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19作目かぁ。
なんとか、ついていけてる‼︎
コレで知る現代の時事。
ウヰスキー山城
私生サセン
オレオレ強盗⁉︎
宗教2世
の、お話。
アレクサにクラシックかけてもらいながら。
マコトのいる西池袋へ。
大塚ウイスキーバブル
コタロウさんにハイボールをオーダーしたいと。
〈私生〉流出
芸能事務所アロイジア。
フェイスタトゥーの男
おな高、元Gボーイズのコウシ。と、その古着屋店員のジュンペイ。
〜俺よりコウシの方がずっと強いだろ〜と、タカシの台詞。
神の呪われた子
ルカ、天木教祖。
子ども食堂のアズ。
アズちゃん登場、絡み方良かったんだよね。
〜真実より耳あたりのいい嘘〜
〜一度切ったら、また切ることになる。傷は一生消えない〜
毎回Gボーイズ登場ですが。
タカシタイマンが光る‼︎そして、その解説⁉︎
思い出に登場するタカシの兄
〜タケルが残してくれたパンチの記憶〜
今作久々にダレずに読了。ルフィも。
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IWGPシリーズ第19弾。世情を映し出した読了感ある4部作。
時代は変わっても、変わってほしくない人間の姿や生き方というものを改めて考えさせられる。
20年以上続くマコトやタカシの物語がこれからも長く続いてほしい。
【大塚ウヰスキーバブル】
ウイスキーバブルで思わぬ恩恵を受けた老バーテンダー。不憫な孫の将来を第一に考え、自身はまた明日からは普通のお酒を一杯ずつ売る生活に戻ると宣言した格好良さに敬意。
【私生流出】
推し活につけこみ、アイドルの個人情報を売り物にする輩。個人情報は金銭的な価値あるデータであるが、元を辿れば1人の人間を構成するそのものに他ならない。
推しを苦しめるのはアンチよりも過激なファンなのかもしれない。
【フェイスタトゥーの男】
気の弱い好青年が犯罪に加担させられる悲しい物語。道を踏み外した青年を責任を持って面倒を見ると宣言したコウシ、当然のようにピンチに駆けつけるキングの義理堅さ。
【神の呪われた子】
元首相の暗殺事件で一気に批判が噴出した宗教2世問題。今で言う親ガチャの大ハズレを引いてしまった子供の悲惨な境遇。
「神様を信じる自由も、信じない自由も、子供だって好きなように選べる」世界であってほしい。
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シリーズものかな?
圧倒的に強いパートナーを持つ主人公の活躍って構図と理解。最近の世間の話題を載せていくリズム感が良いね。
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安定の面白さでした。世相を取り入れたトラブルの解決面白く読めました。
宗教2世のおぞましい話、親の幸せと子供の幸せ、線引きが難しいと改めて考えさせられました。
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またもや文庫派の自分が我慢できず、図書館でフライングしました。(といっても半年間以上予約待ちでようやく…)
自分は年を重ねても、マコトやタカシの行動をかっこよく尊敬すらします。
・大塚ウヰスキーバブル
マコトがバーのマスター(訳あり娘家族あり)が所有するお宝ウィスキーを巡る話。
現実では既にバブルも崩壊しているようですが、それでも、作中と同じように8000万円で落札されたウイスキーもあるようです。
マコトみたくバーで物思いにふけってマスターと話しながら、ウィスキー飲むのって憧れ…。
・<私生>流出
アイドルグループの個人情報流出の根源をたどり撲滅する話。
実際でも過激な推しがアイドル本人たちを苦しめるのは明るみに出ないだけで、発生してそうですね。名簿屋とかもいるんだろうな…。
・フェイスタトゥーの男
マコトとタカシの旧友が働く古着屋のバイトを、加担した強盗団から救い出す話。
強盗団のボスはブレイキングダウンの参加者をイメージしたキャラ設定なんですかね?
最後はお決まりのタカシの拳でK.O.
