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ゾッとするような現実離れした短篇が5つ収められています。すきま時間にサクサク読めました。どの物語もおもしろいですが、もう一度読みたいほどではなく、一読で満足しました。
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ミステリーの短編集。非現実的な内容ではあるが、ギリギリまで結末が見えないのが特徴。どの作品にも所々にヒントがあるので、展開を予想しながら読み進めるのも面白い。
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全体的に内容が薄いな…という感想。その分サラッと読めるのでミステリ初心者や普段本を読まない人におすすめかもしれないです。
自分はちょっと物足りなかったです。大体の話の結末が予想出来てしまう感じで。予想できなかったお話も、予想を裏切られる驚きや快感みたいなものはなく…あーそういう感じなのね…という感想。本屋大賞ノミネート作品で話題にもなっていましたし、すごく売れている作品なので、その分期待値が高くなりすぎたのかもしれません。
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短編集で始まりからの違和感を伏線回収するまでがサクっとしていて読みやすかった。
そこまでする?感があったのと、展開がよめてしまう所もあり。
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タイトルにもある通り、日常生活に潜む違和感に対する「真相」をテーマにした短編集。読後の気分は決して良くないが、作者の仕掛けた罠にしっかりとはまるのは、ある意味において爽快ですらある。
5篇あるストーリーの中で、最も心に残ったのは「#拡散希望」だった。長崎県の小さな離島に住む子どもたちに隠された謎。それは、残酷、不快、侮蔑、あらゆる負の感情を孕みながらも、現代を生きる我々に対する警鐘のようにも思える。一個人としてリアルな生活と、無責任な野次馬としてバーチャルな彷徨を並立させるのは、現代に生きる私たちの当たり前となっているが、その果てにあるものを見たような気がして薄ら寒い気持ちとなった。ミステリーというフィクションの世界から抜け出して尚、考えること、考えなければならないことを多く含んだこの話は、できるだけ多くの人に読んでほしいと思った。
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オーディブルにて2倍速で耳読
話題になっていたので気になっていた
ミステリーの短編集のような感じ
隙間時間にサクッと楽しむにはほどよい
きちんと時間をかけて読むには、少しもったいないかな。
なんとなく結末を予想できる話もあり、気分転換によかった。
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表紙に惹かれ、短編集と知らずに購入
最初のストーリーが1番面白かった
実はこうなのだ、という伏線回収が好きな人にはお勧めだろうが 私はもう少し人間性のあるストーリーが好きなので⭐︎2つ
短編なのでサラッと読める
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収録作の中では日本推理作家協会賞を獲った「#拡散希望」の不穏さが一番面白かったけど、他の作品はまあ普通。この程度のどんでん返しだったら他のミステリ作家でも描ける人がいそうだし、中には設定や展開にちょっと無理があると感じてしまうものもある。
YouTuberやマッチングアプリなど、扱われているテーマが非常に現代的なのは印象に残ったけど、逆に5年後や10年後にこれらが再読に耐えられるのかという観点でみると、果たしてどうなのかなあ。
言っちゃ悪いけど、本書が50万部も売れたというのは正直驚きで、内容そのものより表紙のインパクトと出版社の販促キャンペーンが上手くいったということなのかなという感じがどうしてもしてしまう。
とりあえず次作に期待したいけど、今度は結城さんにしか描けないような凄い小説で、自分をぎゃふんと言わせて欲しい。
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先が読めそうで読めない、少し読めるミステリー小説で予想しながら読めて楽しかった。
全ての短編が何らかのお題を決めて作られたような印象を受けた。
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導入の日常から、所々の違和感、そして事件の真相について展開するの短編集
以下、公式のあらすじ
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私たちの日常に潜む小さな"歪み"、
あなたは見抜くことができるか。
家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。
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・惨者面談
家庭教師派遣営業の学生が訪れた家の違和感
ゴム手袋を外さない母親、とんちんかんな答えをする子供
・ヤリモク
妻子持ち男がマッチングアプリで出会った女性とのあれこれ
娘がパパ活をしているのでは?と妻共々疑っているのに、なぜ自分もそんな事をしているのか?
