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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
今年(2023年)の振り返りも出来る書籍です。
「あんなことがあった」「こんなことがあった」と、つい最近のことながらも懐かしく思えます。
この本で今年を振り返りながらも、「この先に何が起こるか」を自分なりに予測することが大切なのだろうと思います。
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2024年の株式投資環境について様々なデータを元に現状を分析し、懸念点も提示する本。
NISA制度と新NISA開始を受けて、若年層個人株主の増加はfactとしてあるものの、広く受け入れられているインデックス投資やドルコスト平均法について注意喚起。ただ、注意喚起といっても、インデックス投資が分散しきれないことやドルコスト平均法を取っても損が発生するリスクは投資する側としては理解しているものなのではないか、最終的に「株式投資の楽しみ」的なお気持ち論を表明されても今の若年層の投資モチベーションには関係ないのでは、と思えた。
日本の財政状況の危うさや人口動態が招く危機については概ね同意、流行りの自社株買いやROE向上といった論点も、「実質を見る」観点ではまさにそれ自体が良いことと言えない場合もあるので同意できる内容だった。
2024年を迎える株式投資を巡る環境についてよく整理された本だった。
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この本は、投資の世界に新たな光を当てている。特に新NISA制度の影響と若年層の投資行動への深い洞察は、市場の動きを理解しようとする読者にとって非常に価値がある。リスクと機会のバランスを巧みに示し、賢明な投資判断を下すための重要な指針を提供している。
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新NISAに対して、金融庁のホンネがオルカン(全世界株式を組み入れるインデックス投信)一択に対して、それよりも良質なアクティブ運用投資と仰っている。何を持って良質とするか、著者は見る目があるようだが、判断する縁が無いのが我々一般投資家なんでなぁ・・・
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令和5年中に株式市場に起こったことを総まとめしてもらっていて、株式投資を振り返る上でも有益でした。
東証がPBR1倍未満の上場企業に対し、企業価値を高めて、PBRを上げるよう要請していますが、著者が主張するように、株価が絡む話なので、企業単独ではどうにもできないことは明らかです。「東証の要請は無理筋」という主張には激しく同意させられました。
また、令和6年1月から、いよいよ新NISAが始動しますが、記載されていた各種データを見ていて、皆さんの投資状況が実際にどのように変化するのか、非常に楽しみに感じました。私的には、投資する層が広がってほしいと願っています。
また、著者はアクティブ投資信託の存在意義を評価しており、インデックス投資至上主義的な雰囲気が高まる中、新鮮な視点だなと感じました。
最後の章では、日本の少子高齢化について、非常に残酷な人口推移データが掲載されていました。目を背けたくなりますが、ほぼ現実に起きることなので、それに向けて自分に何ができるのか、考えさせられました。
私を含め、日本の個別株投資をしている人にとって、最新の株式市場の動きを確認する上でも有益となる良書です。
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2023年79冊目。満足度★★★☆☆
著者は元日経のベテラン記者
主に日本株を取り巻く動向を網羅的にまとめている。来年、2024年に期待できるセクターはどこか?などといった内容ではなく、株式市場に関係する金融機関、個人投資家、株式を発行する企業などの状況や環境変化に焦点を当てた本
ちなみに、著者の2023年の驚きは
1 高齢のウォーレン・バフェットの来日
2 20〜30歳代を中心とする若年投資家の株式市場への参入
3 オンライン証券大手の株式の売買手数料の無料化
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新NISAも始まり若者から投資は身近であると発信されているような日本。まだまだ中高年は10年で預金が倍になったころから脱することがてきていないから投資は怖いというイメージが拭えない。
株や投資信託だけでなくその背景にある日本の政策少子化問題やアベノミクスからの75歳まで自活してくださいが今後どうなっていくのか、かなり駆け足で過去データをもとに展開されている。
確かに経済は生き物のように固定されず変化している。変化に強く柔軟に少し先を見通せる人になれるかが問われているようだった。
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時事問題とデータ分析で2024年の投資環境を読み解く内容。データが多く掲載されていた。今が2024年のため、予想が多く感じる。