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人生を、生き急ぐのではなく、じっくりゆっくり味わう、……芸能人の振る舞いに対して寛容になることで、そういう生き方を学べる。気がする。
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やっぱりナンシー関を思い出してしまうのだか、決して二番煎じではない。
すごく頭のいい人がバカバカしいことを追求し続けてる贅沢な面白さ。
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芸能人をナンシー関的に
批評してみましたという本ではない。
ある芸能人がなぜ好かれている、嫌われているのかを
ネチネチ分析していくと
現代社会の恥部が見えてくる。
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芸能界コラム。
誰もが一度は抱いたことのある「あれ?この人って…」といったモヤモヤを言語化した感じ。
ナンシー関さんほどバサバサ斬り捨てる雰囲気ではなく、私はちょっと読みきるのに時間が掛かった。
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芸能人に関する評論を読もうと思ったのは、ラジオによる影響が大きい。
特に、「東京ポッド許可局」。そこでこの本が取り上げられた訳でもないのだけど。
新宿のブックファーストに平積みにされていた本書の隣に「芸人最強社会ニッポン」という新書があり、セットで買った。
「芸人」と「芸能人」、漢字一文字を加えるかどうかで印象が全く変わるこの言葉だが、ここ数年その二つの存在は互いに近づいているような気がする。
「芸人最強〜」の論旨の一つはコミュニケーションの達人としての芸人の存在がますます重宝され、〇〇芸人化もしくは専門家の芸人化が起きているという流れを提示していた。
だから、今まで「芸能人」の中に「芸人」が収まっていた構図が、逆に芸人的なふるまいを求められる芸能人という形になっているのではないだろうか。大衆とコミュニケーションする上で芸人化せざるを得ない状況の進展により、上手く芸人化できる要素を持つ「芸能人」が残っていく。
この本のサブタイトルに「テレビの中のわだかまり」とある。この本の中には一部芸人が出てくるものの、昨今芸人が多くテレビに出ているにもかかわらず、松本人志、ネプチューン名倉潤、森三中、加藤浩次と4つのタイトルだけであるというのは、「芸人最強~」の論旨を補足しているように感じた。
つまり、わだかまりを与えない円滑な大衆とのコミュニケーションを果たすのが芸人であるという特性上「芸能人」のわだかまりを語る上で、そのひっかからなさを浮かび上がらせてしまった。
本書の面白さとは別の側面で感想を書いたが、同じタイミングで買った本と妙なマッチングをするものだと感じた次第だ。
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著者もあとがきで触れているけど、この題材ではどうしたってナンシー関を思い出さずにはいられない。私たちがなくしたものの大きさを思い知る。
独特のクセがある描き方で、そこはいいと思うのだけど、「どうでもいいよ」感が湧いてくるのを抑えられない…。なんでナンシーさんが書くものは知らないタレントの話でもおもしろかったのだろう。
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コラムで読んでいたのだけれど、書き下ろしもあるとのことで今さらの購入。
淡々とした語り口がとても心地よい。
自分では言語化できていなかった芸能人に抱くモヤモヤを「こういうことだったのか!」と言葉にしてくれる喜びがある。
もちろん、自分の意見とは違うこともあるのだけれど、押し付けがましい口調ではないので「こんな見方もあるんだな〜」と素直に受け止められた。
一番のお気に入りは町田樹くんのコラムでした。
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今TVで、『毒舌』と言われているらしき芸能人たちを見ても
ちっとも毒を感じない。
闇雲に毒を撒いているようで、実は撒くことを許された相手に適量の毒をまいたあと
解毒剤をたっぷり処方しているような人ばかりだ。
では、この本の著者である武田氏はどうだろう。
たぶん、ご本人は毒(それも猛毒)を所持してらっしゃる方だと推察されるのだけれど
今の世の中、本気で毒を撒き散らしたらどんな目に合うか熟知している著者は
そんなヘマはやらかさないのである。
スパッと切り込むようなディスり方はせず
遠回しにチクチクと悪口を言ってるような言ってないような、
でもやっぱりよく読んでみると、相当酷いこと言ってるんじゃなかろうか?
