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江道大社で行われる職場見学、あくまでも学校行事の一環なのだから大事など起こる余地は無いだろうと思っていたのだけど、意外や意外な展開になったような
他の学生にとっては新鮮味の有る場所でも江道大社が実家であるトータにとっては詰まらない場所
けれど、裏を返せば彼にとって江道大社は学校行事で訪れる場所ではなく親族の思惑が渦巻く厄介な場所となるわけか
だからって帰郷して速攻で監禁されるって何なの……とはなるが
とは言え、何も知らないナギにとって、やはりそこは職場見学の場所でしか無く
そこで博物館を選択するのは一風変わっているね。まあ、ナギの場合は江道大社に就職したいわけではなく、あくまでも実家を盛り立てる参考にしたいからか
そんな彼女の関心事に同行するざくろはこれまたキャラの濃い…。女の子に貸す用の羽織やハンカチを多数常備してるって格好良いけど絶対的に間違ってる……(笑)
そうして生まれた縁がナギを想定外の厄介事へと引き込んでいったね
江道大社や博物館に怪しい部分が有るからって、夜間に忍び込みに行くなんて思い切りが良すぎて発想が理解できない…
ただ、最終的にその行動が正しいのだから、こういう発想力を以って優等生と呼ばれる所以なのかと思わなくもないけど
まるで秘密の冒険をするかのように辿り着いた保管庫は江道大社の暗部がそのまま仕舞われた場所だったような
「純度」を高める為であればよく聞く手法であるけれど、情報社会においてある程度外に開いた組織で行うなんて度を越している
知ってはならない事を知ってしまったナギ一行。地下室に踏み入りトータと会ってしまった時点で「何も見ませんでした」と白を切るのは難しいように思えるが……