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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
イクサガミ 天に続き一気読みでした。四蔵と愁二郎たちが共闘して無骨や奇怪な剣士たちと戦い最後には大久保利通を守ろうとするが今回は討たれてしまい残念です。この続きが楽しみです。早く第三巻が読みたいです。
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「蠱毒」の謎が明らかにされた。
歴史上の人物たちも登場し、2巻目でぐっとストーリーが展開した。
個性的なキャラも登場し、果たして東京に入る9人とは誰になるのか。どのキャラも捨てがたい。
それとも「蠱毒」ではないラストが待ち受けているのか。
292人が参加した「蠱毒」もすでに残り23人。
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蠱毒によるデスゲームと京八流の継承戦という大きな争いが2つ絡む展開はややもすると煩雑で消化不良になりそうなところ、これは上手い落とし所。特に継承戦に関しては過去にもおそらくこの展開を考えた事がある作家はいると思うけど、お目にかかったことは無い珍しい顛末(まだ途中だけど)。これは史実上の人物、オリジナル問わず多彩なキャラが次々と登場するからこそ可能になったストーリーの「整理」かも。京八流の欠点や継承にまつわる矛盾も面白かったし、なによりこの殺伐としたストーリーで章タイトル「郵便屋さん」読む前はなんじゃこれ……と思ったもののここから蠱毒運営の正体が判明し、かつ史実上の人物が次々に登場し、ある事変に繋がる大事な章だった(と一応ネタバレを伏せてみてもこの巻最終章のタイトルで何なのかバレバレだけど)。とにかく、当初はオリキャラバトル(さすがに完全にそれで完結まで通すというわけは以下ないだろうけど)と思ってたけど、ここまでスムーズに史実とオリキャラ達が繋がっていくのは見事という他なく。ヤバ……
特に最終章の決戦カードが「え?これどうなるの!!!???」ていう組み合わせ。イマイチな作品だとネームドキャラの対手が主人公ばかりになりがちなんやけどこの作品は然に非ず、結末も含め非常に興味深い対戦であり、かつ重要なオリキャラのさらなるキャラ立ても見込まれる鬼手かと。
そして、この巻では個人的に最も応援したくなかったキャラから最も応援したくなったキャラに変わった人物がいて、それは狭山進次郎。双葉と共にほぼ非戦闘要員でお荷物的存在だった彼の目覚ましい活躍。双葉はもともと愁二郎ら周囲に与える精神的影響、際立った行動原理などがあったのに対し、進次郎はこれまで特にそのような要素もなくただただ主人公チームに試練を与えるだけの存在かとも思えたし、正直適当なところで切り捨てかとも思っていたけどまさかの才能が発揮されてもうがんばれ!としか言えなくなった……んだけど、東京に入れるのは最大あと8人に対して進次郎も勘定すると候補が11人いるのが非常に厳しい……東京に最初に入った人物からメタ的に嫌な逆算すると、実質5名は確定で残る3席を他の強キャラ5名と争うわけで、うーん。しかもまだ見ぬ強敵が控えている可能性もゼロではなく、ほんま厳しい。
そして、本編と並行して謎の剣士の物語が描かれている本巻。これはいったい誰のことなのか?先に書いたまだ見ぬ強敵なのか?個人的には無骨ではないかと予想を立てているんだけど、全く根拠なしの当て推量で、しかもところどころ無骨だとしっくりこない点もあり、これが誰なのかも次巻の楽しみのひとつ。しかし無骨も得体が知れない人物よな……強いんだろうけど、言うほど強くなさそうな感じもして、なんというかワンピースの黒ひげみたいな印象。あと、とある流派の秘密が明かされたんだけど、そっちじゃなくてこっちの名前が無骨……んん???これもしかしてなんかある???
というわけで、キャラ的にもストーリー的にも蠱毒ギミックの種明かし的にも史実との連動的にも全てが楽しみな次巻最終巻「人の章」が待ち遠しすぎぃいい!!!!
