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SNS、精子提供、リモート飲み会 etc
現代の技術を元に展開されていく5編の短編集。切り口が現代的で面白く結末もビターで面白かったです。
<惨者面談>
中学受験がメインの家庭教師が家庭訪問先で起きたストーリー。
母親の違和感や子供が暗に伝えようとした事はなんとなく想像がついたものの、その後に明かされた真相でひっくり返されてしまいました。この中では一番ハッピーエンドに近いのかなとも思いました。悠君、本当に凄い子だなぁ。
<ヤリモク>
マッチングアプリを題材にした作品。
一番切ないなぁ。娘をマッチングアプリの被害から守るためにしていたことを娘のグループにしてしまうなんて。何の罪もない人を殺した主人公も主人公なのだが。やっぱり語り部・推理手でも信じてはいけないと思いました。
<パンドラ>
一番地味だったけど、一番ありそうなストーリーだと思いました。
精子提供で他人の女性に提供し、誕生した娘は本当に自分の娘なのかという謎に迫るミステリー。東野圭吾さんのようなDNAを題材とした作品。最初の血液型の話から文系と理系の伏線がうまく回収されていてとても面白かったです。
<三角奸計>
リモート飲みを題材とした作品。
こっちもまぁ想像がついたかなとは思っていたけれど、最後のオチに全てやられてしまいました。まさか、茂木までグルだったとは思わなかったです。
<#拡散希望>
YouTubeと田舎というテーマを組み合わせた作品。
これが一番壮大でびっくりしたエピソードだったかなと。YouTubeを規制して見れないようにするのは、子供だからかと言っていたらまさかそんな理由だったとは...。これは3組の両親が悪いと思うよ。子供を山車に使って荒稼ぎして、バレそうになったら殺害して、その子供に復讐されるのだもの。彼らがやルーがどうなるのか分からないところも良い味を出していて良かったです。
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アイスブレイク、アイスブレイク…
アイスブレイク気に入ってるやん
「パンドラ」が意味不明
意味不明っていうか香織がもし翼に黙って他の人から精子提供受けて妊娠してるんなら血液型注意してないとおかしいし連続幼女誘拐事件が全然本編に関係ないのつまらんすぎる
実は翼が犯人で顔似てる宝蔵寺に罪を擦り付けてて、実は殺人犯の娘は真夏の方だったとかの方がよかった
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全ての事象に伏線があり、また最後の一捻りが読者を唸らせる。現代社会との適応もなされていて、短編集の中では秀逸の一冊。
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短編だったけど、5回もどんでん返し味わえて幸せだったー!!!
一つ一つのクオリティも高くて毎回ハラハラできた
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話題になっていたのでずっと読みたかった。図書館で予約なしで借りられるようになっていたので借りた。
どこかで見聞きしたことがあるような話だった。特に最初の話は。でも、深く考えずに読みたいので特段気になったわけではない。
自分のことで新たにわかったのは、男主人公に抵抗があること。短編全部男主人公だとわかり、途中でやめようと思った。とは言え、男がわかったように女性を描くのも嫌なので、女性作家がいいいんだなと思った。
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短編集だと思ってなくて、
一冊を通じて何か大きな真相に辿り着く系を想像していたため、
2話目くらいまでは『そうは言っても繋がってるとか…?』
なんて、この本の前に読んだ小説に引っ張られていた。
真相をお話しすると、これは短編集である。
①惨者面談
最初から明らかにおかしい。
しかしそこからさらに一捻りがあった。
ただ、子どもは親からの指示だと思うのよね。
そっちはどうなったんだろう。
②ヤリモク
一番好きかも。
よくあるマッチングアプリでの援助交際の話と思いきや…。
けど、子どものうちって身の回りの出来事をどこか他人事に捉えていて、
たとえ同じような事例があっても
『自分だけは大丈夫』と思ってるかもしれない。
③パンドラ
奥さん、それはイカンぜよ(⌒-⌒; )
けどさ、この人も国立大出のエリートなんだから
自分の子供の血液型のこともうちょい気にしないか…?
