後宮の男装妃
著者 佐々木禎子(著)
双子は不吉のしるし――。翠蘭は大商人の娘として生まれながら、山奥に預けられ、武道にあけくれて、たくましく育った。しかし突如病弱な姉の代わりに十八嬪として後宮入りすることに。数々の型破りな言動のおかげで皇帝・義宗から変わり者認定された翠蘭は、後宮で人々を脅かす幽鬼の正体を探るよう命じられる。「夜伽を命じられるよりはまし」と、時には山で会得した知識を駆使し、時には大剣を振り回して真実に迫っていく。男装妃と美形皇帝の男女逆転!? 中華後宮ファンタジー。伝説の妃嬪の物語が、いま始まる!
後宮の男装妃、霊廟を守る
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後宮の男装妃、幽鬼を祓う
2022/01/02 22:04
主役二人が全然心惹かれない
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不吉な双子の片割れとして山で育てられた主人公が、双子の代わりに後宮入りし「おもしれー女」扱いで皇帝に後宮で起きてる幽鬼事件の解決を命じられて奔走する中華風ファンタジー。
ヒロインにガチの幽鬼を斬るような能力がないのは珍しいかな?
現状ヒーローにもヒロインにも魅力はないが、無鉄砲だったり傍若無人だったりしすぎる態度にイラッとしながら読んでたら、皇帝によって彼女にはそもそも自分を大事にするつもりがなく打首になっても別に構わないがゆえ好き勝手してるんだと明かされたのは納得できた。
しかし属国なのに皇帝はおかしいでしょ。
150年前の戦争で負けて属国になってから、主国から嫁いでくる皇后が政治の実権を握ってて皇帝は傀儡にすぎず、子供の頃から主国で教育を受けて、血を繋ぐために後宮のある属国に戻される。
という皇族の設定はなかなか珍しいけど、現状本当に主人公ヒロインも皇帝ヒーローもどこに惹かれたらいいのかわからないくらいに魅力を感じないのが非常に残念です。