物語 東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
著者 河合信晴 著
ドイツは第二次世界大戦の敗北後、東西に分裂する。ソ連の影響下、社会主義国として四〇年にわたり存在したのが東ドイツである。東西統一後、東ドイツは、非人道的な独裁政治やシュタージといった秘密警察の監視など、負の側面ばかり強調されてきた。本書は、ベルリンの壁崩壊後に明らかになった史料から、楽観的で無責任な指導部、豊かさを求めて声を上げる民衆など、壁の向こうの実験国家の実態と全貌を描く。
物語 東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
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物語東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
2023/08/25 20:34
物語 東ドイツの歴史
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在では西ドイツに比べて遅れていた共産国家というイメージがあるが、当時の東側諸国のなかでは仕方がなかったのか、という気もしてきた。ソ連から安く資源を輸入し、それを加工するため、ソ連に余裕がなくなり、自立を求められると、立ちゆかなくなるというのも納得。
意外だったのは、請願制度があり、返答が義務付けられていたということ。
物語東ドイツの歴史 分断国家の挑戦と挫折
2023/02/11 18:05
実験国家の実態
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投稿者:ホーネッカー - この投稿者のレビュー一覧を見る
趣味で冷戦期のドイツについて調べているときに出会いました。わかりやすい図表や写真とともにまとめられていて読みやすかったです
2022/03/15 16:13
東ドイツとは何だったのか
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
東ドイツは常に西ドイツの経済状況と比較された。当局は西を追い抜くと非現実な目標を掲げ続けるも国民には正しい情報を与えなかった結果、矛盾が大きくなり崩壊するまでの過程が興味深い。旧東独の経済状況は現在にも影響があり考えさせられる。