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シェア型書店が舞台の物語。棚のスペースを借りて、棚主と呼ばれる人たちが各々の売りたい本を並べる書店。
本の楽しみ方は人それぞれ。
誰かに自分の推し本をおすすめする。感想をSNSに投稿する。読書ノートを書く。作家の伝えたいことを読み解く。自分の内面を振り返る。考えたことを作品としてアウトプットする。好きなレビュアーの推し活をする。棚主になってみる。
どれも読書好きに刺さるワクワクを提供してくれる!
各章の主人公たちが、次の章にも登場して、少しずつ人の縁が繋がっていく展開が素敵。
他人がもたらす何かが、それぞれの人の価値観や興味関心を広げ、深めていくきっかけになる。そこに、人生の面白さを感じた。
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話の語り手が1話毎に入れ替わっていて、面白い。フレールに行きたい。棚主になりたい。
書店が減っている現在、ゆっくり背表紙を眺める時間が欲しいと願います。
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シェア型書店フレールに訪れる人にまつわる連作短編だと思ったらちょっと違ったけど、登場人物が少しずつつながっていて、その中心にフレールがある感じがよかった。
フレールのオーナーや棚主さんたち、看板猫の「すみ」
みんな好き。
修学旅行で訪れて、推しの棚の本を根こそぎ買っていく高校生、豪快で好き。帰宅しての、母親や祖母との関係がどうなっていくか心配だったけど、うん、あれならきっと大丈夫。
最後、一周したみたいにフレールが舞台戻って、みんな少しずつ前に進んで変化していたのが素敵だった。
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シェア型書店。
ちょうどこの前神保町でその書店さんを見かけた。面白いなぁ〜と見ていたので興味深かった。
本から人と人との縁が繋がり、広がっていくのは素敵だなぁ。
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シェア型書店の棚主同士の出会い、繋がり、縁の物語。
私ならこんな棚にするかな、と考えつつ読了 。
本棚ってその主の頭の中を覗いているような感じだから、人に見せるものではないと思っていたけど。
ほんの少しさらけ出すと、こうした繋がりや広がりが有るかも知れない。
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感想
自分の中身。見せたくない部分もあるのかも。でも他の人のは覗きたい。外に向かって自分を開いてみる。たくさんの人たちが集まってくる。
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棚ひとつひとつに棚主の想いがあって、その棚との出会いで何かが始まったり。
短編のひとつひとつがシェア型書店の棚主それぞれの世界であり、その棚からまた広がった世界がある。
上手く言えないのですが、シェア型書店を本の形で体験させてもらったような、そんな気持ちになりました。
#読書記録 #佐鳥理 #書棚の本と猫日和 #ことのは文庫
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一箱書店なら本のイベントで見たことがあったのでシェア型書店も想像しやすかった。
本の選び方も感想の書き方も考えさせられた。
啓一さんのような感想は書けそうにないけども。
男性の方に人気あるとか評されていたけれど、作中は女性二人から熱烈に慕われてたなあと。
個人的には聡子さんと凛太郎くんの行く末をニマニマしながら眺めたいところ。
新宿のシェア型書店から話はどんどん広がって、まさかわたしの地元の岡山にまで発展。
地元弁もばっちり出てきて、本当にびっくりしました。
本好きの輪も熱量も容易に物理的距離を飛び越える、それが嬉しかった。
岡山の話で出てきた家族は少し殺伐したシーンもあったけれど。
本がきっかけでいい方向に進んで欲しいと思う。
少なくとも、お祖母様はうきうきして可愛らしかったので、棚主続くといいなあ。
変わった書店の物語ながら、背景がかなり異なるキャラが出てくるので、様々な物語を読んだような満足感がえられる読書だった。
キャラから次のキャラへバトンが繋がるのもまたいい。
シェア型書店ならではの手製本や折本も登場して、創作経験のある人にも刺さる物語ではないかと思う。
自分ならどんな棚にするだろうか、そんな想像もして、読後も楽しめる素敵なお話でした。
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想像してたのとは違ったけど、シェア型書店「フレール」を介しての本や人との出会いが良かった。
個人的に哲一の書く書評に興味があります。
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本や本棚を通して繋がる縁の物語
シェア型書店というものをこの物語で知りました
あと、登録していたブクログを生かしてみようと思ったのもこの作品のおかげ
本って一人で読むものだけれど、シェアすることで他の人と
もしかしたらまだ会ったことの無い人と出会うきっかけになるかもしれない
そしてまた新しい作品と出会う可能性がある
素敵なツールだなぁと感じました
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新宿のシェア書店を舞台にした連作小説。本を通じて繋がる物語の中でも、第四話から第五話の流れが特に好き。小夜香のクセが強いながらも正直なキャラクターに惹かれます。岡山の孫と祖母も素敵。本に込めた思いが伝わるのを見届けました。
何気に看板猫の成長物語でもありました。