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●なぜ気になったか
140字小説ってなんだ? そんな少ない文字数で小説なんて書けると思えないのだけれど、著者は10年以上書いているとのこと。本当に小説の体をなしているのか読んで確認してみたい
●読了感想
140字小説、不足感が拭えず僕にはあわなかった。多くの人と短い時間で少ない言葉を交わし自分のイメージで広げる世界よりは、ひとりの人とじっくり言葉や考えを交わし、自分だけでは考えられない世界が広がるほうが好きだから
#言葉の舟
#ほしおさなえ
24/4/26出版
https://amzn.to/3xRDsuV
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すっかりぺけたから離れていたので星々なんて活動は知らなかった。
この間の占いの結果のこともあるし、参加してみたいな。
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本書の著者、作家のほしおさなえ氏は、10年以上前から140字小説を書き、すでに800編を超える作品を発表している。
ツイートではなく小説を書くことについて、「ふつうのつぶやきではなく、物語だったからこそ書けたこともたくさんありました。物語には不思議な力があるのです。民話やむかしばなしが時を超えて語り継がれてきたのも、物語の力によるものなのかもしれません。」(13ページ)と記している。
以下、私見。
哲学者カントは、「他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること」を自律と言った。
であるならば、無尽蔵に文字を書き連ねることができるネット空間において、あえて140字という字数制約の中で小説を書くことも自律と言うことができよう。
日本語は140字のSNS媒体に親和性が高いと聞く。
表意文字である漢字は最少文字数で意味を伝えることができ、また、表音文字であるひらがなとカタカナを使い分けることで意思のニュアンスを伝えることができるからだ。
制約があるからこそ工夫が活きる。工夫を重ねるからこそ成長がある。
わたしが、この本を手にしたのも、著者の小説を読み、その世界に愛着を感じ、文章の教えを乞いたいと思ったからなのかもしれない。
本書は、140字小説の読み方、書き方、活版印刷で世に送り出す方法などが書かれている。
140字小説という言葉の舟を作って発表し、自身の言葉や気持ちの変化・進化を楽しむ船出をしてみてはいかがでしょうか。
言葉を選び、字数制限の中で伝えたいことを小説にする作業は、まさに自律の活動だと思うのですが。
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140字で伝えられること。
各々が何を思って書いたのか、その時の想いを知る事によって作品を見る目が変わってくるだろうな。