以下ネタバレ
PS/ちなみに蠱毒の黒幕が明かされた時、前巻冒頭で鬼神のような剣を奮った蠱毒運営チームおそらく最強の剣士は藤田五郎ではないかと思いました(発想が浅いよ)
PS2/伊賀同心である響陣監視役が響陣の動きについて行けず交代となって、新たに響陣担になった運営の本名が多羅尾(甲賀の名家)なのにはフフ……てなりましたね。
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続きが気になる終わり方だった‼️読んでる途中で、ん?何か話が違うくない?と思ったけど読み進めるとそこで…なるぼど❗と思った。
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バトル漫画のような小説。
1巻目「天」よりも、パワーアップしておもしろい。
大物の登場人物が出てきてたのしい。
最終巻が楽しみ。
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『イクサガミ』三部作・二作目、「地」の巻でございます。
大金を巡るデス・ゲーム「蠱毒」。
東海道を辿って東京を目指す愁二郎と同行していた少女・双葉が、愁二郎の義弟・三助に攫われてしまいます。
救出に向かった先で、三助以外の義弟妹たちとも久しぶりに邂逅しますが、さらにそこへ“京八流”継承者を狙う、凄腕の刺客・幻刀斎が現れて・・・。
今更ですが、読み方ミスったなぁ・・。
これは、三部作すべて揃えてから一気読みするのがベストでしたわ~・・と、後悔しても時すでに遅し。
前巻のキャラや特性を結構忘れてしまったまま、濁流に押し流されるように、バトルロワイアルの先を読み進めることに。
まさに息をもつかせぬ攻防戦の連続で、ページを繰る手が止まりません。
そして、前巻も強者どもがワラワラ登場しましたが、この巻でも新たな凄腕&魅力的なキャラが何人も出てきますので、このキャラ達を次巻まで覚えてられるかな?と今から心配な私です。
キャラといえば、実在する歴史上の大物も登場し「蠱毒」を仕掛けた黒幕が判明するなど、展開的にも凄い事になってきております。
さらに幕間に挟まれる回想噺(幕末の話なので明治が舞台の本筋より過去)で登場する、仏生寺弥助の息子・刀弥が今後どう絡んでくるのかも気になりますね。
ということで、続きが気になりすぎるこの作品。
できれば次の巻(おそらく「人」の巻かな)では、図書館派の読者の為に、登場人物一覧(得意技も!ex“京八流”の奥義)を巻頭に付けて頂けるとありがたいな・・なんて思っている次第です。
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2巻目待っていました!
全作から時間が経っていたので、これまでの流れや名前を少し忘れてしまっていた。
しばらくすると思いだし、すっかり「蠱毒」の世界に入り込んでしまった。
今回は実在の歴史人もたくさん登場して、面白かった。特に人物像に対して全くイメージのなかった前島密は、「こんな人だったの?」と思いながら読んだ。実際はどうなんだろう。
ラストの3巻も、今から楽しみ!
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全3巻構成の2巻目。
舞台は明治初期の日本。
時代の移り変わりと共に武士の存在そのものが消えゆく中、突如開催された武芸者のバトルロワイヤル「蠱毒」。
今作では蠱毒の黒幕に迫りつつ、新たな強者との出会いもありつつ、多方面で動きを見せそうな展開に興味は引かれっぱなし。
次作が完結巻となる予定ですが、きちんと畳めるのか勝手に心配しつつ、期待して待ちます!
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「イクサガミ天」の続編。三部作のうちの二作目。
もう~、ちょっとちょっと何よこれ!!
