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映画「コンタクト」を見直したばかりだったので、たしかにこのパターンもあるかも。と深く納得。
過去と現在、地球と三体世界、リアルとゲームと、いろんな世界がこれでもか、と詰め込まれ、圧倒された。
2巻の発売前にNetflix版、始まっちゃうのを、先に観るかどうか、激しく迷う…
あと、折り込みの登場人物表、すごく助かった。
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劉慈欣の三体シリーズ第一作。待ちに待った文庫化。
文化大革命で父親と妹を虐殺された理論物理学者の葉文潔。彼女が連れられた研究所での出来事。
一方現代では、科学者たちの連続自殺が噂される中で、ナノマテリアル分野の権威ワンミャオは、自分にしか見えないカウントダウンがあることに気づく。過去と現在、そして三体と呼ばれる謎のVRゲーム。世界で何が起こっているのか。
噂に違わぬ大作。ゴリゴリのSF描写、というより物理学(?)の描写が少し難しく、普段SFを読まない人にとっては好き嫌いが出るかもしれないが、怒濤の展開で読ませる。最初の方は何が起きてるのかわからない。ミステリ的な要素がありつつ、三体というVRゲームの中での歴史上の人物の描写もあったりと盛りだくさん。ただ、中盤のある人物の切実な祈りにより、ガラリと展開が変わる。ああ、こういう作品なのかと。なるべくなら事前情報を少なくして、続編のあらすじも見ないほうが楽しめる作品。
全編通して、見開きのページで初出の人名に、その都度ルビがあるのも非常に親切な設計(例えば主人公のワンミャオであれば、ページをめくるたびにルビがふってあるくらい親切な設計)。
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この本も話題になっている作品だがとても壮大なSFであった。
物理用語が多く出てきてわからない部分もあったがそれでも読み進められる読みやすさが印象的だった。
話自体も非常に面白く続きが気になる作品だ。
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よほど単行本で読もうかと思っていた本作。もう一歩が踏み出せなかったのは、SFというジャンルへの抵抗感のせい。でもそんなの、全く気にせず読める、圧倒的エンタメ作品だった。微妙に視点が気になる部分が数か所あったんだけど、それは彼我の言語が異なることによる影響か。隅から隅まで十全に理解できたとは言い難いけど、小難しいところは読み飛ばしても、十分に楽しめる内容。本第一部を読了しても、物語は全然閉じられておらず、以降も読むしかないでしょ、って感じ。楽しみ。
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待っっっってました!!!文庫化!!絶対面白いんだけど、絶対好きなんだけどあの厚さ、そして冊数はハードカバーじゃ完走できない…場所もない…そうして待つこと数年、やっっっと読めた!もうなんかそれだけで嬉しくなっちゃう。なるべくネタバレを避けて内容を知らないまま読もうと思ってたので最初文化大革命の話からでびっくり、ちょっと読むのしんどいなーと思いつつもまぁSFは最初の設定飲み込むターンは読みづらいけどそこ過ぎたらどんどん面白くなるもんだしというモチベで読み切りました。世界史に関しては本当に無知なので文化大革命ってこんなにも恐ろしいものだったんだと。最初はしんどかったけどラストまで読むと「人類は滅亡しなければならない」なんてとんでも結論にいたらなきゃいけなくなる要因として大事だったなと。そんでVRゲームの話が始まったら、もうそこからは一瞬でした。長編ハードSFと言いつつまだ1巻はそこまでSFっぽさは薄い代わりにワクワクするゲームとしての要素があって、それがだんだん現実と絡んでくる、全分量から考えればまだまだ序盤だけど既にしっかりストーリーの回収があって読み応えバッチリです。三体って三体運動のことなのか…それ以上の意味も隠されてるのか…?とにかく続きが楽しみです。あと大史がかっこいい。ああいうキャラ、大好き。
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待望の文庫化!期待以上に面白かったし、何よりこの先の続編がどう考えても今作以上に面白い予感しか無いので、次が楽しみすぎ!
(一応理系だけど。。)正直理解しきれていない部分もありながらも、そこに描かれる世界の壮大さ、斬新さが凄まじすぎてページを捲る手が止まらない。
"脱水で巻き巻き保管"は一番衝撃だったなー笑
次作の文庫化も楽しみですが、Netflixの映像化も楽しみに待とうと思います!
