いろいろな作品が詰まった短編集
2024/08/12 16:11
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集ですが、標題作は超短編で、そしてコワイ話。10ページ程度の短編が多かったですが、戦時の日本兵の優しさが沁みる『サクラ・サクラ』が良かったです。一方、中には『初孫』『愛しのルナ』など、うーんどうなんだろうと思うような後味のすごく悪い作品も。そして最後は、お楽しみの佐方シリーズ。早く次の佐方シリーズが読みたいって思いました。
チョウセンアサガオの咲く夏
2024/05/07 12:15
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
11作の短編から構成された作品で、時代背景や主人公、動物等いろいろあり非常に読みやすかった。柚月さんの作品ではどちらかというと長編作品の方が好きですね。もちろん検事・佐方シリーズのように短編でまとめてあるのも好きです。ペットを飼っていないこともあり、猫の話にはちょっと興味が湧きましたね。
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短編集で、かつ200ページ強程度のボリュームなので、サラッと読めました。
スピンオフですが、佐方貞人の話が読めたのは良かったです。
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短編集。
なんとなく寂しい結末やイヤミス系の話が多い中、最後の「ヒーロー」は清々しい感動がある佐方シリーズのスピンオフ。
増田事務官、いい!
佐方検事も増田事務官も誠実でまっすぐな人柄で、読んでいた私も思わず背筋が伸びた。
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柚月さんの短編集、全体的には残念でしたが、最後のヒーローは良かった!早く次の佐方検事シリーズが読みたい
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202404/オムニバス短編集。作風も文体も色々楽しめるという良さもあるけど、寄せ集め感というか柚月裕子好きだけど私にはあわない作品が多かった。
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チョウセンアサガオの咲く夏/泣き虫の鈴/
サクラ・サクラ/お薬増やしておきますね/初孫/
原稿取り/愛しのルナ/泣く猫/影にそう/黙れおそ松/
ヒーロー
様々な感情を呼び起こしてくる お話 たち
また 会おうね
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人の心の密やかな内面を表現した短編が並んでいる。テラーや主人公の本音を知るとゾクゾクしたり感心したり様々な事情を垣間見れる。個人の飽くなき欲望が作る事実は誰かの要望の産物であることを誰も気づけない。気づいた時には嫌悪と許容の狭間で悩むかもしれない。
佐方検事が登場すると、不思議とその一冊がピシッと締まる感じがする。
タイトルは短編の一つですが、いずれも偏った欲望が生み出す物語かと感じました。
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超短編&短編集で、サクッと一気に読めました。
個人的には「チョウセンアサガオの咲く夏」と最後の「ヒーロー」が好きでした。
佐方さんシリーズはまだ読んでないので、今後読もうと思います。
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短編集が11作。なかなかエグい内容もあったが、「泣き虫の鈴」、「サクラ•サクラ」、「お薬増やしておきますね」、「ヒーロー」が個人的には面白みを感じた。
作者の代表作である、佐方貞彦シリーズやマル暴シリーズの雰囲気やスリルはなかったが、佐方検事シリーズのスピンオフ「ヒーロー」が読める。
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佐方貞人シリーズのスピンオフ目当てで買った訳だが、その他の短編に関しても面白く、またそれぞれの作品が少ないと十ページ前後とさくさく読める点も好評価
表題作のホラー要素や他にも推理要素、はたまたお笑い要素までと色々なカテゴリーを網羅しておりカバー裏に書かれているオムニバスの名の通り
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ミステリーから人間ドラマ、ギャグ漫画のパロディから、著者の代表作のスピンオフまで多種多様なオムニバス短編集。作品の最後から数行に潜む驚き。嫌ミスではないが心掴まれる。タイトルの作品は「恩返し」という名の主人公による内面の変化(気付き)がゾクッとした。一作品毎に文体が変化する様子は、さすがプロだなと思わせられる。
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全部で11話の短編集。何故かおそ松さんの話や、シリアスな話、精神疾患の人の話や整形の話、近親相姦まで多種多様な話が盛り沢山だった。それぞれ関連のある話もあれば、そうでないのもあり、あまり読む手は進まなかった。(一応最後まで読んだが)最初のタイトルの話と、お薬増やしておきますねという話が印象に残っている。
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佐方貞夫シリーズの短編集かと思っていたら、それは最後の1編「ヒーロー」だけで、思惑はちょっと外れた。
他の10編は、イヤミスあり、繊細な人間ドラマありで、著者のフィールドの広さを感じる。
ほとんどが「5分で読める!」掌小説で、なかに赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』を題材にしたスピンオフ小説もあり、楽しませてくれる。
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佐方貞人シリーズのスピンオフ「ヒーロー」を含め、献身的に母の介護をする娘の本当の気持ちに愕然とする「チョウセンアサガオの咲く夏」、奉公人の八彦と瞽女との交流を描いた「泣き虫の鈴」など11編の柚月裕子のオムニバス短編集です。9編は10ページ足らずの作品ですがしっかりと読ませてくれます。
2024年7月15日読了。