何となく予想はしてたけど、またこんなラストだなんて…。先が気になって気になって仕方がない。
東京を目指すデスゲーム“蠱毒”の参加者たちと、愁二郎の京八流継承問題、拐われた双葉。
前巻ラストからの意外な展開、見どころも次々と増えページをめくる手が止まりません。
主要な登場人物であっても、著者によって殺されそうで別な意味でもドキドキ…。「えーっ」とか「そうきたか」とか、ブツブツ呟き怪しい人になりながら読みました。
あー、語りたい。でもネタバレになるので語れない。
“デスゲーム”の行方だけでなく、進行する陰謀の気配や愁二郎の義兄弟たちとの関係もたまらなく気になる。
じんわり優しさが沁みる作品もいいけど、スピード感があって読後に興奮のドキドキと次への期待感が余韻に残る読書も良い。
今村さんの著書はどれも作品の世界にあっという間に引き込まれ、夢中で読んでしまう。
「るろうに剣心」映画を楽しんだ方、「時代小説」だからと敬遠せず手にとってみて欲しい。
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ひえぇ…蠱毒の黒幕も明かされ怒濤の展開でヒートアップ。面白かったです。
愁二郎の弟妹たちも生き残りは全て蠱毒に参加してたようだし、新キャラも続々と現れました。クリミア戦争描写が始まったときは一体…となった騎士ギルバートと、実は銃にかなり詳しかった進次郎くん良いです。
るろうに剣心くらいの時点かなぁと思ってたけど、ほんと京都大火篇の頃だ。川路利秋も出てたし、大久保卿が。。
「1円切手のおじさん誰だっけ…」と思いながら働いてましたがイクサガミのおかげで覚えられました、前島密。郵便屋さんが日本で初めて拳銃を携帯してたというのも得た知識です。S&Wモデル2。
警察庁とかつての郵政省の大バトルも高まります…政府への反乱はむしろこちら。西南の役起こした元武士と変わらないというより、内部造反も武力行使も辞さないってこっちのほうがさらにたちが悪い。
第二部でまだ浜松までしか進んでない気がしますが、三部作ラストでゴールの品川まで辿り着けるのかな?回想ワンシーンのみで蠱毒にはもちろん参加してない沖田総司良いなぁと思いつつ、続きも楽しみです。
突然挿入されてた刀弥くん何してるんだろう……既出キャラだったらどうしよう。槐とか。。
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読書記録 2023.5
#イクサガミ 地
#今村翔吾
舞台説明と登場人物の顔見せ的な前巻に続き、本巻では蠱毒の黒幕が、愁二郎の過去や背景が、明らかになる。そして圧倒的な力を持つ敵の登場。いよいよ役者がそろい、東海道を駆け抜ける。
次巻は決戦の地、東京。
そこに待つものは。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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相変わらずの怒涛の展開
登場人物もグッと増えて、大きく物語が進んだ印象
ただ、ゴリゴリのバトルアクションなのかと思いきや、政治的な背景も。
わたし的にはこの政治的な部分が少し話しを重くしたかなと感じたのと、この混戦のなかでの双葉の存在がちょっとイラっとしてしまいました
それでも自作で完結してしまうのが惜しい、だけど早く読みたい!
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待ちに待ったイクサガミの続編!
周りが弱く疾走感全開だった前作に比べて、対峙する相手も一筋縄ではいかない様子にハラハラ!!
終盤には思いもよらない展開に…。
3部作なので次で完結ですが、広げた風呂敷は全て回収できるのか楽しみです!
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潰しあいながら東京を目指す明治に生きる侍たち。仕掛け人の思惑はなんだろう
時代が変わる って結構怖いことなんだね
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読後の興奮がおさまらない、著者の大ファンでほぼ全ての作品を読ませていただいた中で、このイクサガミシリーズの拡がり、著者作風の拡がりを確かな手応えで感じる事が出来た。少しまえに「茜唄」で感動し時代を謳歌する作風に共感したばかりであったが、一転して幕末の躍動感・時代描写を堪能させていただいた、近代の先駆け、諸外国の関わり今までにないシリーズは勿論、今村ワールドの可能性を強く強く感じ楽しませてもらいました。