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人生に正解はないし、自分が思ったように生きたいけどそれも難しいのがこの世の中。
好きなもの食べて自分に優しくしたい。
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誰かが私を特別にもてなしてくれること=誰かを私が特別にもてなすこと
癒しとはそうゆうこと
特別な思い
特別なおもてなし
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人生に迷ったり疲れたり、そんな人たちを受け止める、一風変わった診療所。
人の数だけ生き方があって、これという正解はない。
診療所にきた人たちは、それぞれ自分の正解を見つけ、立ち直っていく。
でもその診療所のオーナーにも実は哀しい物語があった。
最終話は読んでいてとても苦しかった。
こんな話がたぶんコロナ禍にはたくさんあった。そして今もどこかで炎上し、誹謗中傷に苦しんでいる人もいるのだと思う。
ネットは私たちの生活を豊かにしてくれたけれど、いつ牙を剥いてくるか分からない。
そんな時代を生きているのだなぁということを、強くと感じた。
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読むたびにセラピー受けた後みたい。
料理って、時に癒しをもたらし、空腹を満たし、お腹にも心も満たされていく。温かい料理も冷たい料理も、その時々に応じて満たされていく。
あぁ、なんてステキ!
あのお店で食べたあの料理、あの人が作ってくれたあの料理、あの人が食べてくれた私のあの料理・・・、色々な思い出とともに色々な料理を思い出す。
皆さんの思い出の一品、何ですか?
料理が苦手な私。
久しぶりに、家を出ていて休みを利用して帰って来た子に豆腐ハンバーグを作った。(ボソッと呟いているのを聞いたから)
こねている間の無の時間、焼いている時間に癒された。食べた後、持って帰りたいと大事にそうにハンバーグを入れたタッパーを持って帰る姿に癒された。
料理って食べても作ってもエネルギーをもらえるなと再認識できる1冊かなと思った。
料理作るのが苦手な私でも、頑張ろう!とエネルギーもらった1冊。
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連作。でてくる料理がどれも本当に美味しそうだった。
町田さんのことをパン生地みたいだと言っていたところが気に入った。へこんでもすぐに元に戻る、という表現がぴったりの人だと思った。彼の大きさ、ほがらかさに包み込まれるようで心地よかった。
こんな場所があったらいいのに。自分だったら何を作るんだろう。
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読み終わったら、ほっこり心が温かくなるお話かと思ったら、違った。
仕事と子育てと家事で自分がすり減っていくのを感じている真琴さん
昔の友だちに久しぶりに会ったけど、昔のようにただ楽しく話ができないことをさみしく思うましろさん
とても共感できたから、読んでて苦しかった。
最後のモネとエミのお話も苦しかった。
コロナ禍ではこういうことが実際に起こってたのかも、と想像すると苦しかった。
全然ほっこりしなーい!
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人生の悩みを料理で解決する、というよくある話、
(食べもの題材の本多すぎて食傷気味。おいしそうに描写するやろー?、癒されるやろー?、という作家の押し付けも感じてしまうものも多い!)
なんだけど、細部が凝ってておもしろかった。
人物像もよかった。
いきなり宮古島に旅行したり、なかなかあり得ないご都合展開といえばそうなんだけど、ちゃんと必然が用意されてて納得できた。
パンデミックのことも問題提起できてた気がする。
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町田診療所に訪れ、食を通して自分らしさ、本当の自分を取り戻していくお話しです。
どの悩みもなんだかわかる気がします。誰もが多少なりとも感じている生きづらさ。
それがモネさんと過ごしていくうちに、もつれた悩みがほどかれていく。読んでいるうちに、自分自身の気持ちもゆったりと解きほぐれたような。
料理のことや、感情の表現が難しく感じる部分もありましたが、宇野碧さんのほかの作品も読んでみたいと思いました。
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最近、よく自炊をする。ただベーコンと目玉焼きを焼くだけの朝もあれば、ぶり大根を作る夜もある。思えば、今の街に引っ越してきてからほぼ三年間、わたしは台所に立てなくなっていた。一人暮らしを始めた頃に思い切って買ったお気に入りの鍋たちは、どれもシンクの下で眠っていた。
ちょっと作ってみようかな、と気が向いたのは転職して一週間ほど経った頃。そこからほぼ毎日、何かしら作るようになった。
料理する時間は、リトリートする時間ではないだろうか。
無心で魚を捌き、火加減を見て、味見して。いい頃合いで器によそって口に運ぶ。それだけで、今日一日の疲れが溶けて無くなっていく。アロマを焚いたり、おしゃれして出掛けたり、映画や読書する時間ではなく。自分のためだけの一皿を自分で作る時間。
予定通りの道を進まないと気が済まない人、周りと自分を比べる人、自分を見失った人。本書にはいろんな人生を歩む、似たような感性の粒度を持つ人が登場する。ふしぎと、どの主人公にも自分を重ねられて勇気が沸いてくる。自分で自分をリトリートする。忘れかけていた時間を取り戻すようにわたしは今、毎日台所に立っている。