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シリーズ5作目。
一葉がひとつばごに参加して、早3年目。
その間にポップの仕事を始め、ブックカフェでも働き始め、人と人の縁が導く運命を上手く描いている印象。
世の中、そんなに上手く行かないよ・・・
と少しやきもちやきたくなるくらい一葉の人生はひとつばごに参加してから順調だ。
そんな中、早春に行われた連句の大会で知り合った他の連句会の人たちとの交流も始まり、その流れで今作では文芸誌の話にも。
同じように定期的に連句を巻いているだけかと思いきや、少しずつ新しいことに挑戦していく姿に、自分も同じ場所に立ち止まっているだけでなく、少しでも歩みださなければ、と思わせてくれる作品。
3年目に入り、定番のお菓子のアレンジも目立って来た。
一葉のおばあちゃんのお菓子のセレクトが秀逸だっただけに、お菓子の代替わりは少し寂しいが、いつまでも同じ話では繋げないから、しようがないか。
新しく出て来るお菓子も、相変わらず美味しそうだし、そこは目を瞑ろう。
次作ではひとつばごでもいよいよ冊子を作ると思われる。
ここで、終わってしまった藤崎産業が出てきたら、ファンとしては嬉しいなぁ。
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祖母の通っていた連句の会に通うようになって3年目の一葉。恋の予感( ꈍᴗꈍ)
カキモリ!
あすこは本当に楽しくて永遠に居られるけれど、土日はとても混んでいる。行った時はまだガラスペンを書いたことが無かったから、インクを調合しているところには気付かなかったな…行かなくちゃ!
色んな事が起こる人生の、渦中のあとの凪の時間のような、ふうっと息をすることの出来るこのシリーズ。
今回は大輔さんの「才能とはズレ」が名言だったと思います。ズレてるから孤独、だけど繋がりたい、その切実な想いの魅力。言い得ているなぁ。こんな安定している人、憧れます。大人の魅力♡坂マニアだけど(笑)
自己満で終わらない同人誌がどんなものになるのか楽しみ。
お菓子は一周し終わっているので初出は少ないのだけど「イナムラショウゾウ」気になっちゃう!
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言葉の国のお菓子番シリーズ5作目
ひとつばたごだけでなく、きりん座との関わりなどから、一葉の世界が広がってゆく。
今回は言葉だけでなく、写真を通して、光や視覚にも注目させられた。
今後の一葉やひとつばたごのメンバーの成長が楽しみ。
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言葉の園のお菓子番シリーズ5作目。
今までにない、これから先へのひろがりを感じられました。
ひとつばたごというひとつの世界にあったのが、きりん座という世代的にも近い世界につながったことから、上の世代がいる場所から横のつながりの目線に移動した感じがします。
今後どうなっていくんだろう…。
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このシリーズを読んでいると楽しくなってくる。
ひとつばたごの定例会もみんなの新しい挑戦も。
少しずつ連句のルールがわかってきたので、読みながら次は自か自他半や打ち越しだから…と考えている自分がいるのも面白い。
前向きになる作品。
新しいお菓子が出てくるのも楽しみ。
次はひとつばたごの同人誌が出来上がるのかな。
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出会うときに出会えた本と感じている。今までは連句の面白さや新しいコミュニティに属すことで世界が広がっていく主人公を眩しく見つめていた。しかし、最近、自分も趣味から繋がった出会いがあり、その仲間と何か作らないかという話も出てきて、気がつくとリンクしていた。物語の中の人たちの心模様を眺めながら、ふと周りを見渡すと、現実も広がっていた、そんな感覚。
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一葉さんの世界がひろがる。
きりん座メンバーと交流に新しい風が。
でもちょっとマンネリを感じた5作目。
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「あたらしい風」
坂が多い街に。
普段とは違うメンバーがいるだけで、出される句の雰囲気も変わるだろうし面白味も増えるだろう。
「未来への手紙」
歳の近い仲間。
幅広い年齢層だからこそ知れる風景もあるだろうが、たまには同じ年頃の人とするのも楽しいだろ。
「自分史上最高の夕焼け」
冊子に残した。
伝えたいことを一つ一つ丁寧に書き記していくと、思っている以上に文字数は減っていくだろうな。
「光の痕跡」
将来を見据え。
