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こちらも大好きなシリーズの1つです。定期的に翻訳が続いているのを見ると、私同様に根強いファンが存在しているようです。舞台は、7世紀半ばのアイルランド。日本は、飛鳥時代、大化の改新の頃でしょうか。このシリーズの最大の魅力は、何と言っても、主人公フィデルマのキャラクターです。修道女にして、ドーリィー(法廷弁護士)の資格を持ち、モアン王国の国王コルグーの妹君でも有ります。美人で聡明で有り、ドーリィーの資格を活かして、数々の難事件を解決してしまう推察力を備えています。
ストーリーは、フィデルマの思い人で有るエイダルフが、隣国ラーハンで少女を強姦し、殺害した罪で死刑を言い渡されてしまいます。何かの間違いで有ると信じ、フィデルマは、弁護の為、ラーハン王国へ急ぎ向かいます。ラーハン王国に到着すると、他にも立て続けに事件が起きており、何やら陰謀めいた動きも感じられます。エイダルフの死刑を阻止して、事件の真相を突き止める事は出来るのでしょうか?
伏線もきっちり回収されており、フィデルマの推理の披露シーンもバッチリ決まっていますが、本作は、ラストのフィデルマとエイダルフのやり取り、2人の関係性に変化が有るのか、読者がヤキモキする所が、最大の読み所ではないでしょうか。☆4.6
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訳文には好みがあるわけですから、これは批判ではなくて私の乾燥です。
本書の訳文は非常に、現代の用語が頻出していて、歴史ミステリのフニ機を壊しているように思えます。勿論原文がそのような言葉を使っている天もあるのかもしれませんが、だとしてもあまりに工夫がないかと思うのdす。
徳に、今回はj距離に関する言及がとても多いのですが、。それがメートル法なんですね。メートル法は言うんまでもなく、近代になって発明されたものですから、この時代のアイルランドには存在しません。距離をメートル法にあわせて計算した形跡はないので、おそらく数字はそのままに短衣だけ買えたのでしょう。実際、そのような捜査からくる齟齬がみられます。編集部の方針かもしれませんが、これはよろしくない。
頼むから、作品の世界観を損なわないような訳文にしてほしいものです。
もうひとつこれも編集上の好みの問題だとは思うけれども、しばしば用いられるラテン語の句について。本署ではカタカナでS表記され、その後に括弧書きで、意味が添えられる形となっている。しかし、日本語羽聖王の諸語に比べて複合のボイン、試飲がとても少ない。外来語などはカタカナで表記されるのが寒冷ではあるけれども、それが苺または数語ではなく、宇全体となるといかがなものかと思う。
よほどその原語に通じた人ならば、カタカナ評j機から原語を類推する箏はできるだろうけれども、そこまでラテン語に通じている読者は少ないとオムし、長々と堅田かなで書かれると、何がなんだかわかりづらい。どうせ括弧書きでその句の意味が添えられるのであるならば、いっそ藻とのアルファベットの表記である方が、たとえばそのつもりであれば辞書を引くお供でき、読みやすいと思うのだがいかがだろうか。
その後原初をあたりましたところ、原文でメートル法を使用している箏がわかりました。メートルホウしようについての考えはかwりませんが、責任は翻訳者や編集部にはないことがわかりましたので、その点をお詫びいたします。
既にこのレビューを読まれた方がいるかもしれないので、その点の削除はせず、このように追記として書かせていただきました。
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ヒーローのピンチに駆けつけるヒロイン!
強姦殺人の容疑で捕まったエイダルフを救うことができるのか?
今回、犯人も犯人じゃないが邪魔だった人もキャラが濃くて面白かったです。
ラストもいい。