大家さんと僕
著者 矢部太郎
1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、奇跡の実話漫画。
大家さんと僕 これから(新潮文庫)
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2024/08/01 08:24
寂しくてしかたがない・・・
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ページをめくるたびに大家さんが
小さくなっていくように思えて
別れが近いことを感じながら読み進める。
そして別れは突然で、
それがあまりに美しくて悲しかった。
大家さんと僕 これから
2023/06/10 20:20
孝行息子ならぬ孝行借りて?!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作も読みましたが、お二人の思い出の数々。
しかも、大家さんが出版を我が子の事のように喜んでくれて、本当に良い波長の関係。
晩年に自分のことがマンガになって、親切な大家さんとして世の中に知られるとは思っても無かったでしょうから、大家さん孝行をなさった感じですね。
矢部さんの温かい心も伝わってきます。
大家さんと僕 これから
2023/03/02 23:02
血のつながらない親族
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大家さんと僕」の続編です。
相変わらずユニークな大家さんと、
大家さんに対する反応が面白い矢部さんのお話です。
今回は大家さんの戦時中のお話や
大家さんが足を骨折してしまい、入院したりします。
前回は、1階には必ず居た大家さんが居ない日々。
できるだけ、お見舞いに行こうとするも
大家さんは家を売って、施設に入ることを選びます。
病院で看護師さんに
「ご親族の方ですか?」と聞かれ、あたふたする矢部さんに
「血のつながらない親族」
と返す大家さん。つい泣きそうになりました。
もう、大家さんと矢部さんは親族なんです。
この絆は、ずっと続いていく。
大家と借主の関係を超えた、素晴らしい本でした。