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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズのもう一人の主人公といえる忌部神奈が死んでしまった…
その兄・忌部捷一郎が久々の登場。
愚兄賢妹な兄妹で駄目兄だと思っていたが、妹を悼み憔悴した顔が痛々しかった。
ベッドの片側を空けていた神奈 悲しみと病を背負って帰国した神奈
事故に遭って資料を失った神奈 一人きりで逝った神奈…
宗像教授も罪な人だ。
宗像教授は神奈の足跡を追い北へ。
この旅で神奈は教授の中に宿った。
そんな気がする。
妻子を殺して旅立った一団と宗像教授の人生が重なってしまうのが…
本当に業が深い。
それでも教授は歩みを止めない。
神奈もそれを望んでいると信じて。
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流石に新シリーズが始まるとは思ってなかった(・・;)
今巻は亡くなった忌部神奈の残した研究を追いかける旅。
やっぱり好きだったんだと思いつつ、宗像教授は死んだ奥さんと子どもの事を引きずってたしなぁ。
でも、同じ研究者として残した研究を紐解いてくれたら、本望かな。
さて続きは何をテーマにされるのか、ものすごく楽しみ!
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2009年11月に大英博物館で宗像シリーズの展示会が開催されたのをきっかけに、2010年には「大英博物館の大冒険」のエピソードが10回にわたって連載された。続く「水鏡」も、一旦帰国した宗像教授が日欧の比較研究を志して再びヨーロッパに向かう場面で終わっている(今にして思えば、「水鏡」に登場する鏡や蛇行剣は2023年1月に出土した富雄丸山古墳の盾形銅鏡、蛇行剣を彷彿とさせる)。こうして『宗像教授異考録』が終刊して12年、満を持して宗像教授が帰国し『宗像教授世界篇』が始動する。しかし、彼を待っていたのは忌部神奈の訃報であった。彼はイギリスでの神奈とのやりとりを思い出しながら、兄の忌部捷一郎とともに帰国後の神奈の足跡をたどり、古代日本に渡来した騎馬民族の残影へと迫る。続く装飾古墳と彗星との関係の物語は、河野一隆『装飾古墳の謎』を読んだばかりで個人的にはタイムリーだった。
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<目次>
略
<内容>
忌部神奈は死んだか…。約13年ぶりの宗像教授は、スケールアップしているな。世界史と日本史のコラボは、現在の「歴史総合」を先走っている気がする。彗星の落下爆発と日本神話、そして装飾古墳。ゾクゾクします!
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帯表
伝奇ロマンの巨星・星野之宣が放つ最新作!!!!!
宗像教授、帰還。
約13年振りの最新シリーズ!!
古代から語り継がれる伝説や神話の謎を民俗学者・宗像伝奇が、独自の視点で解き明かす。
帯裏
宗像が、新たな歷史的発見&キーワードと対峙する!!
"ギョベクリ・テペ""騎馬遊牧民""狼の護符""ヒグマの毛皮"
裏表紙
イギリスの大学で教鞭を執っていた宗像教授が帰国!
宗像が日本を離れていた間、世界ではいくつかの歷史的発見があった。
そのひとつが「ギョベクリ・テペ遺跡」。
ピラミッドより遙か前につくられたこの巨石遺構が現代の我々に語りかけるものとはー
そして、クセ者歴史家・忌部捷一郎がやってきて宗像に衝撃の事実を告げて・・・!?
古代から語り継がれる伝説や神話の謎を民俗学者・宗像伝奇が、独自の視点で解き明かす。
第1話 獣の神殿
第2話 狼の星座
第3話 熊の王座
第4話 斑の馬
第5話 鹿男・前編
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星野之宣は四十年以上も前からのファンだ。と言っても宇宙もんしか読んでなかったけど。しかし星野さんは、この漫画を描くために世界中を訪れているんだろうか。いつものことながら壮大すぎる。