春のこわいもの
著者 川上未映子
感染症大流行前夜の東京――〈ギャラ飲み〉志願の女性、ベッドで人生を回顧する老女、深夜の学校へ忍び込む高校生、親友を秘かに裏切りつづけた作家……。東京で6人の男女が体験する甘美きわまる地獄巡り。これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに。『夏物語』から二年半、世界中が切望していた新作刊行!
春のこわいもの
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
春のこわいもの
2022/04/24 11:33
パンデェミックの春の時間
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
陽射しが暖かく、北国にも桜の開花の話題が聞こえてくる。
そんなのどかな季節に、うすら寒く、嫌な汗をかくような物語に浸った。
ここではない所に、自分が持っていかれてしまう、心地よさと薄気味悪さ。
小説を読む醍醐味が詰まった一冊。
久しぶりに感じた読後感。
ふりかえると、しばらく感じたことが無かった。
何故だろう。
最近読んだ本にも、よいものが沢山あったはず。
読んでいる間、自分が物語の中に引き摺り込まれてしまった。
ひさしく無かった読後感。
川上未映子
春のこわいもの
2022/03/31 08:58
さすがです☆
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっつー - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きづらさを抱える人たちの生活を絶妙にトリミングして我がことの様に読ませてくれる6遍。どれもお気に入りですが、第1編「青かける青」の息苦しさとそれに答える第5編「プルーインク」のほろ苦さ、第6編「娘について」他者との関係性の中で向き合う腹黒い自分に嫌な汗が噴き出す感じが良かったです。
人生死ぬまで修行、苦労しながら生きるのが楽しみになりました。
2024/03/11 22:42
コロナ禍
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは今頃、レビュー、感想を書いてますけど、コロナ禍に読了したので、ちょっとレビューは書きにくい時期でした。内容は、なんだか、ニアミスみたいなのもあれば、こういう事あるよね、みたいな感想のもありました。