管見妄語
著者 藤原正彦
大局観なきまま国民のご機嫌とりにいそしむ政治家たち。他人の不幸はお構いなし、己の利益にのみ躍起となる見苦しい民主主義。「惻隠」「羞恥」「捨身」といった、かつての美風を忘れつつある日本人――。愚かなる暗雲が垂れ込める今を憂え、その本質に鮮やかに切り込む藤原節の真骨頂! 「週刊新潮」人気コラム、待望の電子化。
管見妄語 失われた美風(新潮文庫)
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知れば知るほど
2020/06/23 10:20
いつ読んでもおもしろい
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:atticus - この投稿者のレビュー一覧を見る
週刊新潮に連載されていたエッセイをまとめたものであるが、現在はこのエッセイは終了している。誠に残念なことで、そのために週刊新潮を買わなくなってしまった。
特に面白いのは外国での経験、外国の友人との経験である。たとえば「出会ったイギリス人の誰一人として自分をヨーロッパ人と思っていない。」という言葉には、納得させられた。日本人でも自分を「アジア人」と思っている人は確かにいない。
また、諏訪での「源次さん」との交流は、ほのぼのとしているばかりでなく、悲しい気持ちになるがそれだけ心に残る。
グローバル化の憂鬱
2018/02/23 00:01
正論を堂々と!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の本件エッセイシリーズは3冊目であるが、いずれも幅広い論点を説得力ある正論を正々堂々と述べている。ここまではっきり述べられるのはあっぱれである。政治家、評論家、マスコミ関係者たちに読んでもらいたい。
とんでもない奴
2018/01/27 00:43
納得せざるを得ないエッセイ集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のエッセイは正しく正論であり、標的の中心を射抜くような鋭い指摘には、いつものことながら納得の連続である。確たる具体的な根拠もなく、自己の主義主張だけで批判・批評を行う評論家やジャーナリストと対極の関係にある。深い洞察力と具体的実証と現実を踏まえた確たる信念、真実を見抜く力を持った人間だからこその言葉だと思う。