結構重要なことだと思うんだけど、
そのままサラッと行くのね、という不可解な印象。
④三角奸計
『奸』の字がなんて読むかわからなくて
なんかの計測器なのかと思ってた。
そのままだとバレちゃうから、漢字を変えたわけなのかな。
最後、主人公のことはどうしたんだろう。
⑤#拡散希望
今の『何でも動画にする』風潮も
行き過ぎたらこうなるかもしれない、
決してあり得ない話ではないかも?と思わなくはない話。
ここまで人生をかけてのことであれば、逆に潔い気もする。
学生の頃、こういうちょっと終わりがダークな感じの短編集をよく読んでいたので
何だか懐かしい気持ちになった。
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読書中、その瞬間の面白さはある。
自分にとっては、後までじわぁ〜っと余韻や内容が残る感じではなかったけれど、短編のそれぞれに、冒頭から何か起こりそうな予感があり、先が気になって読んでしまう。
■惨者面談〜家庭教師の営業に訪れた先の家人にどこか違和感が・・・。
■ヤリモク〜女子高生の娘をもつ父親である僕は、マッチングアプリで知り合った若い女性をホテルへ連れ込んでいるのだが・・・。
■パンドラ〜女子高生の娘をもつ僕のところになんの前触れもなく一通のメールが。「できれば奥さんには知らせず、お一人で来ていただきたい」と。僕は昔、精子提供をしていたのだ。
■三角奸計〜昔なじみの友達とリモート同窓会を開くが、徐々におかしな方向に話が進んでいく・・・。
■#拡散希望〜田舎の小さな島で暮らす僕には3人の島で唯一の同級生がいて、よそ者の僕たちを島の人達は可愛がってくれていた。。ある日島の外で起こった殺人事件をきっかけに僕たちと島の人達の関係性が変化したような違和感を覚えるのだが・・・。
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単行本発売当時すごく話題になっていたので、文庫本発売と同時に購入。
前評判に期待が高まりすぎていたかもしれない。
どれも途中でオチがわかってしまって少し残念だった。
わかりやすい文章でスラスラと読みやすい為、読書初心者さんやミステリー初心者さんにオススメかな。
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おもしろかった!!
気になって気になって
読む手が止まりませんでした!
嫌〜な余韻がまたいい!!
短編集、どの話も
そーくるかぁ!って
楽しめます。
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漫画で既読。やっぱり設定が現代だとリアルで面白い。
普通だとなかなか思いつかないよこんなこと…
それからどうなるの?!と惹きつけてやまない設定ばかりで内容は知っていても一気読みできてしまった。人にも割と勧めやすく読書苦手な人でも楽しめるんじゃないかなあと。
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結城真一郎さん 初めて読む作家さんです。
『YouTuber』『マッチングアプリ』『リモート飲み会』『精子提供』『中学受験』をテーマ!?にした短編集。どのお話もあるはずないのに…なんとも言えない読後感。ヤバかったです。
個人的には『マッチングアプリ』『精子提供』が好きです…あぁ『リモート飲み会』も好きかな。
結城真一郎先生の長編も気になってしまいました。
読んでみようかな…
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現代でのみ成り立つ,身の回りのニュースを題材に,どんでん返しミステリの連作がまとめられる.ライトなミステリ好き読者にどんでん返し推理を体験して貰う,謎解き例題集のような立ち位置.
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いわゆる「どんでん返し」系を読みたい人にはオススメできる一作。
各作品には「返し」が二つ以上用意されている。Aだと思っていたらBで、最後にCになった!!みたいな、ラストに2回驚かすように設計されていたのが好印象。ちなみに作品の内容的にはいわゆる「ヒトコワ」系で、対象読者層はかなり幅広そう。どの作品もどんでん返しのクオリティが高く、面白かった。
というわけで⭐︎4つ。
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現代っ子ミステリーの決定版!
サクッと読めて、ゾワッとする短編集。
中学受験の家庭教師、マッチングアプリ、妊活、リモート飲み会、YouTube。
それぞれをテーマにした5編の短編集。
テーマもさる事ながら、現代っ子だな〜という印象。
1つ目の家庭教師の話が個人的に一番衝撃だったかな。
短編ながら、各話で頭フル回転してのめり込んでしまう。
楽しかったです。
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先が読める内容になっていて緊張感は余りなかった。
ストーリー自体も特に変わった内容ではなくあるあるな感じ