・・・と、読む者の心にそっと気づかせる程度の切り込み方なのである。
そのまどろっこしさがこの本の一番の面白さかな。。。
モノ言えば炎上の今の世の中、
ナンシー関のような人はもう現れないんだろうなぁ・・・と思うと
ちょっと淋しくなったのでした。
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著者はあとがきでナンシー関について触れている。
考え方はそうなのかもしれないが読み手からしては決して比較できるものではない。
一つのパートに対しての分量が少ないのに前振りが長すぎる、長すぎるからこそ読み終わりの尻すぼみ感が強く感じる。もったいないなんでもっと尺を取らなかったのだろうか。
似顔絵の精度がいまひとつ、似ているものはすごく似ているが似ていないものは・・・
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芸能人評。取り上げているうち、わからない人、興味ない人に関してはもちろんわからないし興味ないんだけど、知っている人に関してはわりと自分の認識と一致するかな。でも、何だか論説にはしり過ぎというか、人物の一点を取り上げてそれに論説を合わせるところに紙幅を割き過ぎな感じ。
1編目でしっかり読んだせいか、わりと最近同様の論(ライブのMCが敬語など妙に行儀がいい)に触れていたせいかEXILE論にはなるほど。彼らはヤンキー系のようだけど、「暴力団」から「暴力」を取れば「団」であるように長幼を大切にする秩序だった集団・グループなのだということ。こういう人たちが世の中ウケするということと最近の日本の空気って重なるなあと思った。自分の意思とかあまり大切にせず、集団のなかで目立たずぬくぬく恩恵を享受していこうという感じ。
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利害関係のない部外者が漠然と抱いている印象を文章にしてくれた、という本。
なので仲間内でのおしゃべりとか、SNSなんかでは散々見かけるけど、印刷物とかでは読んでなかったな!これ出して良かったんかwwwという感想。
そう、でもよくぞ言ってくれた!感も強い。
私女芸人さん苦手な人多いんだけど、セクハラを受け入れてネタにしてる人がダメなんだよね〜。
いや、ほんとに乳揉んだら逮捕しよう…
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笑ったー笑ったー( ´ ▽ ` )
面白かったぁー‼︎
TRFとか涙出るほど笑った(^○^)‼︎
知性を感じるユーモア好きだ‼︎
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<目次>(略)
<内容>
新進気鋭の評論家の芸能人分析集。内容はともかく、今日芸能人を分析するのは大変だ、というのが感想だ。なんせ本に立ちの本、CD、NV、SNSなどをくまなく目を通しておく必要もあるし、編集者自身が、誰かのオタクである可能性も(著者の場合aikoが…)。もちろん、さまざまな視点での批判ができるようにTVも見なくてはならないし、新聞や雑誌にも目を通すのだから、ケツが痛くなるに決まっている。
逗子市立図書館
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私の中で武田砂鉄という人はラジオパーソナリティである。
主にTBSラジオの。
(同じカテゴリで春日太一がいる)
で、実は違ってフリーライターなんですよね。
うん、確かラジオでも言ってた。
で、目についたので読んでみた。
声が先にインプットされているので、文章から声が聞こえます。
芸能人を独自の視点で~って文字ずらで書くと陳腐な内容になってしまうのであるが、ナンシー関レベルでしっかり見て咀嚼しているので、いちいち面白い。
他の作品も読んでみよう。
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上梓された氏の著作の中では、かなり初期の作品。芸能界を通して、普遍的な違和感を抉り出しているってのが本質だから、本作においても基本的なスタンスは変わらない。安心の武田節。TVは見ないけど、本作で扱われる人や事は、概ね付いていけたから、それなりに背景も分かった上で楽しめた。