こんな職業をしてみたいと思う気持ちと、実際に働いた時に感じた事に齟齬があると続かないだろ。
「「いま」と「いつか」と」
造りたいなら。
漠然と創作について考えることは自由だが、それを形にしようと思うのならば期限は大切なのかも。
「連句の神さま」
塩梅が難しい。
好きな人や気になっていた人には刺さる内要であっても、番人受けしない内要は造るのが大変だな。
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ひとりではなく、人と一緒に、でも誰かとの記憶、自分の記憶をめぐらせて言葉を紡いでいく時間の豊かさを感じる。
こんな素敵なブックカフェ、近くにないかしら。
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やはり、いい。
私は、表現は苦手だ。でも、表現されたものには触れたい。触れた記憶を残しておきたい。
自ら作り出したい熱を持つ人と、その熱を受け止めて返す人が編む連句がとても魅力的。
もちろん、登場人物たちそれぞれの物語もいい。でも、主役は連句。編まれていくところを読んでいると、「あぁ、そう来るのか」とか「おお、そうなるのか!」など、片隅に座らせてもらっているかのような気持ちになれる。
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『言葉にしない気持ちはだんだんぼんやりとあいまいになっていく。写真に撮らなかった人の姿形の記憶がぼんやりしていくように。』
12年間続けている別の趣味、それを通じて出会った人、出来事はなるべく書き残しているつもりだけど自分に向けた思い出や感想、出来事綴っているばかりになっている。。
文章を構築する力が未熟な身として、
人に趣味の魅力を他者に伝えること、言語化することは難しい。
それでも写真を撮るように、自分の場合は文章で残していかないと即興の言葉では伝わらない雰囲気や気持ちが相手には伝わらない。
ちゃんとnoteにでも残していかないとって感じた二文が印象的でした。
これもある意味では『未来への手紙』なのかもしれないです。
綺麗な言葉遣いが非常に素敵な本でした。
イラストに惹かれて買ったけど正解だった。
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「連句」の場とが人との繋がりをもたらし「言葉」を通してやり取りしながら自分の心を見つめ、人との縁に助けられながら前を向いていく過程が素敵だった。作中で披露される連句のひとつひとつからは“言葉”の凄さや温かみが感じられて良い。
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言葉の園のシリーズ第五弾。
定期的に連句会「ひとつばたご」に通う一葉は、自分と同世代が集う「きりん座」のメンバーとも交流を持つ。
「きりん座」で連句を経験した一葉は、軽やかでシャープな印象だと感じ、短歌から来た創設メンバーのせいか表現者を志しているように思い、自分とは違うと。
どちらかといえば、「ひとつばたご」は、年齢もバラバラで家庭を持っている人もいて、見てきたものが多いので言葉の幅も広がっているようで、その場でほかの人の句に触れることで、ことばが生まれてくる…というのが一葉なんだろう。
「きりん座」でエッセイを書いた一葉は、文芸マーケットにも行ったことで、「あずきブックス」のカフェスペースで同人誌フェアを行う。
エッセイも父の写真がきっかけになり書いたことで大輔とも写真を通して交流が深まる。
基本は、やはり「ひとつばたご」だと感じるのは、やはりお菓子番としての和菓子と次々と繋がる連句だろう。
光の痕跡のなかでの、一葉の句が好きだ。
はじめての線を一本引いて夏
連句の神さまでの
喫茶店のいつもの席は空席で
今後の一葉をもっと見てみたい。
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【収録作品】あたらしい風/未来への手紙/自分史上最高の夕焼け/光の痕跡/「いま」と「いつか」と/連句の神さま
シリーズ第5巻。
静かな筆致で、少しずつ前進していく様子が描かれていて好もしい。今回は、新たな出会いが運んできた大きな動きもあり、この先が楽しみである。
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小説というよりひとりごとのような流れで落ち着いて読める
自分は大人だけど未来に希望があるような気にさせてくれる
主人公と同化してる?
就職活動 フィルム写真 坂道 文芸マーケットが背景
ちょうどぴぴろが同人誌の話をしていて共有できてよかったです
選ばれたいと応募するのは受け身
自分で決めて世の中に送り出す
才能は世界とのズレ 孤独と同じ
世界がほかの人とはちがって見える
人と共有できないものを抱えてる
共有したいと思っているから言葉にする
だれかと結びつきたいと願う
才能のある人の言葉は切実で、ほかの人を惹きつける