陰謀論に巻き込まれる個人の物語?
2024/05/25 12:22
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投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ1巻目で、始まったばかりだから分からないが、おそらくは魚豊の描く、陰謀論に巻き込まれる個人の物語ではないかと。
主人公はこれと言って特徴もなく運もなく、人脈もなくあまり教養もない、というかそういう環境で生きてきた青年・渡辺。
都会の孤独の中で、「人生が、始まってる気がしない」あるいは「もうとっくに、終わっていた」状況をなんとかしようとうごめく。
「チ。」の作者であるから、どういう展開になるのか楽しみ。
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恋愛も陰謀論と同じように思い込みであるかもしれない。自分が否定された時、受け入れられた時に人は原因を探す。でももしかしたらそれは偶然であり辻褄が合っていただけであり、空論かもしれない。
それでもその偶然のおかげで美しい景色や、世界や感情に触れられるかもしれない。
だからこそ、偶然であるべきだしそれを否定する必要はないと、そう思いました。
キャラクターの役割がしっかりしていて面白かったです。全然漫画刺さってない人に共感できるようにラストシーンに第3社を入れたのもコミカルで面白かった。
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TBS Podcastのぶくぶくラジオ(2024年2月23日)にて紹介され、読みました。
魚豊さんの作品は『チ。』『ひゃくえむ。』など好きな作品ばかりで、今回のも期待どおり面白かったです✨
チ。は、真理を命懸けで追い求める物語でしたが、今回のは真理とは真逆の陰謀論にハマってしまう、振り回されてしまう話で、2巻も楽しみです。
主人公の渡辺は、コミュ力や、教養、周りに相談できるような人、友達など満足に得られないまま大人になってしまった。
これは、渡辺が努力してこなかったせいだというという自己責任論で片付けることもできるが、それは正しいことなのか。
飯山さんとの対比も見ていて辛く考えさせられる話だった。
頑張れないのではなく、正しい頑張り方、良い努力の仕方を学ばないと、渡辺以外の誰でもこうなってしまうかもしれない。
どこかそう思いながら読んでるから、むず痒くなるというか心苦しくなるんだろうなと思った。
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【あらすじ】
あの人に、好きな人はいるのかなーーあの時話していた言葉の意味ってーー抱いた恋心が溢れるとき、世界を動かす謎に迫っていくーー!『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。