにしても、登山中に亡くなった男たちが遺した絵の謎は難しかった。裏の裏をかかなければならず、その真実に長らく誰もたどり着けなかったのも納得がいく。
勘の良い人は優太と「ママ」の話の章で話の全体像が分かるんだろうな。羨ましい。
一度でいいから途中で真相が分かってしまった!という状況に陥ってみたいものだ。
ひとつ言いたいのは由紀はあの絵を書くべきではなかったんじゃないかということ。
万が一の保険のためではあったが、自分が死んでしまえばもう何も関係ないではないか。
夫が苦しむのも想定できるのだから。ここら辺の心情は分かり難い。
投稿元:
レビューを見る
じわじわとつながっていき、過去から現在。
また過去へと、行き来しながら、ひとがつながっていき、明らかとなる真実。
面白いんだけど、ゾワゾワっとしました。
投稿元:
レビューを見る
「このミステリーは、すげぇ!!」
挿し絵を見せながらのミステリー
そっか、まだ、こんな方法もあったか
と新しい変化球、魔球を見せられた気分だ
最終章で全てが回収されていく過程も気持ちいい
読みやすく楽しいので、
ミステリーの入門編としてオススメしたい
参りました。
投稿元:
レビューを見る
前作「変な家」の書籍版は自分にはいまいち刺さらなかったのだが、今作は先が気になる展開で一気に読めた。どことなく不気味な雰囲気が漂う「絵」というモチーフを軸にして、たくさんの場面や登場人物が交錯し一本の結論に収束していく流れが美しい。もちろんご都合主義やトンデモ展開に感じる箇所も一部あるが、若者向けのホラーノベルと考えると許容範囲だと思う。