これは序盤から予想ができた
あからさまな伏線があったので
しかしまぁ、こんな事までするかね?
ただ、最期の展開はなかなか面白かった
・パンドラ
子供がなかなかできなかった夫婦の間にかかってきた電話
精子提供を巡るお話
奥さんが嫌悪感を抱かずに、むしろ勧めるような態度が最初は違和感があったけど
最後まで読めば納得
真相は藪の中、ですねぇ
・三角奸計
大学の同期3人でのリモート飲み会
その裏側で展開していた事とは?
リモート飲み会やUberEatsなど、世相を反映したエピソードですね
・#拡散希望
過疎な離島に暮らす小学生のお話
子供たちで遊んでいる所に話しかけてきたYouTuber
その人と思われる人が刺されたというニュースを目にする子供
それまでは、優しかった島の人達は、その日を境によそよそしくなったり……
珠穆朗瑪(チョモランマ)という名前は、いくら小説に出てくるキラキラネームとて流石にないわー
とか思ってたら、そんな真相とはね
まぁ、真相を知っても尚ないわーとも思うけど
実際のところ、子供を利用して稼ぐ人たちっているからなぁ
どのエピソードも現代的なツールや新たな習慣が登場しているので、新鮮さがある
今作のタイトルの付け方にしても、プロモーションを意識した作品を作る人なのが伺える
インタビューや対談からもそれがわかる
賢い人なんだろうなぁ
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何個かの物語が入っていて、それぞれラストに驚きが、ありました。
短編みたいな感じなのでサクサク読めちゃいました
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YouTubeや、マッチングアプリなど今風のテーマが多く面白く読めた。ただ、よくある展開が組み合わさって作られた印象で、展開がわかりやすく読み応えには欠けた。
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良質ミステリーは、謎の展開に予想がつかず華麗に明かされるか、登場人物たちの人間描写が優れているか、現代への問題提起があるか、かなと思っているので、この短編集は終盤まで「なんだかなぁ…物足りンなぁ」と感じていた。何故にこんなに激賞されてるのか?いつもの過大広告か?
読み終わったあとも、いささかその感はあるものの「#拡散希望」は最後の理由に該当したと思う。
わりととんでも設定で、1番なんじゃコリャだったのだが、それがどうして「………ありそう…」なのだ残念ながら。
褒められたい欲求を「いいね」で解消し、生活を切り売りして称賛を現金化していくと、ズレて狂っていっちゃうんだね。
そうやって人生を狂わせたモノにまた、決断を委ねて、どこへ向かうんでしょうか。
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日常に潜む「何かおかしい」違和感が5つの短編集に散り詰められてて引き込まれる。
YouTuber、マッチングアプリ、リモート飲み、精子提供、中学受験と家庭教師、の5つの身近なテーマで読みやすく、伏線回収も多くて楽しめた。
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超話題作の文庫化に伴いよんでみた。
最後にどんでん返しが待ち受ける5つの短編集。
最近の世の中の風潮や流行りが存分に取り込まれていました。
家庭教師としてお邪魔した家、しかし母も子もどこか様子がおかしい…「惨者面談」
マッチングアプリでの妻子持ち主人公、その恐ろしい正体が明かされる「ヤリモク」
不妊に悩んだ過去のある主人公夫婦の元に、精子提供先の子供が20年の時を経て訪ねる…「パンドラ」
5年ぶりにら友人達とリモート飲み会を開催、思いもよらぬ危険が迫り来るサスペンス…「三角奸計」
小さい頃から子供が4人だけ孤島に住む主人公少年、ある時YouTuberに憧れを抱き始めるが…「#拡散希望」
少し先が読めたりとかはしましたが、それでと完全に当てることはできず、どの話も驚かされる部分が多分にありました。
あと、とにかく伏線の数がとんでもない(全部伏線と言っても過言ではないかも!)、浅倉秋成さん並でした。
特に好きだったのが「#拡散希望」で、これにはどんでん返されました、こんな真相あんまりだ…
話も長すぎず読みやすかったです。