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中身を見ずに借りてきたら女性向けの本でした。メインターゲットは女性ですが男性が読んでもいいとは思います。老化や認知症、メタボや骨粗鬆症などいろいろなことが筋トレで解決できますという内容でした。何もしないと年間1%の割合で筋肉が減っていくのは驚きですが、断食ダイエットをすると3か月で5%減ってしまうのは衝撃でした。
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独身未婚中年男性の自分が読んでみました。
ネット通販で購入したので、本を開いて「女性向け」とあり崩れ落ちました。ネット通販あるあるですね。あと、著者の「久野」さんというお名前を見て、「久野圭一さん」と勘違いしていました(こちらは「ひさの」さんで、この本の著者は「くの」さんらしい)。
自分は初心者ジム会員ですが、女性も筋トレはしていただくといいんじゃないかと思っているので、これからトレーニング初めてみようかなという女性にはよい入門書だと思いました。
サザエさんの波平さんフネさん夫妻が50代で、老けて見えるのは筋トレしてないから、という理屈はちょっと強引な気がしますが・・・。当時は平均寿命が短いですし、そもそも55歳ぐらいが定年の時代でしたからね。今の50代60代の先輩方は若いですよ。
自分の行っている、若干ガチ勢の集まりやすいジムは、圧倒的に男性が多いですね。女性も居ますが、若い人はどちらかというとガチ勢で、あとは高年層のマダムたちが多い印象。かなり二極化しています。女性に関していえば、30~50代の人はあまり見かけません。主婦や子育て中ならジムなんか通う余裕は時間的にも経済的にもないですよね・・・。
街場のジムは、独特な空間です。
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『筋トレスイッチ するかしないかが人生の分かれ道』
著者 久野譜也
草思社 2023年
筋トレという言葉を聞いて嫌悪感を示す人はもう少ないかもしれない。この時代には筋トレを題材にしたアニメなども制作されるほど、筋トレは市民権を得ている。「趣味は筋トレです」と言えば、健康的な人だと思われたり、もしくはそれ以上に努力ができる人などプラスなイメージを持たれることもあるだろう。さて、これまでの話を聞いて、イメージされるのは筋骨隆々の男ではないだろうか?生物学的な側面もあり、筋トレと聞いて男を思い浮かべるのはしょうがない。
しかし、今回の本は女性をターゲットにした筋トレ本である。と言っても、女性だけにしか通用しないかと言えば、そうでもない。というかこの本はなぜ筋トレをすべきなのか?というそもそも論にかなりの紙幅を割いており、あとのページには実践すべき筋トレが書いてあると言った構成内容になっている。
つまり、男性も見て得する内容となっている。
それで、この本のキーワードは「大腰筋」である。
大腰筋とは腰の前側あたりにある筋肉であり、著者曰く「体全体を支える大黒柱的存在の筋肉」だそうだ。
この筋肉のおかげで人類は直立2足歩行ができたり、まっすぐ背筋を伸ばすことができたりといわゆ人間らしさを支えている筋肉であり、ここが弱ると背筋が曲がり、歩行が不安定になり、要介護まっしぐらであると語る。ここを鍛えることが人生100年時代の健幸につながるのだそうだ。どのように鍛えるのかは是非本書を見てほしい。
この本には他にも、筋肉をつけることによるメリットが書いてある。
たとえば、筋肉をつけることにより、生み出せるエネルギーが大きくなるため、疲れにくくなる。
その中で一番面白いなと思ったのは、糖尿病は筋肉減少病であるという言説である。
著者の主張では
そもそも、糖尿病というのは体内の過剰なブドウ糖を「筋肉という工場」が消費しきれなくなったために、起こる現象(p85)
だそうだ。
筋肉というところで我々のブドウ糖は加工処理をされ、日々活動するエネルギーになる。その筋肉が不足することで、ブドウ糖が処理できず、体内にブドウ糖が過剰滞留してしまい、インスリンで処理しきれず、血糖値がどんどん上がってしまうことで糖尿病になるということだ。
やはり筋肉。筋肉は全てを解決する!