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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題「残奏」は最後になるほどと思いました。大きな謎解きはわかりました。鳴海桜子は3作目ですか、音嘉多弦とのコンビも年期が入ってきましたね。鳴海の直観は見事ですね。嫌味がなくこんな娘もいたら面白いなと思います。
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人気ロックバンドのメンバーが殺害された。捜査一課の音喜多と音楽隊採用の変わり種刑事の鳴海は、被害者の故郷・北海道苫小牧へ飛ぶ…
読めば読むほど苦しい展開で、いじめの加害者が成功者になってるのも、やるせなかったです。
被害者の母校で異母妹に会った鳴海とのセッションだけは唯一の救いでした。
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シリーズ第三弾
どの作品も事件の深さの種類が違うので毎回新鮮な気持ちで読める大好きなシリーズ。音楽も捜査も天才的で謎めいてる鳴海桜子をずっと読みたいので続いて欲しい!
青南先生のYouTubeで作品が上がるまでの過程を伺うのも別の味わいがあって楽しみのひとつです。
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シリーズ3作目。
ロックバンドのメンバーが殺害された。
1年ぶりに顔を合わせた鳴海と音多喜が事件の真相に迫っていく。
全国大会に出たある北海道の高校の吹奏楽が謎を解く手がかりになっていく。
全国大会に出た栄光の影で起きていた悲劇。
その真実が20年ぶりに明るみになり、殺人事件の引き金になる。
明らかになる犯人の動機に胸が痛くなる。
吹奏楽部が舞台と言うことで、今までうやむやだった鳴海の音楽に対する思いも少し描かれる。
所轄の鳴海と、捜査一課の音多喜。
次作ではどんなハレーションを起こしてくれるのか、楽しみ。
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人気ロックバンドのメンバーが、何者かに殺害された。音喜多弦刑事と、絶対音感を持つ鳴海桜子刑事は被害者の母校吹奏楽部を訪れるが。文庫書き下ろし。
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シリーズ3冊目ですが、これまでの犯人役と比べると役者が足りないかな。ちょっとだけ胸糞悪いお話。
今作では音楽隊への異動を迷う桜子の葛藤も描かれます。ある意味衝撃的なラストですが、今後に繋がるんでしょうか。
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刑事に必要な素質って何だろう。
悪を憎む正義感?己を律する精神力?鋼のような頑丈な身体?
このシリーズにはおよそ「刑事」に向いていなさそうな主役鳴海桜子が出てくる。
声楽専攻の音大卒、しかも小柄だし、人の顔を覚えられない障がいをもってるし。
刑事にとって必要な素質が何もなさそうなこの設定よ。
そんな女性が、というか、そんな一見刑事に向いていなさそうな彼女だからこそ見つけられるひずみがあるのだろう。
常に食べ物のことしか考えていなさそうな鳴海桜子の面倒をなんだかんだと言いながらちゃんとみている音喜多刑事。いいよね、このコンビ。読んでて楽しい。すごく楽しい。楽しいからこそ、今回の事件の切なさが胸に迫る。
刑事物を読んでいて時々であう、この思い。ネタバレになるから書けないけれど、思わず叫びたくなる、「やっちまえっ!」という言葉。
教師っていう仕事に対するその資質を問いたい。
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音喜多弦と鳴海桜子のシリーズ3作目。
相変わらず桜子のキャラクターが楽しい。
いつまでも読んどきたい。
多様性の問題やヤングケアラーの問題が絡み読みごたえがあってページをめくるスピードが速くなります。
それにしても無責任な大人たちに腹が立つ。自分もそうじゃないか確認しながら読みました。
続編も早く出て欲しい。
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元吹奏楽部で道産子の私にはたまらない一冊!
それだけではなくストーリー展開が秀逸!
登場人物がそれぞれ悲しくて優しい
「残影」を宿しながらも前を向いていってほしい
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シリーズ3
人気ロックバンド・ツートーンズのトランペット担当、古溝祐樹が、自宅近くのマンションから、転落死した。
捜査の結果、殺人事件の可能性が高いと判明。
捜査一課の音喜多弦は、一年ぶりにコンビを組む、鳴海桜子と再会する。
最上一雄がふざけて、音喜多の山高帽を被っているところに出会して、相貌失認の鳴海が、音喜多と間違えて挨拶すると言うハプニング付きで。
事件の内容より、30歳にもかかわらず、食いしん坊で、天然で、それでも、キャッチするところはすると言う、鳴海に目が離せない。
最終章では、鳴海の、異母妹と出会うと言う、ハプニング。
しかも、その事は、音喜多しか知らない。
次回作があるか?
是非追いかけたい。
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シリーズ3作目。
人気ロックバンドのメンバーが殺され、捜査の一環で北海道に鳴海&音喜多が飛び、捜査を開始しました。鳴海の直感や嘘発見は変わらず、食に対する貪欲さなどとても楽しいです。
事件の真相は悲しい展開です。被害者側に同情はできないですが、昨今のイジメや貧困など世相もからめて嫌な世の中だなぁと思います。
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面白かった〜。今のところシリーズ最高作かなと思う。
事件のプロットはしっかりしているし、キャラの立ち方も良く、そこに音楽という個性を上手く絡め合わせた三位一体の作品だと思う。
いじめる側はまず集団だから大して考えずノリでやってるんだろう。だからいじめてる意識なんてないんだよな。
加藤みたいな教育者もどきは早々に退場していただきたい。
クライマックスに見山高校の吹奏楽部を出してくるとはやられました!
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シリーズものと知らず最新作から借りてしまいました。
読みやすかったですが、音喜多&鳴海ペアに馴染みがないので話の展開が上手くいきすぎてる気が。
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人気ロックバンドのメンバーが、何者かに殺害された。警察は捜査本部を設置。捜査一課刑事の音喜多弦も、特別招集された音楽隊採用の変わり者刑事・鳴海桜子とともに捜査に加わる。北海道苫小牧へ飛び、被害者の母校の吹奏楽部を訪れたふたり。そこで彼らは、事件の背後に隠されていた驚愕の事実を知る……。慟哭のミステリ。
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シリーズ3作目。ロックメンバー殺人を音喜多と鳴海が追う話。過去を遡るにつれ現れる真実、それを加害者が覚えていないことに憤る。鳴海が加害者に対して怒る様に大共感!
しかし私の中で大元凶である先生は一生許さぬ。人として先生としてそれはやったらあかんやろ。それは人を殺す行為と同義だと何故わからない。想像力がない奴がついたらあかん仕事やろ。
音喜多鳴海コンビの視野の広さや思いやりが身に染みる。子供達がトラウマになることを咄嗟に分かる音喜多がその場にいてくれて良かった。
大事なのは人を傷つけてしまったという結果で、その原因が自分の想像力の欠如にあると顧みて反省すること。傷ついた相手の方に責任があることになるなんておかしい!、という啖呵に私が救われる。