・神の呪われた子
この話のテーマになる宗教2世の苦悩は、この話が書かれた1年前にも元首相狙撃という凶悪事件という形で表面化しました。
これまでも宗教が絡んだ事件は明るみに出ないだけで幾多あったと思います。
興味あって、この国にある宗教団体のことを調べてみましたが、なんかどれも闇を抱えている様子でした。
思想は自由ですが、それは2世となる子どもにも与えて然るべきこと。
親の思想で子どもの人生を振り回すのは、絶対にあってはならないこと。
この国にもこの話で出ててきたルカやアズのように、苦しめられている2世はまだまだいると思います。
他人・家族の人生を糧に、甘い汁を吸う。
そのロジックがこの国にある宗教なんでしょう。
話としては、毎度の勧善懲悪で一件落着。
タカシが珍しく、ダメージを受けた描写がありましたが、それでもキングは冷ややかに相手を指してました。(論理構築力っていう言葉のセンスよ。)
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池袋ウエストパークシリーズ19弾。
ウィスキーバブル
推し活
連続強盗犯
宗教二世
がテーマの四作品。
ワンパターンだけど、ちゃんとに毎回楽しめるところがこのシリーズのすごいところだと思う。
キングタカシの安定感とカッコ良さがぶれなさすぎて凄い。
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時事ネタをさらりと盛り込み、重たくなりすぎないストーリー展開はさすが。マコトとキングのやりとりはずっとみていられる。マンネリ化しないのは、地味にすごい。
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ちょっとインパクトが弱い~今閉めても構わない大塚のバーに中国では8千万円で取引されるウィスキーがあった・アイドルの個人情報を流すスタッフがいてそれを買うファンがいる・古着屋の新しいアルバイトは86歳の女性を殴る強盗団の監視と運転を担っていた・高校3年生の可愛い女の子が母が信仰する元営業マンが教祖の教団の人身御供にされそうだ~中国でのウィスキーバブルとアイドルの個人情報流出と素人強盗団と新興宗教。偶にはタカシの援けなしに解決しろ・マコト!
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これまでも、これからも、一生追いかけたい作品。初めてIWGPを読んでから10年いや20年くらい経ってるけど未だにマコトもタカシもかっこいいんよなあ…
毎年くらいのスパンで時事ネタ取り込んでしっかり面白い読み物に昇華できる石田衣良さん、ほんとすごい。
ルカ絶対かわいい。
衣良さんやっぱりかわいい女性の描き方よくわかってらっしゃる。さすが!
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マコトとタカシはいっつも時代の最先端の事件に首を突っ込むな。しかも、みんながそういう解決をして欲しいっていうやり方で決着するから面白い。関西のおじいから見たら池袋ってアブナイイメージやけど、こんな若い友達がいるならいつか行ってみたいね。
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気に入っているシリーズの小説で新しい作品が出ていることに気付くと、凄くそれを手にして読みたくなる。そうした小説は「少し御無沙汰している遠方の友人達に久し振りに会う」というような感覚を抱く。
このシリーズは「池袋の彼は御無沙汰だが、如何しているであろう?」という気分で紐解き始め、そして作品を愉しみ、頁を繰る手が停め悪くなり、素早く読了に至る。そして余韻に浸る。
1冊の本に4つの篇を収めているという様式、主人公が書き綴るか話して聴かせているかしている内容が一人称で綴られるという文章の感じは全く「相変わらず」である。このシリーズは新作に出会う都度に「彼が還って来た!」と嬉しくなる。
「池袋の彼」としたのは、このシリーズの主人公である「マコト」こと「真島誠」である。
マコトは、池袋駅西口の商店街で母親が営む果物店を手伝っている。更に、時々関係することが作中に登場するが、雑誌にコラムを綴るアルバイトもしている。こういう仕事の他方、マコトは「トラブルシューター」として池袋の街では少し知られていた。友人や、何かで出会った人達の困り事の解決に向けて、義侠心や激情に駆られて動き始め、智慧や人脈を駆使しながら奔走するのである。
池袋駅西口に、「池袋駅西口公園」という公演は実在している。別段に用も無かったが、東京へ南下した際に思い付いて池袋に出て、この「池袋駅西口公園を一寸眺めたことも在った。このシリーズの最初の頃に出た作品で、マコト達が公園を「ウエストゲートパーク」―「西口の公園」を英語に直訳している…―と呼び習わしていた。そこから『池袋ウエストゲートパーク』というシリーズ名が起こっている。