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クソ面白かったの一言に尽きる。SFが当たり外れ大きいのは個人的には「現実感とのバランス」だと思っているが、本作は実際に物理の未解決問題としてある三体問題をベースに展開していて、これはあり得るな…的な現実感がちゃんとあるため世界に没頭できた。
その点、智子については訳分からくてSF色が濃いが、もしろよくこんなオチを思いついた…!という感じで面白かった。
あとは本筋ではないが、文革など中国人の歴史、思想的な流れに触れられてて、全然知らなかっただけに興味深かった。SFの枠に収まらず、中国文学な味が新鮮であっという間に読み終えてしまった。
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Netflixの配信前に予習しようと思い、読みました。
いきなり文化大革命の場面が出てきたので、あれ、これSFじゃないの?と驚きました。
一冊丸ごと、序章といった感じ。続きを読んでいきたいと思います。
ドラマ配信とともに、これからが楽しみです。
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2024/03/11 書籍
2/3ほどまで読み進んだが最後まで読み切らず。
ベストセラー本でも自分には合わなかったんだろうと納得させる。
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正直科学とか宇宙の話とか読んでいてもよく分からない。それなのに置いてけぼりにされている感じはなく、物語にどんどん引き込まれていく。凄く不思議。続きが気になる!
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【未読】読みたい理由
スラスラ読める派と読了諦めた派の感想があって面白い
中華小説未体験の為読了できなかったとしても一度目を通してみたい
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話題の中国発のSF小説。前半はSF要素は感じられないが、後半急にSF感が全開になる。
科学・工学の専門用語が頻出するので、しっかり理解しながら読もうとするととても難しいが、SFにそんなもの求めてる方が間違っているかもしれない。
小説としてはとても面白いが、ワクワク感がそこまで無いのでSF小説としてみたら☆4
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この分厚さで、ほぼプロローグって・・・
物理学は難解だったけど、かなり気持ちよくなる難しさ。
たくさん映像化されているのが良くわかる。とてもおもしろいSFだった。
3部作の1なので、今後かなり期待。
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SF好きな友人がハマっていたので、読んでみました。
互いに重力相互作用する三質点系の運動がどのようなものかを問う三体問題を題材として、宇宙まで視野を広げて話が進むスケールの大きさに驚いた。
エンタングルした量子はどれだけ距離が離れても同じ動作をするとか、技術的にまだ解明されていない話題もふんだんに取り入れてワクワクさせてくれるところが素晴らしい!
続きを読むのが楽しみです。
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SFファンが垂涎する要素をこれでもかというくらい盛り込んだSFエンターテインメント小説。
中国の文化大革命に端を発するディストピア的世界から始まり、この史実を基にSF的な"IF"を徹底的に積み上げていく。
ナノテクあり、ファーストコンタクトあり、VRあり。
暴走するカルト団体あり、サスペンスあり、そして科学に対してなんの知識もなくただ気概だけはひたすらかっこいい中年刑事あり。
つまらないわけがない。
あえてカテゴライズすると、ハードSFの部類に入るんだと思う。
ただし、イーガンのような、ともすると「あれ、これ、論文だっけ?」みたいな、読むのにだいぶ心構えを必要とするような難解さはない。
科学に明るくない人が、「?」と思うような記述がたとえあっても、その数行後には「あー、多分こういうことかな」ってわかるようにしている。
あるいはわからなくても雰囲気だけつかめておけば大丈夫なようにしている。ここはもう作者の筆力の妙に尽きる。
「細かいことはわからなくても、楽しめ!」という思いがびんびん伝わってきて、本当に楽しい。
SFを楽しむ上では必須の舞台の理解についても、読者がそこに至るまでのプロットが本当に見事で、SFに慣れない人が感じやすい「背景を理解しようとしているうちに疲れて飽きた」っていうことが一切起こらない。
詳細は語らないが、物語のキーになる「三体世界」の理解も、VRのゲームという奇抜なアイディアを通して本当にわかりやすく語り尽くしている。
ときおり現れる、ゲーム画面のテキストが醸すなんとも言えない雰囲気も、物語に没入する上で大きな役割を果たしている。
このあたりの言い回しなど、あらかじめ計算して書いていたのだとしたら、本当にすごい。
そんなわけで、600ページ以上もある本作、一切のストレスなく読み終えることができる。
読み進めるごとに物語はどんどん壮大になっていくし、物語の前半で出ている謎や疑問も終盤ですべて回収されるが、この一冊で終わりなのではなくこのあと「三体Ⅱ」「三体Ⅲ」と続いていく。
ただもう、楽しみでしかない。何ページあるかとか、そういうこと一切気にせず「とにかく話の続きを聞かせろ地球はどうなる三体はどうなる」と寝る前の子供のような興奮だけが残る。
万人にお勧めしたいSF。SF苦手な人も是非手に取ってみて欲しい。
その「うわっ」って思った600ページは、あっという間に溶けるから。