1冊の本に4つの篇が収まっているが、大概は各篇が四季に対応している。今般は、秋(『大塚ウヰスキーバブル』)、冬(『<私生>流出』)、春(『フェイスタトゥーの男』)、夏(『神の呪われた子』)と各篇に四季が宛てられている。
このシリーズでは多くの篇で「小説が登場した頃の“社会”の話題」が取り込まれている。今般はウイスキーの取引に異様な様子が見受けられること、著名人等の様々な情報が過剰な程度に漏洩していること、“闇バイト”というようなことで高齢者に暴力を振るうような凶悪犯罪が見受けられること、所謂「宗教2世」の問題と、最近の話題が取上げられているように思う。
何れの作品も、非道な振舞いをする者、卑劣漢、卑怯者を懲らしめるような内容も含まれるのだが、マコトが出会う人達の様子を通じて個々人の人生や、少しオカシイ事が放置されてしまっているかもしれないというようなことを考えさせられる。
今般の4篇では、標題作ともなっている『神の呪われた子』は考えさせられた。
強めな雨の日に店番をしていたマコトは、パンフレットを配ろうと現れた新宗教の活動をしている母娘に出くわした。それから何日かして、その時の高校生位の娘が1人でパンフレットを通行人に配っていた様子を見掛けた。見ていれば、娘は倒れてしまったので、マコトは彼女を助けようとした。
そんな出来事から、子ども達を支援する「子ども食堂」というような活動、子どもの虐待と親権という問題、虐待の下に在って精神が不安定になってしまって行く子ども達というようなこと等、考えさせられる話しが色々と出て来る。そして新宗教の教祖や取り巻きの異様な行動が在って、それを懲らしめるという顛末が入る。
こんな具合なのだが、この『池袋ウエストゲートパーク』のシリーズも長くなり、細かいことをやや曖昧にして長く続けているというような感じになって来たかもしれない。
最初の作品でマコトは19歳と明言した。そして30歳位迄は年齢を重ねたことを意識するような描写が在った。が、何時の間にかそういう描写は消えた。シリーズの最初の作品の頃に19歳とすれば、マコトは昭和生まれなのだが、何時の間にか平成生まれであるt示唆されている場面さえ在るようになった。
結局、シリーズが続く限りは「20歳代の最後から30歳代に差し掛かるような」という様子が続けられるような感じがする。
主に池袋やその周辺を舞台に、マコトが出逢う、そして見詰める不可解な出来事や運命、そして見守る様々な人達の人生という様子がテンポ良く活写されるこのシリーズは非常に愉しい。御薦めである。
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もうシリーズ読み始めて20年近くになるけど、ずっとかっこいいんだよなぁ
タカシとマコト
大好きなシリーズだ
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19作目。
短編3本、中編1本(ボリューム的に)。
しばらく離れていてここ数作を一気に読んでいるけれど、ウェルメイドかつ時事問題にフォーカスを当てるというトピックは満たしているもののどこかピンとこない。
西部劇として読んでいるけれど、時代の表象、写鏡として見れない部分も。それは必ず事件がひと段落するからなのかも、と思った次第。わからんけど。もっと言うと白と黒以外が希薄(彼らが起こすアクションは黒よりのグレーだけど)で、その中間のグラデーションが疎かになってはいないだろうか、とも。でも短編の人気シリーズに求めることでもないのかなとも思うし難しい。
国内からそんなグローバルなグループは出なくない?とも思ったし、そういえば前作にもなかったと思うけど、ガーシー的な、キャンセラー的な存在が割と無視されているようにも感じたし、それはまあ意図しているのかなとも。breaking downっぽい雑な引用もどうなの?と思ったし、半分以上ファンタジーとして読んでいる時点で、私が愛したヒリつくようなストリートのストーリーが部分的に欠落、あるいは破壊されたような気もしました。ストリートの危ない雰囲気に惹かれただけで、そこに時事問題が接続される面白さと他人事とはいえない感覚が好きだったのだろうけど、今や後者の割合が大きく、より距離が遠い物語として受け取っているからなのかもしれない。
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いつか誰かの感想で読んだが、ある程度巻数を重ねてからは水戸黄門のような勧善懲悪ストーリーで落ち着いて読めると言っていたが正にその通り。
最初の3巻くらいまでのハラハラドキドキやキレはないかもしれないが、今の社会問題などをうまく取り入れた題材から最後は上手にマコトがまとめてくる!
と安心して読めるようになった。
今回も日本のどこかにこんな問題を抱えた人達かいるんだろうな。と考えながら読みました。
相変わらずの面白さでした。
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キングとマコト、マコトのお母さん、大好きです。いつもながら、社会問題を軽く説明してくれます。今回は、闇バイトと宗教2世の話が印象的。